「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:シルヴェスター・スタローン特集(13)「地獄のトンネル事故&不穏な町」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」事故でトンネルに閉じ込められた人たちが脱出しようとする『デイライト』、ニューヨーク市警の不正にニュージャージー州の保安官が巻き込まれる『コップランド』を紹介します。

『デイライト』(Daylight)

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映画チラシ

1.ストーリー
事故でトンネルに閉じ込められた人たちが脱出しようとする。
(1996年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(元・緊急医療班)
エイミー・ブレネマン(被災者)
ヴィゴ・モーテンセン(被災者)
セイジ・スタローン(被災者)
スタン・ショウ(被災者)

3.注目のシーン
①主役
かつて緊急医療班だったキット・ラトゥーラ(シルヴェスター・スタローン)。運転中、トンネルの爆発事故を目撃。被災者を救出すべく、危険な通風口からトンネル内部へ向かう。

②キャラ
トンネルを通る多くの車。警察に追跡され、強盗の車が猛スピードでトンネルに向かって逃走。有毒廃棄物を積んだトラックに突っ込んで大爆発。有毒ガスがトンネルいっぱいに広がる。大勢が死亡し、かろうじて生き残ったのはトンネルパトロールのジョージ(スタン・ショウ)、戯曲作家の女性(エイミー・ブレネマン)、実業家(ヴィゴ・モーテンセン)、刑務所へ護送される囚人(セイジ・スタローンほか)、ワケありな一家、など。

③アクション
トンネル内に閉じこめられたうえに、有毒ガス、火災、海水の浸水に襲われる被災者たち。絶望的な状況でラトゥーラは皆をトンネルから脱出させようとする。崩れていくトンネル内では一つ一つの行動がリスクのあるものに。

④演出
パニック映画。危険な状況で理性を失う者も。パニックになって生存者同士が争ったり、さらに犠牲者が出たり。様々な教訓が込められている映画でもあります。

4.感想
内容はよくあるパターンの「パニックもの」。壮絶な事故によりトンネルが密室になってしまう。火災、有毒ガス、海水が被災者に迫る。脱出するルートがほとんどない恐怖。救出に向かうラトゥーラも通風口にある換気扇をくぐり抜けていかないとトンネルに入ることができない(実際のトンネルってこんな感じなんですか? 閉じこめられたら終わり、みたいな。どこかに脱出口があるのでは? しかし、これは映画ですから)。パニックになった生存者同士が争ったりしながら脱出を試みる。彼らは生きてトンネルから出ることができるのか? 個人的には「ラトゥーラと重傷を負ったジョージの会話」が印象深い。自分がこういう状況に置かれたらどのように行動するかを考えながら観るのがオススメ。「追い込まれる恐怖」を描いた作品(ホラーやサスペンスではよくある演出)。多くの人に観てもらいたい作品です。

作品情報:各種資料より
・撮影のために実際にトンネルが建造された

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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コップランド(Cop Land)

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映画チラシ

1.ストーリー
ニューヨーク市警の不正にニュージャージー州の保安官が気付いて・・・。
(1997年公開)

2.キャスト
シルヴェスター・スタローン(保安官)
ハーヴェイ・カイテル(警官)
ロバート・パトリック(警官)
ロバート・デ・ニーロ(内務調査局)

3.注目のシーン
①主役
ニュージャージー州ギャリソン郡(ニューヨーク市警察の警官が多く住む街)が舞台。ギャリソン郡の保安官フレディ(シルヴェスター・スタローン)。人命救助をした過去があるが、そのときの負傷により耳が不自由に。本当は警官になるのが希望だが、その障害のせいで叶わず。

②悪役
何かと問題が多いギャリソン郡に住む警官たち。家庭内暴力といった身内のトラブル。住宅購入資金の怪しい出所。証拠の捏造。そんな警官たちのリーダー格はレイ・ドンラン(ハーヴェイ・カイテル)。身内のミスをヘタにかばったり、内務調査局のティルデン(ロバート・デ・ニーロ)と対立したり。ドンランとティルデンは同期であり、互いに良く知っている関係。

③キャラ
ニューヨーク市警の「異端児」ゲリー・フィッグス(レイ・リオッタ)。他の警官とは折り合いが悪く、フレディと親しい。しかし、どこか暗いところがある「ワケあり」な人物。内務調査局のティルデンは警察官の問題を追及する立場のため警官から嫌われている。「警察の腐敗追放」のため、フレディにアプローチするが・・・。

4.感想
スタローンが「片耳が不自由な保安官」を演じる内容。そういうキャラ設定のため、アクションシーンもありますが、人間関係、公務員の不正が中心のドラマ的な作品になっています。一見平穏なギャリソン郡。しかしながらそれは表向きの静けさ。問題がある町。つまらない「証拠の捏造」をキッカケにニューヨーク市警の腐敗ぶりが明らかに。どういう形で問題が解決されるのか? しかしながら、「やっぱりそうか」という感じのオチ。「スタローン映画」だから仕方がない、といったところ。町の不穏な静けさ&警官同士のトラブル、スタローンとデ・ニーロの共演シーン(映画チラシには「激突! スタローン vs. デ・ニーロ」とありますが、二人が戦う映画ではありません。精神的にぶつかり合います)が見せ場です。

ハーヴェイ・カイテル:デ・ニーロとの共演でおなじみ(『ミーン・ストリート』『タクシードライバー』『恋におちて』)。

(予告編:YouTubeより)

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