「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:クリント・イーストウッド特集(16)「変わり者の映画監督&新旧刑事コンビ」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」映画監督がアフリカでハンティングに熱中してしまう『ホワイトハンター ブラックハート』、交通課の刑事が「高級車専門の窃盗グループ」と対決する『ルーキー』を紹介します。

『ホワイトハンター ブラックハート(White Hunter Black Heart

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映画チラシ

1.ストーリー
撮影でアフリカを訪れた映画監督が撮影そっちのけでハンティングに夢中になってしまうが・・・。
(1990年公開)

2.キャスト
クリント・イーストウッド(映画監督)
ジェフ・フェイヒー(脚本家)
マリサ・ベレンソン(女優)

3.注目のシーン
①主役
映画監督ジョン・ウィルソンクリント・イーストウッド)。頑固者で、言いたいこと、やりたいことを躊躇しない男。歯に衣着せぬ態度で出資者と渡り合ったり、脚本家の女アイリーンと付き合ったり。そんな「自由人」ウィルソンがアフリカでオールロケ作品を撮ることに。エンデベ空港に到着。そして・・・。

②キャラ
ユダヤ人で脚本家のピート・ヴェリル(ジェフ・フェイヒー)。ウィルソンのアフリカ撮影に同行。女優ケイ・ギブソン(マリサ・ベレンソン)らもロケ隊に合流。

③演出
「ウィルソン」という変わり者に注目の映画。人種差別するホテルマンと殴り合い。そして、コンゴでのハンティングに夢中になったり、雨季に巻き込まれたりして撮影がちっとも進まない中、ウィルソンにショックを与える出来事が・・・。

4.感想
1951年の映画『アフリカの女王』のアフリカロケでの出来事を脚色した作品。実在の人物ジョン・ヒューストンがモデル。「ジョン・ウィルソン」という珍キャラ。人種差別に怒りをあらわにしたかと思えば、ハンティングに夢中になったりする(動物を撃つのはいいのか?)。支離滅裂なところもある「ウィルソン」という人間をありのままに鑑賞する映画。豊かな大自然&多くの動物たち、ちょっとした笑いの演出(進まない撮影に関係者がやきもき)にも注目です。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『ルーキー』(The Rookie)

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映画チラシ

1.ストーリー
交通課の刑事が新しい相棒と組んで「高級車専門の窃盗グループ」と対決する。
(1990年公開)

2.キャスト
クリント・イーストウッド(刑事)
チャーリー・シーン(刑事)
ララ・フリン・ボイル(彼女)
ソニア・ブラガ(窃盗犯)
ラウル・ジュリア(窃盗犯)

3.注目のシーン
①主役
新旧スターによるバディムービー。交通課の刑事ニック(クリント・イーストウッド)。荒っぽい捜査をする男で、葉巻を好む。アッカーマン(チャーリー・シーン)はニックの新しい相棒。金持ちの息子で、幼い頃に弟を亡くした過去。

②悪役
自動車窃盗グループのリーダーであるストロム(ラウル・ジュリア)。カネに困って追い込まれた状態。恋人であり、残忍な殺し屋でもある女リースル(ソニア・ブラガ)と共にニックに反撃。

③キャラ
息子のアッカーマンを心配する父親。事件に巻き込まれて襲われてしまうアッカーマンの彼女サラ(ララ・フリン・ボイル)。

④アクション
ニック&アッカーマンが悪党を追うシーンが見せ場。自動車工場・酒場での情報収集、自動車違法改造工場の摘発、監禁されるニック&脱出シーン、爆発シーン、空港での銃撃戦。ニックが監禁されるシーンが特にオススメ(かもしれない)。

4.感想
ややコミカルな雰囲気のあるアクション作(変な色に塗られた高級車が登場したり)。見所がたくさん。『ダーティハリー』の番外編のような作風(ハリー・キャラハンが年を取ったらこうなるんじゃないか、といった感じの「ニック」)。アッカーマンの過去や怒りが表現されているシーンもありますが、ニックがやはりメイン(迫力のあるアクション&縛られて痛めつけられる珍シーン。マスコミに対応するシーンにも注目されたい)。この作品の悪党は「自動車窃盗グループ」。実に悪質で、実体は「武装強盗団」。「車の管理に気を付けよう」という教訓も入った映画です。

(予告編:YouTubeより)

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