「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:アーノルド・シュワルツェネッガー特集(1)「古代剣士の死闘&卑劣な独裁者」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」コナンの過酷な人生を描いた壮大な物語『コナン・ザ・グレート』、元軍人が誘拐された娘を救おうとする『コマンドー』を紹介します。

コナン・ザ・グレート(Conan the Barbarian)

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映画チラシ

1.ストーリー
奴隷のコナンが剣術を身につけ、戦いの旅に出る。
(1982年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(剣士)
サンダール・バーグマン(女)
マコ岩松(魔法使い)
マックス・フォン・シドー(王)
ジェームズ・アール・ジョーンズ(大王)

3.注目のシーン
①主役
大昔の知られざる時代が舞台の映画。コナン少年の一族が「蛇の紋章」を付けた謎の集団に襲われ、壊滅。生き残ったコナンは北へ連行され、強制労働させられる日々。月日は流れ、大人になったコナン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。奴隷同士の格闘技で勝利し、戦う喜びに目覚める。剣術を習い、腕を上げていく。自由を与えられ、本来の敵である「蛇の集団」を捜す旅に出る。

②悪役
タルサ大王(ジェームズ・アール・ジョーンズ)とその手下。「セット教」なる「蛇の紋章」がトレードマークの邪教を使って人民を支配。その目的は「食糧」を確保すること。コナンの一族を襲って「鋼の剣」を入手したタルサが今では大王。狂信的な手下&信者に守られており、コナンもうかつに手を出せない。

③キャラ
そんなコナンの旅に同行するのは弓の名人であり、泥棒のサボタイ(ジェリー・ロペス)。そして、女盗賊ヴァレリア(サンダール・バーグマン)。サボタイに助けられたり、ヴァレリアに愛されたりのコナン。今ではスッカリ落ちぶれたオズリック王(マックス・フォン・シドー)の依頼で王の娘をタルサから奪回しようとする。

④アクション
大昔が舞台。銃や大砲が無い時代、ということで専ら剣で戦うコナン。サボタイが弓を使ったり、敵キャラがハンマーを使ったりするシーンもあります。冒頭のコナン一族が襲われるシーン、コナンの素手での格闘試合、「セット教」本部での戦い、「神々の地」での戦い、タルサとの決着戦が主な見せ場。

4.感想
シュワルツェネッガーが古代の戦士役で出演。「コナン」の戦いを壮大なスケールで描いた冒険モノ作品。コナンと宿敵タルサの戦いなど、戦いがメインですが個性的な演出もたくさん(戦士の衣装や武器、タルサ大王の宝石&大蛇、嘆きの木&ハゲタカ、死神と戦うサボタイ&ヴァレリア、蛇の矢、セット教徒の食事、タルサ大王の正体ほか)。「地の神クロム」に守られるコナンたち。彼らの戦いの行方に注目の名作です。

作品情報:各種資料より
・製作費2000万ドル
・剣豪役で出演の山崎清は剣術指南(武術指導のような役割)も担当
ジェームズ・アール・ジョーンズ:『ミスター・ソウルマン』『星の王子 ニューヨークへ行く』
マコ岩松:『ブルース・リーグリーン・ホーネット』『バトルクリーク・ブロー』
マックス・フォン・シドー:『エクソシスト』『勝利への脱出』『ゴーストバスターズ2』

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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コマンドー(Commando)

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映画チラシ

1.ストーリー
元軍人が誘拐された娘を救おうとする。
(1985年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(元軍人)
アリッサ・ミラノ(娘)
レイ・ドーン・チョン(通りすがりの女)
ビル・デューク(悪党)
ヴァーノン・ウェルズ(悪党)

3.注目のシーン
①主役
元軍人のジョン・メイトリクス(アーノルド・シュワルツェネッガー)。今では娘ジェニー(アリッサ・ミラノ)との平穏な暮らし。しかし、突然訪ねてきたカービー将軍(ジェームス・オルソン)から自分のかつての部下が次々に消されているという話を知らされる。そして、謎の武装集団にジェニーがさらわれてしまう。

②悪役
バルベルデ国の独裁者だった男アリアス(ダン・ヘダヤ)、メイトリクスの元部下ベネット(ヴァーノン・ウェルズ)。バルベルデのトップに返り咲きたいアリアス。メイトリクスを倒したいベネット。二人の思惑が一致。ジェニーを人質に取って、メイトリクスにバルベルデの現大統領を始末させる計画。

③キャラ
ジェニーを救出したいメイトリクスだが、状況は不利。たまたま通りがかった客室乗務員シンディ(レイ・ドーン・チョン)の車を強引に乗り込んで、悪党を追う。「自分は無関係なのに」といった感じのシンディ。メイトリクスが本当に困っていることに気付き、協力。

④アクション
メイトリクスの圧倒的な戦いぶりが見せ場。自宅を襲撃した悪党を撃退、旅客機内でチンピラを始末、デパートでの戦い、モーテルでの戦い(巨漢ビル・デュークとの肉弾戦)、ロケットランチャー炸裂、島での戦闘、ほか。

4.感想
シュワルツェネッガーが卑劣な手段を使う元独裁者と対決する映画。派手な戦闘シーンが見せ場のハードな内容なのですが、メイトリクスがあまりにも強すぎて敵が倒されるシーンがコントみたいに見えます(笑えるセリフも多く、娯楽作の雰囲気も)。『ミスター・ソウルマン』のレイ・ドーン・チョンが無関係なのに事件に巻き込まれる役を好演。敵キャラ「クック」役のビル・デュークは『プレデター』でもシュワルツェネッガーと共演。軍放出品販売所の充実した品揃え、悪役サリーとメイトリクスの「約束」にも注目の傑作です。

作品情報:各種資料より
・悪役の屋敷として登場するのはハロルド・ロイドの邸宅「グリーン・エーカーズ」(『ビバリーヒルズ・コップ』の撮影にも使われた、とのこと)
・続編の予定があった(脚本が執筆され、数年後『ダイ・ハード』として公開された)

(予告編:YouTubeより)

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