「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(5)「町を破壊&ベトナム軍を粉砕」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」元特殊部隊の流れ者が田舎町の保安官&州兵と対決する『ランボー』、ベトナムに残された捕虜の救出に向かう『ランボー 怒りの脱出』を紹介します。

ランボー(First Blood)

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映画チラシ

1.ストーリー
元特殊部隊の流れ者が田舎町の保安官と対決する。

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元特殊部隊)
ブライアン・デネヒー(保安官)
リチャード・クレンナ(軍人)

3.注目のシーン
ベトナム
ベトナム戦争」を表現した映画は数え切れないほど。この映画では「戦闘シーン」「兵士が負った傷」が描かれています。あのスタローンのアクション映画ということで戦闘シーンはかなりの迫力。「兵士の傷」はランボーの行動やセリフ(「戦争はまだ終わってはいない!」ほか)に随所に現れます。

②主役
シルヴェスター・スタローン演じる「ランボー」。ベトナム戦で勲章を受けたほどの男。唯一生き残った戦友デルメアを訪ねるが、ガンで亡くなったという。ランボーが孤独感をつのらせているところに通りがかったのが田舎町の保安官。逮捕され、痛めつけられるランボーベトナムの戦場で受けた拷問の記憶が甦る。

③キャラ
ランボー以外の注目キャラは二人。ランボーを挑発してしまった保安官ティーズル(ブライアン・デネヒー)。静かな町に流れ者はお断り、という感じでランボーを町の外に追放。それにムカついたランボーとモメてしまう。ブライアン・デネヒーは出演作多数のベテラン(スタローンの『フィスト』、『コクーン』ほか)。もう一人はランボーの上官であり友人のサム・トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)。山に立て籠もるランボーに無線で投降を呼びかける(「隊長からカラスへ」のシーン)。「大佐」役がピッタリのリチャード・クレンナは『ランボー』シリーズのレギュラー。『裸の銃を持つ逃亡者』ではコメディな演技にも挑戦。

④戦闘シーン
誰にもマネできないアクションをやるのが大物スター。スタローンはこの映画でガケから飛び降りるという驚異的なシーンを見せる。他にも、保安官事務所で大暴れ、山でのゲリラ戦、軍のトラックを奪って町を破壊する一連のシーン。本物の武器を使って撮影された迫力のシーンに注目。

4.感想
むなしさや悲しさが残るスーパーアクション映画。ベトナム帰りのトラウマが甦り、ランボーが大暴れする内容。「勝者がいない戦い」によりランボーも保安官も大佐も傷ついてしまう。キッカケは「保安官の挑発」。爆発したランボー。一旦は冷静になるが、命を狙われて徹底抗戦を決意。保安官が意地になったために、被害がさらに拡大していく・・・。保安官らが余計なことをしなければ、とも思いますが、ランボーの性格とトラウマを考えたらこうなるのは時間の問題だったかも。印象的なのがランボーがカミソリを見ただけで「過去の恐怖」を思い出すシーン。戦場では興奮状態ですが、平時には「戦場の恐怖」が甦る。そんなつらさが描かれた映画。「心理描写」「ランボーの(「何もそこまで」というぐらいの)暴れっぷり」が見せ場の名作です。

作品情報:各種資料より
・「ランボー」役のオファーを多くの俳優が断った(クリント・イーストウッドアル・パチーノダスティン・ホフマンら)
カーク・ダグラスは「トラウトマン大佐」役のオファーを断った
・スタローン自ら多くの危険なスタントをこなした(骨折も)
・撮影に使用された重火器は全てが本物で、その多くはFBIやSWATから借用したもの(盗難事件も発生)
・原作と完成版ではエンディングが違う

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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ランボー 怒りの脱出』(First Blood Part II)

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映画チラシ

1.ストーリー
元特殊部隊がベトナムに残された捕虜の救出に向かう。

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元特殊部隊)
リチャード・クレンナ(米大佐)
チャールズ・ネイピア(米司令官)
マーティン・コーヴ(米軍人)
ジュリア・ニクソン(情報員)
スティーヴン・バーコフソ連軍人)

3.注目のシーン
①主役
あの「ジョン・ランボー」が再び。前作で起こした騒動の刑により採石場で作業するランボーシルヴェスター・スタローン)。ランボーに自由を与えたいかつての上官トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)がランボーにある任務を提供。ベトナムに残された捕虜に関する情報収集だ。

②悪役
この映画の悪役は主に三人。ランボーを使い捨てにしようとするマードック司令官(チャールズ・ネイピア)。戦時中の補償を避けたいアメリカ政府の命令で「形だけの調査活動」をランボーにやらせようとする。ソ連軍人のポドフスキー中佐(スティーヴン・バーコフ)。拘束したランボーを痛めつけて、名前や米軍基地の場所を吐かせようとする。ベトナム軍の男。ランボーの「ささやかな幸せ」を奪った奴。これらの敵にランボーがどんな怒りを爆発させるか?

③キャラ
前作に続いて登場のシルヴェスター・スタローン&リチャード・クレンナ。「マードック」役のチャールズ・ネイピアは本当に軍人だった過去(『ブルース・ブラザース』ほか)。ヘリのパイロット「エリクソン」役のマーティン・コーヴは『ベスト・キッド』の「コブラ会」でおなじみ。「ランボーを愛した女コー」を好演したジュリア・ニクソンはこれが映画デビュー作(映画、テレビで活躍)。「ポドフスキー」役のスティーヴン・バーコフはなかなかの「悪党づら」。『007 オクトパシー』『ビバリーヒルズコップ』でも存在感のある悪役を演じた。

④戦闘シーン
「情報収集するだけ」の任務。「知ったことか」という感じでランボーアメリカ人捕虜を救出するためにベトナム軍を攻撃。「静かな武器」である弓、ナイフを使うシーンが印象的。他にも武装ヘリ、ロケットランチャーなどといった本物の武器を使って撮影されたシーンはかなりの迫力。体に泥を塗って敵を仕留めるゲリラ戦、船が爆発するシーンにも注目。

⑤女
亡くなった父の後を継いでアメリカに協力する女情報員コー(ジュリア・ニクソン)。危機に陥ったランボーを助け、愛する。

4.感想
スーパーシリーズの第二弾。派手な戦闘シーンがメインの過激な作品。こんな凄い映画はもう撮れないのではないか、と思うほどの迫力。なかなか複雑なベトナム戦争。残された捕虜が祖国に帰れるようにすべきだ、とは思いますが、マードック司令官&アメリカ政府はそうは考えないらしい。社会的なメッセージも込められていますが、やはり「戦闘シーン」に注目の映画。武器のことには詳しくはありませんが、このシリーズで使われている武器・弾薬は全て本物だとか。密輸船での戦闘、捕虜収容所での戦闘、ジャングル戦、田んぼでの火を使ったシーン、弓矢&爆弾、戦闘ヘリ。最初から最後まで「全てが見せ場」のスーパーアクション大作です。

作品情報:各種資料より
ベトナム帰還兵から「捕虜を題材にした続編を作ってほしい」というリクエストがあったため、スタローンは脚本を執筆

(予告編:YouTubeより)

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