「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:クリント・イーストウッド特集(3)「妙な尼さん&メキシコ人の土地」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」流れ者がメキシコ・ゲリラと共闘する『真昼の死闘』、牧場主の男がシノーラの町での土地争いに巻き込まれる『シノーラ』を紹介します。

真昼の死闘(Two Mules for Sister Sara)

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映画チラシ

1.ストーリー
流れ者の男がメキシコ・ゲリラに加勢し、フランス軍と戦う。
(1970年公開)

2.キャスト
クリント・イーストウッド(流れ者)
シャーリー・マクレーン(尼)
ノロ・ファブレガス(メキシコゲリラ)

3.注目のシーン
①主役
二大スター作品。流れ者のホーガン(クリント・イーストウッド)はカネしか信用しない男。尼のサラ(シャーリー・マクレーン)はメキシコのゲリラを支援してフランス軍に追われている。三人組の男に襲われるサラを助けたホーガン。フランス軍を避け、二人でゲリラのアジトに向かう。

②アクション
ホーガン&サラがメキシコゲリラを支援するストーリー。ヤキ族に襲撃されたり、鉄橋を爆破したり。メキシコゲリラのリーダーであるベルトラン大佐(マノロ・ファブレガス)の部隊に合流し、最後はフランス軍と戦闘に。

4.感想
一風変わったバディムービー。『イーストウッドの狼たちの荒野』というタイトルでテレビ放送されたことがあるとか。「流れ者」と「どこか怪しいところがある尼」の組み合わせが個性的。サラがホーガンをぶん殴るシーン、ホーガンがサラの言葉遣いにビックリするシーンといったイーストウッドマクレーンのやりとりが見せ場。アクション的な見所はダイナマイトを使うシーン、最後の戦闘シーン。ホーガンが突き刺さった矢を抜くシーン、「サラの正体」にも注目です。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『シノーラ』(Joe Kidd)

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映画チラシ

1.ストーリー
牧場主の男がシノーラの町の土地争いに巻き込まれる。
(1972年公開)

2.キャスト
クリント・イーストウッド(牧場主)
ジョン・サクソン(メキシコ人)
ロバート・デュヴァル(白人)

3.注目のシーン
①主役
「シノーラ」という町が舞台。牧場主のジョー(クリント・イーストウッド)。「治安を乱した罪」で留置所に。裁判所に武装メキシコ人が乱入。ジョーは自分の牧場を襲われてしまう。

②悪役
武装メキシコ人を率いるチャマ(ジョン・サクソン)。白人に土地を奪われた怒りを持つ男。白人のハーラン(ロバート・デュヴァル)はメキシコ人との土地争いを武力で解決しようとする大地主。牧場を襲われた怒りを持つジョーはハーランに雇われてチャマを追うことになったが・・・。

③アクション
ジョーがメキシコ人を倒す話、ではなく、逆に味方する話。ハーランは狡猾な奴。不要になったジョーを解雇。ジョーはチャマに理解を示して共闘。ハーラン一味と銃撃戦に。瓶をぶつけて敵を倒すシーン、遠距離の敵を狙撃するシーン、列車を使うシーンが見せ場。

4.感想
土地をめぐって微妙な関係にあるアメリカとメキシコ。現在でも元々メキシコ領だった地域にはメキシカンが多く、不法入国者も多い(たぶん、永遠にその問題は続くと思われます)。『燃えよドラゴン』のジョン・サクソンがメキシコ人、『ゴッドファーザー』『フォーリング・ダウン』でおなじみのロバート・デュヴァルが冷酷な白人役で出演。ハーランの残忍さにジョーの怒りが爆発するシリアスな内容。ユーモラスなシーン(敵を倒したり、列車が使われたり)があることによってイーストウッド作品らしい個性的な映画になっています。

作品情報:各種資料より
日本テレビ水曜ロードショー』でテレビ初放送された時(1975年11月5日)のタイトルは『荒野の用心棒2』だった(DVDにはその時の吹き替えが収録されているバージョンがある。ブレーレイは吹き替えなし、とのこと)

(予告編:YouTubeより)

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