「鉄板映画：人気スター映画のブログ」泥棒がアメリカ大統領の犯罪を目撃して追われる『目撃』、正体不明の凶悪犯を追った過去がある元FBI犯罪分析官を描いた『ブラッド・ワーク』を紹介します。
『目撃』（Absolute Power）
１．ストーリー
泥棒がアメリカ大統領の犯罪を目撃してしまい・・・。
（1997年公開）
２．キャスト
クリント・イーストウッド（泥棒）
ローラ・リニー（娘）
E・G・マーシャル（富豪）
ジーン・ハックマン（大統領）
３．注目のシーン
①主役
泥棒のルーサー（クリント・イーストウッド）。ある豪邸に忍び込んで「お宝」を盗み出そうとするが、「酔った男女の密会」「男に暴力を振るわれた女が射殺される場面」を目撃。「男」の側近たちが真実をねじ曲げて、証拠を消そうとする。ルーサーに気付き、銃を持って追跡。
②悪役
ストーリー展開を鑑賞する映画。あまり説明しない方が良いと思われますが、少し紹介。その「男」は何と大統領（ジーン・ハックマン）。「女」は大統領とも親しい富豪サリバン（E・G・マーシャル）の妻クリスティ。クリスティの振る舞いに大統領が「瞬間湯沸かし器」ばりに激高。「不倫、射殺」を隠蔽するため、大統領の側近がルーサーを犯人に仕立て上げる。
③反撃
泥棒のルーサーは大っぴらに行動できない立場。しかし、大きな罪を着せられて逃げ回るワケにはいかない。真実を伝えるため、弁護士である娘ケイト（ローラ・リニー）、サリバンらとコンタクトを取ろうとするが、「殺人容疑者」として襲撃・狙撃されてしまう。そして、ケイトも命を狙われる。
４．感想
『許されざる者』で共演したイーストウッド（身長193cm）とハックマン（188cm）が出演。ふさわしくない振る舞いをする大統領役でジーン・ハックマン。大柄なハックマンが女性の態度に表情を一変させるシーンが恐怖＆迫力。映画的な見せ場としては、殺人犯扱いされてしまったルーサーの反撃、ウソをついた連中＆その末路。富豪の豪邸と高価なコレクション、ルーサーの変装（パイロット？）、カフェでの狙撃シーンにも注目のスリリングな映画です。
（作品情報：各種資料より）
・原作とは大きな違いがある（ルーサーを始めとする登場人物の運命、など）
（予告編：YouTubeより）
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『ブラッド・ワーク』（Blood Work）
１．ストーリー
FBIの犯罪分析官が正体不明の凶悪犯を追う。
（2002年公開）
２．キャスト
クリント・イーストウッド（犯罪分析官）
ジェフ・ダニエルズ（自由人）
アンジェリカ・ヒューストン（主治医）
３．注目のシーン
①２年前
FBI犯罪分析官テリー・マッケーレブ（クリント・イーストウッド）。「コードキラー」と呼ばれる凶悪犯による事件を捜査。犯人がメッセージと暗号でマッケーレブを挑発。そして、マッケーレブが「あやしい男」を追いかけ、発砲。しかし・・・。
②現在
FBIを退職し、心臓の移植手術を受けたマッケーレブ。港に係留する船で暮らす。隣の船にはマッケーレブと同じような暮らしをするバディ（ジェフ・ダニエルズ）。そんな状況でマッケーレブにある依頼。妹をコンビニ強盗に殺害された女性グラシエラからの依頼でその事件の真相を探ることに。
③真相
「コンビニ強盗事件」、類似の「ＡＴＭ強盗事件」を調べるマッケーレブ。目撃者の証言を集めたり、容疑者と思われる人物の職場を訪ねたり。無関係に思えた複数の事件には意外なつながりが。そして、因縁の犯人と座礁船で対決。
４．感想
元FBI犯罪分析官がストーカー的な凶悪犯と戦う映画。『ジム・キャリーはMr.ダマー』では「超おバカなキャラ」だったジェフ・ダニエルズが「妙な奴」役で登場。『アダムス・ファミリー』みたいな顔の主治医（アンジェリカ・ヒューストン）も登場。「誰が？」「何のために？」という感じで事件が発生するサスペンス作品。しつこくマッケーレブを挑発する犯人。一見無関係な事件もマッケーレブに関係が。犯人の正体と犯行の目的に注目の映画。シリアスなストーリーながら楽しいシーンも。マッケーレブが主治医のおねえさんに怒られるシーン、イヤミな刑事を海に投げ落とすシーン、バディを二度見するシーン。不審車にショットガンを喰らわす迫力のシーンもあります。
（予告編：YouTubeより）
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