「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

ネタバレ無しで名作映画を紹介。Amazon公式サイトでショッピングも楽しめます。

鉄板映画:『愚なる妻』(1922年:エリッヒ・フォン・シュトロハイム、デュ・ポン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」米国公使の妻がうさんくさいロシア貴族に目を付けられてしまうサスペンス映画。キャラクター、火事、カジノのシーンに注目です。

1.ストーリー
モナコモンテカルロに住む三人のロシア貴族がカネ欲しさにアレコレ企む。

2.キャスト
エリッヒ・フォン・シュトロハイム(ロシア貴族)
モード・ジョージ(ロシア貴族)
メイ・ブッシュ(ロシア貴族)
デュ・ポン(米国公使の妻)
ルドルフ・クリスチャン(米国公使)

3.注目のシーン
モナコ
モンテカルロは繁栄している町。娯楽に恋愛。そんな町にはいかがわしい連中が付き物。ロシア貴族のヴワディスワフ・セルギウス・カラムジン伯爵(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)と従姉妹のオルガ・ペチニコフ公爵夫人(モード・ジョージ)&ヴェラ・ペチニコフ王女(メイ・ブッシュ)。この三人は豪華な暮らしをしているが、実は金欠。ベントゥッチ(チェーザレ・グラヴィーナ)という男に作らせたニセ札をバクチで本物のカネにすり替える手口で生活してきた。

②米国公使の妻
モナコに赴任してきた米国特使アンドリュー・J・ヒューズ(ルドルフ・クリスチャン)。穏やかな性格の男で、年齢は41。21歳の若い妻ヘレン(デュ・ポン)を深く愛す。そんなヘレンにカラムジンが目を付け、カネを巻き上げようと計画。

③キャラ
カラムジンをサポートしてきた召使いのマルシュカ(デイル・フラー)はカラムジンを愛し、結婚を望んでいる(その気もないのにカラムジンは結婚をチラつかせる甘い言葉でマルシュカを利用してきたのだろう)。長年貯えたカネをカラムジンに差し出したが、裏切られていることを確信する。ベントゥッチはいかがわしい男だが、身体が弱い娘マリエッタ(マルヴィナ・ポーロ)を心から大事にしてきた。

4.感想
ピアノ音楽と字幕の無声映画。バカすぎる人妻がアレコレやらかす話、ではなく、怪しいロシア人がまだまだ純情な若い人妻に接近する話。当時としては相当な予算で制作されたそうで、かなりの長編になる予定だったとか。詐欺で食っているロシア貴族。ぜいたくや逃走資金を確保するためにまだまだカネが必要、ということでカモを捜す。米国特使の若妻ヘレンは格好のターゲット。わざとらしく道に迷ったフリをしてカラムジンはヘレンを抱こうとしたり、ヘレンがカジノで得た大金を巻き上げようとしたり。邪悪な試みの行方は? 見所は、ロシアの詐欺トリオ(朝食に牛の血を飲む変わった連中)、モンテカルロの町並み(カリフォルニアにモンテカルロを再現。ヨーロッパから車を輸入して欧州の雰囲気を作った)、嵐の中の出来事&ヘンなバァさん、カジノのシーン、セレブが集うバクチ場、火事、ヒューズの怒り、ロシア人の運命。なかなかのクズ、カラムジン伯爵に注目です。

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鉄板映画:『めまい』(1958年:ジェームズ・スチュアート、キム・ノヴァク)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」高所恐怖症の元刑事が旧友の妻を尾行するサスペンス映画。謎の行動を取る女&その目的、サンフランシスコの町並みに注目です。

1.ストーリー
アクシデントにより高所でめまいを起こすようになってしまった元刑事が旧友からの頼みで彼の妻を監視することになったが・・・。

2.キャスト
ジェームズ・スチュアート(元刑事)
キム・ノヴァク(旧友の妻)
トム・ヘルモア(旧友)
バーバラ・ベル・ゲデス(元婚約者)

3.注目のシーン
①主役
刑事だった頃、ある犯罪者を追ったジョニー(ジェームズ・スチュアート)だが、自分のミスにより同僚の警官がビルから墜落死。そのことで高所恐怖症になり、警察を退職。そんな状況で長いこと会っていなかった学生時代の友人エルスター(トム・ヘルモア)からの頼み。それは「妻の行動がおかしい。どこで何をしているのか調査してほしい」というもの。最初は断ったが、依頼に応じることに。

②旧友の妻
エルスターの妻マデリン(キム・ノヴァク)は「死」に取り憑かれている女。その原因は彼女の先祖カルロッタ・バルデス(スペイン人)が悲しい死に方をしたことにあるが、マデリンはカルロッタのことを知らない。カルロッタの墓、肖像画を展示している美術館などカルロッタに関係のある場所を訪れるマデリン。しかし、そのことを全く覚えていないという。若くして認知症なのか、それとも・・・。

③キャラ
エルスターは造船会社の社長だが、それは妻の一族から受け継いだもの。ジョニーの元婚約者ミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)は今では下着のデザイナーで、美術が趣味。今でもジョニーを愛しているが年齢的なこともあり、ジョニーとは結婚することなく友人のような関係。

4.感想
アルフレッド・ヒッチコック監督作。まるで前編と後編になっているかのような映画。そのため少し長めの128分。サスペンスなのであまり内容を説明できませんが、有名すぎる作品であるため結末も有名。謎の女マデリン。夢遊病のように行動し、自分が何をしたか全く覚えていない。そんなことがあり得るのだろうか? 「現実にしたことを覚えていない」という症状。精神医学の分野に属すようなテーマの内容。ジョニーがいつの間にか旧友の妻マデリンを本気で愛してしまうということで「不倫」もテーマであります。また、あるハプニングからスッカリやつれたジョニーが町で見かけた美女の後をつけてアパートの部屋を訪ねるという「ストーカー」な映画でもあります。不可解な出来事、ハプニング、一連の出来事の真相。ストーリー展開で引きつける映画。見所は、冒頭の墜落事故、サンフランシスコでの尾行、カルロッタの肖像画金門橋での出来事、不倫の描写、教会でのハプニング、ジョニーが見た悪夢(アニメ、特殊効果)、ストーカーと化すジョニー(危ない表情に)、美女とのデート、全ての真相。

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鉄板映画:『裏窓』(1954年:ジェームズ・スチュアート、グレース・ケリー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アパートの住人が向かいのアパートの男を怪しむサスペンス映画。人々の日常生活、セリフ、高まる緊迫感に注目です。

1.ストーリー
足を骨折して自宅で療養中の男が向かいのアパートに異変を感じ取り・・・。

2.キャスト
ジェームズ・スチュアート(カメラマン)
グレース・ケリー(恋人)
セルマ・リッター(看護婦)
ウェンデル・コーリイ(刑事)
レイモンド・バー(向かいに住む男)

3.注目のシーン
①主役
事件・事故が専門のスクープカメラマンのジェフリー(ジェームズ・スチュアート)。カーレースの撮影で骨折し、アパートで療養中。あと一週間ほどで快復の見込みだが、退屈で仕方がない。向かいのアパートの住人の暮らしぶりを眺める毎日。ある雨の日の深夜、向かいのアパートに住むソーワルド(レイモンド・バー)がカバンを持って何度も外出するのを不審に思い・・・。

②キャラ
カネ持ちの「お嬢様」で若いモデルのリザ(グレース・ケリー)はなぜか理屈っぽい中年男のジェフリーを愛する。ジェフリーの世話をする看護婦ステラ(セルマ・リッター)はよくしゃべるオバサンで、ジェフリーが向かいのアパートを覗くのをたしなめる。刑事ドイル(ウェンデル・コーリイ)はジェフリーの旧友だが、「ソーワルドが妻を殺した」と語るジェフリーを取り合わない。ソーワルドはセールスマンだが、妻が体調不良。他に、向かいのアパートの住人たち(ビキニの女、孤独な中年女、暑さのためベランダで寝る夫婦、新婚さん、作曲家、男の出入りが多い女、ほか)。

4.感想
アルフレッド・ヒッチコック監督作。説明不要の古典的名作。オチは皆さん、ご存じ。しかし、サスペンス作はストーリー展開が見せ場のため、説明はそこそこに。ムシ暑い日々。骨折で動けないジェフリーは退屈。向かいの住人ソーワルド夫妻を見ているうちに様々な想像。刑事はそんなジェフリーの想像を「妄想」と斬り捨てるが、真相はいかに? ソーワルドの行動などストーリー的にはツッコミどころもある内容ですが、ジェフリーの人間関係、想像力、ピンチが見せ場の傑作。見所は、会話のシーン、人々の暮らし、やたら美しいグレース・ケリー、真夜中の出来事、ソーワルドを調べるリザ&ステラ(ムチャな行動)、犬の死、ソーワルドを脅す作戦&その結果。リザによると「女は好きなバッグはベッドの横に置く」「旅をするときは宝石も一緒で、自宅に置いておかない」そうだ(そうなんですか?)。「動けないつらさ・恐怖」を描いた映画は他に、デンゼル・ワシントンアンジェリーナ・ジョリーボーン・コレクター』(1999年)もあります。

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鉄板映画:『ダイヤルMを廻せ!』(1954年:レイ・ミランド、グレース・ケリー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」妻を許せない男が人を雇って妻を亡き者にしようとするサスペンス映画。完全犯罪計画、ハプニング、しつこい警部に注目です。

1.ストーリー
かつてトップクラスのプロテニス選手だった男。妻の過去の不倫をどうしても許すことができず、ワケありの男を雇って妻を始末しようとするが・・・。

2.キャスト
レイ・ミランド(夫)
グレース・ケリー(妻)
ロバート・カミングス(不倫相手)
アンソニー・ドーソン(金欠男)
ジョン・ウィリアムズ(警部)

3.注目のシーン
①主役
かつてトップクラスのプロテニス選手だったトニー(レイ・ミランド)。今ではテニスをキッパリ辞め、スポーツ用品を扱う仕事。しかし、現役だった頃に妻マーゴ(グレース・ケリー)が推理小説作家マーク・ハリディ(ロバート・カミングス)と不倫をしていたことに気付き、その復讐を計画してきた。

②完全犯罪計画
学生時代の先輩スワン(アンソニー・ドーソン)を脅してマーゴを殺させようとするトニー。スワンは手癖の悪い男で、学生時代にカネを横領。刑務所に入ったことや薬を使って女性を殺害した疑いもある。それをネタにスワンを脅し、アリバイを用意した完全犯罪をトニーは実行しようとする。

③警察
事件発生。捜査を担当するのはハバード警部(ジョン・ウィリアムズ)。刑事コロンボばりのしつこい男で、鍵がどうのこうの、カバンの大金がどうのこうの、といった感じで「おトボけ」を入れながら質問し、トニーに揺さぶりをかける。

4.感想
アルフレッド・ヒッチコック監督サスペンス。ストーリー展開が見せ場の映画のため、あまり内容を説明できません。いわゆる「完全犯罪」の話。アレコレ考えた計画を実行しようとするが、予期せぬハプニングで計画が狂ったり、妙な言い訳を考えたり、いらんことして墓穴を掘ったり。『刑事コロンボ』でピーター・フォーク演じる「コロンボ」が細かいことを質問して犯人を追い込む演出がありますが、この『ダイヤルMを廻せ!』に登場する「ハバード警部」はまさにそういうタイプ。「完全犯罪」にしようとすればするほどハプニングがあった場合、その辻褄を合わせようとアレコレ語ったりする犯人。ハバードやコロンボのような経験豊富な刑事からすればそんな付け焼き刃なウソなど簡単に見抜く。実にバカなトニー。妻を許せないのはわかりますが、その解決策が愚かすぎる。自信タップリな態度が崩れていく流れが見せ場。マーク・ハリディとかいうのも妙な奴。所詮、人妻と不倫した奴に過ぎないのに調子に乗った態度(コイツが一番悪い奴なのかもしれない)。マーゴは夫を裏切った女で、「悲劇のヒロイン」ではない。キャラ設定に問題がある作品ですが、「トニー vs. ハバード」の攻防に注目の作品です。

アンソニー・ドーソン:『007 ドクター・ノオ』の「デント教授」役でおなじみ(「スミス&ウェッソンは6発だよ」のシーンが特に有名)。

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鉄板映画:『見知らぬ乗客』(1951年:ファーリー・グレンジャー、ルース・ローマン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」テニスプレーヤーがイカれた男から「交換殺人」を提案されてしまうサスペンス映画。卑劣な奴の手口、ストーリー展開に注目です。

1.ストーリー
妻と離婚したいテニスプレーヤーが列車で妙な奴から「ある提案」をされて・・・。

2.キャスト
ファーリー・グレンジャー(テニス選手)
ルース・ローマン上院議員の娘)
パトリシア・ヒッチコック上院議員の娘)
ケイシー・ロジャース(妻)
ロバート・ウォーカー(卑劣な奴)

3.注目のシーン
①主役
このところ好調のテニスプレーヤー、ガイ・ヘインズ(ファーリー・グレンジャー)。恋人は上院議員の娘アン・モートンルース・ローマン)。しかし、ガイには妻ミリアム(ケイシー・ロジャース)がいる。ミリアムは性悪な女で、他人の子を妊娠中。ミリアムと別れてアンと再婚したいとガイは希望するが・・・。

②悪役
そんなガイに列車でなれなれしく話しかけるブルーノ・アントニーロバート・ウォーカー)。上流階級の「おぼっちゃま」で働いたことがないブルーノは父に「仕事しろ」と命令され、父を殺したいぐらい憎んでいる。

③交換殺人
妻と別れたいガイ。父を殺したいブルーノ。ブルーノはガイに「妻を殺してやるから、お前はオレの父を殺せ」と提案。ガイは拒否したが、後日ブルーノは夜の遊園地で男たちと遊ぶミリアムをつけまわす。

④キャラ
ガイはマジメな男。ブルーノはワガママで卑劣。アン・モートンは鋭い勘を持っており、ガイの悩みを察知。アンの妹バーバラ(パトリシア・ヒッチコック)は口数の多い女で、見た目がミリアムに似ている。アンの父(レオ・G・キャロル)はイマイチ役に立たない。ガイを尾行する刑事たちはミスを連発。ブルーノの父は厳格、母は少し頭がおかしい。

4.感想
アルフレッド・ヒッチコック監督作で、娘が目立つ役どころで登場(ヒッチコックは例によってチョイ役)。妙な映画。ブルーノとかいう奴。初対面なのに殺人の話をガイに持ちかける。当然、ガイは拒否するが、ブルーノのしつこさに困惑。その結果は? ストーリー展開が見せ場の映画のため、あまり内容を説明できません。ブルーノのイカれた提案&その結果、登場キャラの性格が見せ場。見所は、初対面のガイとブルーノ、ガイとミリアムの会話、遊園地での出来事、大ボケなコリンズ教授、セレブのパーティでの出来事、メリーゴーランド&ライター。

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鉄板映画:『断崖』(1941年:ジョーン・フォンテイン、ケーリー・グラント)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」いい加減な男と結婚した女が夫のウソに振り回されるサスペンス映画。ダメ男のダメっぷり、不安心理の高まりに注目です。

1.ストーリー
婚期を逃した女が女好きの男と結婚したが、予期せぬ出来事の連発に困惑し・・・。

2.キャスト
ジョーン・フォンテイン(妻)
ケーリー・グラント(夫)
ナイジェル・ブルース(夫の遊び仲間)
オリオール・リー(探偵小説作家)
セドリック・ハードウィック(妻の父)

3.注目のシーン
①主役
婚期を逃したリナ(ジョーン・フォンテイン)。男とは縁が無かったが、「女好きの遊び人」と評判のジョニー・エイスガース(ケーリー・グラント)からアプローチ。内心では一人が寂しかったリナはジョニーの明るさに引かれて、結婚。

②ダメ夫
なかなかエエ加減な奴のジョニー。身なりは良いが、文無し。借金でカッコつけて生きてきた。リナの実家の家宝を勝手に売ったり、高価な物を派手に買ったり、不動産開発計画を友人ビーキー(ナイジェル・ブルース)と組んでブチ上げたり。リナと結婚したのは、もちろん財産目当て(クズ)。リナは事情を知って離婚を決意するが・・・。

③キャラ
ビーキーはフザけた奴だが、酒(ブランデー)が弱点。リナの父(セドリック・ハードウィック)はジョニーが「放蕩息子」であることを知っているため、ジョニーを嫌悪。探偵小説作家イソベル(オリオール・リー)はジョニー&リナの知人で、殺人について詳しい。メイドのエセル(ヘザー・エンジェル)はジョニー&リナに忠実。

4.感想
アルフレッド・ヒッチコック監督作。第14回アカデミー賞ジョーン・フォンテインが主演女優賞を受賞した作品。しかし、世の中にはエエ加減な奴がいるもんです。ピシッとした身なりで、裕福な男なのかと思ったら・・・。ジョニーは働いたこともない男。借金してバクチして(たぶん、負けてばかりなのだろう)。そんな男に引っかかったリナ。美人ながらマジメで男には縁が無かったことが災い。遊んでいる女も困りますが、全く男を知らないのも危険。ウソついてばかりで、妙に毒物に関心を持つ夫。周辺の人物の死。保険会社からの手紙。そういったことから夫が自分を殺してカネを手に入れようとしているのではないか、とリナは疑う。その結末は? 見所は、お調子者のジョニー(妙に口が上手い。「けしからん奴の見本」として参考にされたい)、鋭いリナの父(死後もジョニーを監視)、舞踏会のシーン、ジョニーの裏切り&リナの失望、遺産分割のシーン、警察の事情聴取、イソベル一家との食事会、崖を猛スピードで車を走らせるジョニー。

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鉄板映画:『ポネット』(1996年:ヴィクトワール・ティヴィソル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ママを事故で亡くした幼い少女が「ママとの再会」を神様に祈るドラマ映画。少女の願い、周囲の人々の反応に注目です。

1.ストーリー
交通事故でママを亡くし、自身も左腕をケガした4歳の少女。ママの死を理解できず、「また会いたい」と思いを募らせる。

2.キャスト
ヴィクトワール・ティヴィソル(少女)
グザヴィエ・ボーヴォワ(パパ)
マリー・トランティニャン(ママ)
デルフィーヌ・シルツ(いとこ)
マチアス・ビューロー・カトン(いとこ)

3.注目のシーン
①主役
幼いポネット(ヴィクトワール・ティヴィソル)。ママ(マリー・トランティニャン)が運転する車で事故。ママは亡くなり、自身は左腕を負傷。突然ママがいなくなったことが理解できず、神様に「ママとの再会」を祈る。

②キャラ
妻を亡くして同じく寂しいパパ(グザヴィエ・ボーヴォワ)は仕事もあり、いつまでも悲しんでいるわけにはいかない。パパの姉にあたる伯母さん(クレール・ヌブー)はポネットの悲しみを受け止めようとする。伯母さんの子でポネットのいとこにあたるデルフィーヌ(デルフィーヌ・シルツ)とマチアス(マチアス・ビューロー・カトン)は「ママとの再会」を希望するポネットとは考えが合わない。特にマチアスは「人は死んだらそれっきり」「二度と会えない」と語る現実主義者。ユダヤ人の少女アダ(レオポルディーヌ・セール)はイエス様などの宗教に詳しく、ポネットに「死者の復活」について語る。

4.感想
不思議な映画。ママが死んだことが理解できない少女。ママとの再会を望んだり、それが無理なら死んでしまいたい、などと考える。同じ学校の少女から「死者の復活」を教えてもらい、丘に行って祈るが、その結果は? 当時、5歳だった美少女ヴィクトワール・ティヴィソルが主役を演じた作品。あまり書くとネタバレになってしまうので説明はそこそこに。「超えられないトラウマ、苦悩」は誰にでもあります。パパやママと一緒に暮らすのが当たり前の生活をしてきたポネットにとって「ママがいなくなり、永遠に会えない」というのは到底受け入れられないでしょう。小さい心では受け止められない大きな出来事。ポネットをそれをどう克服するのか? 主役は「4歳の少女」ですが、大人に置き換えてみても通じる「深い映画」です。

マリー・トランティニャン:父は俳優のジャン=ルイ・トランティニャン、母は映画監督のナディーヌ・トランティニャン。個性的な人だったらしいが、最期は悲惨な目に遭って世を去った。

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