「鉄板映画：人気スター映画のブログ」ロサンゼルス市警の二人のハミダシ刑事が犯罪組織の罠に落ちる『デッドフォール』、あるギャングがカタギになろうとする姿を描いたコメディ『オスカー』を紹介します。
『デッドフォール』（Tango & Cash）
１．ストーリー
ロサンゼルス市警の二人の刑事が犯罪組織の罠に落ち、逆襲する。
（1989年公開）
２．キャスト
シルヴェスター・スタローン（刑事）
カート・ラッセル（刑事）
テリー・ハッチャー（妹）
ブライオン・ジェームズ（悪党）
ジャック・パランス（ボス）
３．注目のシーン
①主役
刑事タンゴ（シルヴェスター・スタローン）とキャッシュ（カート・ラッセル）。タンゴはスーツ姿でカッコつけるタイプ。タンクローリーを追跡し、大量の薬物を押収。キャッシュは腕っぷしが自慢。自宅を殺し屋に襲われるが、撃退。
②悪役
タンゴ＆キャッシュのせいで莫大な損失を出す犯罪組織。「もうガマンできん」とばかりにボス（ジャック・パランス）ら幹部が二人に報復を決意。罠を仕掛けられて逮捕され、刑務所に収監される二人。刑務所には二人に逮捕されたことがある凶悪犯でいっぱい。刑務所に自由に出入りできる組織。殺し屋レキン（ブライオン・ジェームズ）を送り込み、二人を始末しようとする。
③キャラ
タンゴには妹キャサリン（テリー・ハッチャー）が。妹を大事にするタンゴ。キャッシュが妹と仲良くするのを見てイラっとする。タンゴの上司シュローダー（ジェフリー・ルイス）はタンゴの良き理解者。
④アクション
カッコつけのタンゴ＆度胸で勝負のキャッシュ。タンクローリー追跡、殺し屋との対決、脱獄、装甲車で敵のアジトに突入＆銃撃戦、結末が迫力。
⑤笑い
個性が違うタンゴ＆キャッシュ。しかし、共に荒っぽいところが。そんな二人の違いや共通点が笑いになっている映画。キャッシュの荒っぽい取り調べ、刑務所での二人、罠にハメた連中に仕返し、女装して脱出、レキンに報復（手榴弾に注目）、研究開発部のオッチャンとのやりとりなどが楽しい。
４．感想
スタローンとラッセルのトークが面白いアクション大作。メガネをかけたクールなスタローン、女装姿も見せるカート・ラッセル。『シティ・スリッカーズ』のジャック・パランス、『地獄のヒーロー』のジェームズ・ホン、『48時間』のブライオン・ジェームズ、クリント・イーストウッドとの共演が多いジェフリー・ルイスが出演。『ポリス・ストーリー/香港国際警察』を意識したシーン、刑務所での出来事（コミカルなシーンも）、タンゴとキャッシュによる逆襲、ラストの戦いなど見所が満載（この作品で私はカート・ラッセルのファンになりました）。面白いシーンを入れながらアクションシーンを盛り上げる傑作です。
（予告編：YouTubeより）
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『オスカー』（Oscar）
１．ストーリー
あるギャングがカタギになろうとするが・・・。
（1991年公開）
２．キャスト
シルヴェスター・スタローン（ギャング）
ティム・カリー（先生）
ドン・アメチー（神父）
カーク・ダグラス（父）
３．注目のシーン
①主役
ギャングのアンジェロ・プロヴォローン（シルヴェスター・スタローン）。臨終の父（カーク・ダグラス）は「カタギ」の人。「最後の頼み」としてアンジェロに足を洗うよう命じる。そこでアンジェロは言語の先生（ティム・カリー）から「上品な言葉遣い」を学んだり、銀行に出資して「銀行の理事」になる計画を立てたりといった努力をするが・・・。
②悪役
アンジェロのライバルギャングや警察は彼が足を洗うなどと信じない。「奴は何を企んでるんだ？」とばかりに探りを入れる。
③キャラ
アンジェロ一家の騒動を描いた映画。アンジェロの娘はワガママ。子分たちはどこか抜けている。会計士は欲張り。そのうえ、よく知らない女がアンジェロに「父になってほしい」と頼みに来たり。何かと問題が起こる一家。
４．感想
あるギャングの一日を描いた作品。「ビジネス」と「娘の結婚話」でアンジェロ一家がてんやわんやになるコメディ。スタローンがトークと表情で笑いを取りに行きます。ストーリーよりも個性的キャラを楽しむ内容。『ロッキー』や『ランボー』のようなハードな映画ではありませんので、軽い気持ちで楽しめます。『大逆転』『コクーン』のドン・アメチー、『海底二万哩』『スパルタカス』のカーク・ダグラスといった大物が参加。スタローンがカメラ目線になったり、勘違いやスレ違いが次々に起こったりする楽しい映画です。
（予告編：YouTubeより）
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