「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(6)「アフガン潜入作戦&ミャンマーで激戦」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」元特殊部隊がアフガニスタンで捕虜になった元上官の救出に向かう『ランボー3 怒りのアフガン』、ミャンマーで拘束されたボランティア団体の救出に向かう『ランボー 最後の戦場』を紹介します。

ランボー3 怒りのアフガン』(Sylvester Stallone:Rambo III)

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映画チラシ

1.ストーリー
元特殊部隊がアフガニスタンで捕虜になった大佐の救出に向かう。

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元特殊部隊)
リチャード・クレンナ(米大佐)
カートウッド・スミス(米国大使館員)
マーク・ド・ジョング(ソ連大佐)

3.注目のシーン
①第三弾
まさかのパート3。今回はベトナムではなくアフガニスタン。アフガンのある地域ではソ連が最新兵器で非道な行為を行っているという。現地を調査することになったアメリカのトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)。腕の立つ元部下のランボーにサポート役を頼むが・・・。

②主役
シルヴェスター・スタローン演じる「ジョン・ランボー」。前二作での活躍(暴れっぷり?)でおなじみ。タイで静かに暮らすランボー。かつての上官であり、唯一の友人であるトラウトマンからアフガン調査への同行を誘われるが、断る。しかし、「トラウトマン拘束」の知らせを聞いてアフガン入り。潜入作戦が激しい戦闘に発展。

③悪役
アフガンのある地域を仕切るソ連の司令官ザイセン大佐。その地域は戦力の圧倒的な差により比較的平穏な状況。ザイセンにとってはむしろそれが退屈(「やることが無くて、退屈なのだ」のセリフ)。拘束したトラウトマンを尋問。「アメリカ」という敵が現れて気合いが入っている様子。ザイセンの部下はソ連の特殊部隊「スペツナズ」。アメリカ特殊部隊だったランボーと彼らの戦いはかなり壮絶。

④アクション
ソ連基地に拘束されてしまったトラウトマンを救出しようとするランボー。敵は大勢、味方は少数、ということでゲリラ戦を展開。激しい戦闘、巨漢との一騎打ち。しかし、無数のソ連軍にランボーとトラウトマンは追い込まれてしまう。

⑤エピソード
このシリーズで使われている武器は全て本物だという。そのため戦闘シーンはかなりの迫力。スタローンもアクシデントで危うく命を落とすところだったとか。製作費も莫大(5000万ドル)。大勢のエキストラ。過酷な場所でのロケーション。イランがスタローンを誘拐する計画を立てているという噂も流れ、イスラエルの特殊部隊「モサド」が撮影現場で警戒に当たったという。

4.感想
ベトナムランボーの関係を描いたシリーズ。今回はアフガンが舞台。戦闘があるところにはランボーが必要、といった感じでシリーズはこの後も続きます。何かと複雑なアフガン。かつての味方が今や敵、とか事情に応じて変化していくアフガンとアメリカの関係。この映画では単純に「アメリカ vs. ソ連」を描いたものになっています。残酷で数が多いソ連側。ランボーはほぼ一人で戦いを挑む(米国大使館員(カートウッド・スミス)から「ソ連に捕まってもアメリカ政府はそれに関知しない」とランボーは事前に通告されている)。見せ場はやっぱり戦闘シーン。タイで暮らすランボーが僧侶たちのために棒で戦う試合に出場するオープニング、アフガンゲリラの村をソ連軍が無差別攻撃するシーン&ランボーの反撃、ランボーソ連軍基地に潜入&戦闘、スペツナズとの戦い、ザイセン大佐との対決。ランボーが傷の手当をするシーンはかなり衝撃的。不利な戦いを強いられるランボー。その結末は? 

作品情報:各種資料より
・1990年度にギネスブックから「最も暴力的な映画」として認定された
・ロケ地はイスラエル、タイ、アリゾナ州
イスラエル軍から貸りた本物の武器で撮影
・今作でもスタローンは多くの危険なスタントを自らこなした

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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ランボー 最後の戦場』(Rambo)

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映画チラシ

1.ストーリー
元特殊部隊がミャンマーで拘束されたボランティア団体の救出に向かう。

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元・軍人)
ジュリー・ベンツ(ボランティア)

3.注目のシーン
ミャンマー
世界には紛争地域がたくさん。ミャンマーは昔から不安定な地域。軍によって虐殺されるカレン族。彼らを救おうとボランティア団体がミャンマーに向かうが・・・。

②主役
グリーンベレー(米特殊部隊)のジョン・ランボーシルヴェスター・スタローン)。一作目ではアメリカの田舎町を混乱させ、二作目ではベトナムアメリカ人捕虜を救出し、三作目ではアフガンで残虐なソ連と対決した男。今ではタイでひっそりとした暮らし。ボランティア団体からの依頼で彼らを船でミャンマーに連れていくことに。

③戦闘シーン
予想通りミャンマー軍に連行されるボランティア団体の者たち。無駄な抵抗をしたりする。団体の女性サラ(ジュリー・ベンツ)のことが気になるランボー。団体の救出に向かう傭兵軍団と合流し、ミャンマー軍と激しい戦闘を展開。他にも、ランボーの船が海賊に襲撃されるシーンなど過激なシーンが多数。

4.感想
過激なシーンに要注意の映画。「戦場」をリアルに表現するとこういう感じになります、といった感じの描写。あまりオススメできない映画ですが、あの『ランボー』シリーズなので無視できない作品であります。戦い続けたランボー。「心の平穏」を求めてタイで静かに暮らす。しかしながら、やっぱり戦闘に関わってしまう(しかも戦闘能力は全く衰えていない)。何かと不安定で残酷な東南アジア。ランボーが必要な地域。頭がお花畑のボランティア団体を救出しようとする傭兵軍団(彼ら一人一人の個性にも注目)。劣勢で腰が引けた傭兵たちをランボーがフォロー。凄まじい戦闘シーンが繰り広げられます。「戦場の凄まじさ」を表現した作品。映画と言うより、こういったことが世界で行われているということを告発するような「準ドキュメンタリー」のような内容。平和に慣れている日本人にはショックを覚える映画です。

作品情報:各種資料より
・撮影地はタイ北部
・出演者はミャンマー政府から迫害された
・スタローン「ランボーシリーズ中で最も残忍な映像になった」(リアルに現実を描写すると非常に残酷なものになるため)
・「エクステンデッド・カット版」なるものが存在(未公開シーンの追加、残酷描写を抑えた編集、とのこと)

(予告編:YouTubeより)

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