「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(11)「冷凍刑から復活&爆弾で報復」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」「冷凍刑」に処せられたロス市警の刑事が解凍されて因縁の敵と戦う『デモリションマン』、元CIA工作員が女性の依頼を受けてターゲットを狙う『スペシャリスト』を紹介します。

デモリションマンDemolition Man)

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映画チラシ

1.ストーリー
「冷凍の刑」に処せられたロス市警の警官が復職し、因縁の敵と戦う。
(1993年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(刑事)
サンドラ・ブロック(警官)
ジェシー・ベンチュラ(悪党)
ウェズリー・スナイプス(悪党)

3.注目のシーン
①主役
1996年、ロサンゼルス。犯罪者フェニックス(ウェズリー・スナイプス)による市バスのハイジャック事件発生。フェニックス逮捕に向かうジョン・スパルタン刑事(シルヴェスター・スタローン)。しかし、大爆発。「市民30人を死なせた罪」によりスパルタンは懲役70年の「冷凍刑」に。

②悪役
そして2032年8月3日、サン・アンゼルス(2010年に起こった大地震によりロサンゼルスは「サン・アンゼルス」として再編成された、という設定)。冷凍刑務所でフェニックスの仮釈放審問会。脱獄し、フェニックスは街で暴れまくる。その目的は地下組織のリーダー的存在である「フレンドリー」という男を始末すること。フェニックスを陰で動かしているのは「人類を救った男」であり、知事・市長のコクトー博士。

③キャラ
「90年代マニア」の女警官ハックスリー警部補(サンドラ・ブロック)。フェニックスを倒すために解凍されたスパルタンをサポート。腰抜けながらエラそうな警察署長アール(ボブ・ガントン)、コクトーの腰巾着な秘書ボブ(グレン・シャディックス)、ほか。

④アクション
スパルタンのフェニックスとの激しい戦闘が見せ場。歴史博物館での戦い、地下組織を攻撃するフェニックス軍団との銃撃戦、カーチェイス、冷凍刑務所での決着戦。

⑤未来
「未来を描いた映画」は「絶望的なもの」が多い。核戦争やら災害でボロボロになった地球の描写は鑑賞していて結構キツいものが。しかし、この映画では「進んだ未来」が描写されています。車は自動運転、性エネルギーを交換するグッズ、言語条例違反マシン、謎の貝殻、ほか。便利なのかそうでないのかわからない個性があるのが「(映画に出てくる)未来グッズ」の楽しいところ。

4.感想
スタローン版『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』。未来の世界でスタローンとスナイプスが激しく戦う映画。すっかり腰抜けになった未来の警官。フェニックスを捕らえるため、スパルタンを解凍することに。職場復帰したスパルタンの戦いぶり、未来の描写(いろんな道具、建物)に大いに注目。アクションだけではなく、コミカルな演出(ちっこいピザ、ハックスリーの部屋でスパルタンが嬉しそうな顔をするシーン、ミッキーマウスのオンボロ車、『リーサルウェポン』のポスター、シュワルツェネッガー図書館、編み物、など)も楽しめる映画です。

作品情報:各種資料より
・冒頭での爆破・倒壊シーンはルイビルの廃工場を実際に爆破して撮影

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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スペシャリスト』(The Specialist)

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映画チラシ

1.ストーリー
元CIAの爆破工作員が女性の依頼を受けてターゲットを狙うが・・・。
(1994年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元CIA)
シャロン・ストーン依頼人
エリック・ロバーツ(ボスの息子)
ジェームズ・ウッズ(元CIA)
ロッド・スタイガー(犯罪組織のボス)

3.注目のシーン
①主役
レイ(シルヴェスター・スタローン)は元CIA特殊工作員1984年、コロンビアのボゴタでの任務で同僚のトレントジェームズ・ウッズ)とトラブルになった過去。今では「フリーの爆破請負人」として孤独な殺し屋稼業。

②悪役
犯罪組織。そのボスであるジョー(エリック・ロバーツ)は冷酷な男。息子トマス(エリック・ロバーツ)も殺人者。子分が爆殺され、ジョーはトマスのガードマンとして元CIAトレントを雇う。

③キャラ
両親を犯罪組織に殺された女性メイ(シャロン・ストーン)。トマスに復讐するためレイを雇い、自らも狙う。

④アクション
爆発の緊張感で勝負する映画。レイがトマスの手下を爆殺したり、隠れ家を警官隊に囲まれたレイが爆破装置を作動させたり。

4.感想
スタローン版「ゴルゴ13」。「爆発物の専門家」を演じるスタローン。ゴルゴ同様、依頼人とのやりとりがなかなか大変な感じ。ゴルゴならもっと早く仕事を片づけることができたんじゃないかなという気もしますが、「メイ」が「ワケあり」な行動を取るため話が少しややこしくなってしまった印象。エリック・ロバーツジュリア・ロバーツの兄(目に特徴がある人ですが、悪役っぽい感じ)。「爆破シーン」が売り物の映画ですが、バスでの出来事、犯罪者の豪邸、レイの家の仕掛け、心理描写(犯罪者が爆弾に怯えるシーン、ほか)、カニが散乱するシーンにも注目です。

(予告編:YouTubeより)

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