「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(7)「英国テロリスト&狂信者集団」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ニューヨーク市警の刑事と国際的テロリストが対決する『ナイトホークス』、ロス市警の刑事が凶悪な集団と対決する『コブラ』を紹介します。

『ナイトホークス』Nighthawks

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映画チラシ

1.ストーリー
ニューヨーク市警察の刑事と国際的テロリストが対決する。
(1981年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(刑事)
ビリー・ディー・ウィリアムズ(刑事)
リンゼイ・ワグナー(元妻)
ルトガー・ハウアー(テロリスト)

3.注目のシーン
①主役
ニューヨーク市警察の刑事ダシルバ(シルヴェスター・スタローン)。ベトナム帰りで腕が立つ男。相棒マット(ビリー・ディー・ウィリアムズ)と組んで路上強盗を捕らえる日々。そんな二人が国際警察に協力することに。ニューヨーク入りしたテロリストを追う。

②悪役
ウルフガー(ルトガー・ハウアー)。英国の植民政策に反発する国際的テロリスト。ロンドンで爆弾テロを起こし、テロ組織内部で孤立。整形で顔を変え、アメリカ入国。新たなテロを企む

③キャラ
ダシルバには別れた妻アイリーン(リンゼイ・ワグナー)がいる。ウルフガーには女の相棒が。女性キャラにも注目。

④アクション
テロ、そして「ダシルバ vs. ウルフガー」。ディスコでの追跡劇、ウルフガーによるケーブルカー占拠、狙撃、最後の決着戦。

4.感想
サスペンスタッチのアクション作。「スタローン映画」らしい笑いはほとんど無し。ヒゲとメガネ姿のシリアスなスタローンがカッコいい。黒人とパートナーを組むところは『ロッキー』、ベトナム帰りであるところは『ランボー』。二つの人気作を併せたような雰囲気のバディームービー。ルトガー・ハウアー演じるテロリスト。政治的な目的ではなく、ただ、自分の力を誇示したいだけ。卑劣なテロリストとダシルバの戦いの行方は?  捜査シーンが見せ場。ロンドン、パリ、ニューヨークの街並み、あの人の女装姿にも注目です。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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コブラCobra

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映画チラシ

1.ストーリー
ロス市警の刑事が異常者による犯行を目撃したモデルの女性を保護しようとするが・・・。
(1986年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(刑事)
ブリジット・ニールセン(モデル)
レニ・サントーニ(刑事)    
アンドリュー・ロビンソン(刑事)    
ライアン・トンプソン(異常者)

3.注目のシーン
①主役
スタローン演じる「コブラ」。本名は「マリオン・コブレッティ」。銃の腕前は一級品で百発百中。強盗にも怯むことなく冷静に対応、始末。しかし、犯罪が多いアメリカ。さすがのコブラも世間を騒がせている連続凶悪事件は気になる。

②悪役
「新世界」なるものを目指す凶悪グループ。何を考えているのかはわからないが、無防備な人たちを集団で襲う。特に凶悪なのが特製のナイフを使う「ナイト・スラッシャー」と呼ばれる男(ブライアン・トンプソン)。顔を見られた、という理由でモデルのイングリット(ブリジット・ニールセン)を追いかけ回す。

③キャラ
コブラの相棒「ゴンザレス」役のレニ・サントーニ、同僚「モンテ」役のアンドリュー・ロビンソン。この二人はクリント・イーストウッドダーティハリー』でおなじみ。サントーニはハリー・キャラハン刑事の相棒、ロビンソンは凶悪な「サソリ男」の役だった。

④アクション
コブラの戦いぶりを鑑賞する映画。スーパーマーケットに立て籠もった強盗と戦うシーン、アパートを襲撃されるシーン、カーチェイス&爆発シーン、凶悪グループに襲撃されるラストの一連の攻防。スタローンが『スカーフェイス』のアル・パチーノばりにサブマシンガンをぶっ放すシーンはなかなかの迫力。

⑤演出
コブラ」というキャラ。荒っぽく事件を解決(そのため人権派のマスコミからはエラく評判が悪い)。ナマイキなチンピラの車を押し出したり、シャツを破いたり。ハサミで切ったピザを食べながら、銃の手入れ。車にはニトロ搭載。いつもマッチをくわえているのも個性的。

4.感想
刑事が法を超えて凶悪犯と戦う映画。実に個性的な男「コブラ」がイヤミな同僚、無能な上司、凶悪犯、裏切り者に(少し)悩まされながらもパワフルに戦う。「主人公コブラが活躍する映画」ということで他の警察メンバーはあまり活躍しない(アクション映画あるある)。スタローンとニールセンは撮影当時は夫婦だった、とか。ニールセンがあんまり弱そうな女性に見えないため、「追われて怯える女性」役というキャスティングが適切なものだったかどうかといった感じも。「マリオン・コブレッティ」という男の魅力を楽しむ映画です。

マリオン・コブレッティという男の魅力
・「やれよ、俺の店じゃねえ」
・邪魔な車を押し出す
・チンピラのシャツを破る
・ピザをハサミで切る
コブラのイラストが描いてある銃

作品情報:各種資料より
・本来、この映画の脚本は『ビバリーヒルズ・コップ』としてスタローンが用意したものだった(スタローンの脚本は『コブラ』として、『ビバリーヒルズ・コップ』はエディ・マーフィ主演で制作された)

(予告編:YouTubeより)

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