「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:アーノルド・シュワルツェネッガー特集(5)「未来の人気TV番組&ソ連の逃亡犯」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」テレビ番組で壮絶な戦いが行われる近未来モノ作品『バトルランナー』、ソ連の警官がアメリカに逃亡した犯罪者を追ってシカゴで対決する『レッドブル』を紹介します。

バトルランナー(The Running Man)

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映画チラシ

1.ストーリー
テレビのゲーム番組で壮絶な戦いが行われる。
(1987年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(元警官)
マリア・コンチータ・アロンゾ(女)
ヤフェット・コットー(参加者)
ジェシー・ベンチュラ(ハンター)
リチャード・ドーソン(テレビ司会者)

3.注目のシーン
①主役
2017年が舞台。警官ベン・リチャーズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)。食糧暴動の鎮圧に向かうが「攻撃命令」に逆らって労働キャンプ送りに。そして脱走。弟エドワードの部屋を訪ねるが弟はおらず、アンバー(マリア・コンチータ・アロンゾ)が新しい住人となっていた。

②悪役
ICSテレビで人気の番組「ランニングマン」。その番組は「ハンター」と「犯罪者」の命を懸けた戦いを放送するもので、司会者はデーモン・キリアン。凄まじい視聴率のため、キリアンはエラそうな態度。しかしながら、「ハンター」と戦うにふさわしい「獲物」は不足気味。拘束したベンを「ランニングマン」に強制参加させる。 

③アクション
実にハードなアクション作。シュワルツェネッガー演じる「ベン」。暴動&脱走、空港での逃走劇、そして「ランニングマン」出場。「死のハンター」(①サブゼロ(アイスホッケーのスティック)、②バズソー(チェーンソー)、③ダイナモ(電気ショック)、④ファイアーボール(火炎放射器)、⑤キャプテン・フリーダム(素手))との壮絶な戦い。

4.感想
近未来アクション作。警官ベンが罪を着せられた挙げ句、「ランニングマン」に出場させられる。ベンら出場者が強力な武器を持つ「死のハンター」たちに襲われるシーンがド迫力。なかなか残酷な「未来のテレビ界」。命を懸けた戦いを生中継。こういう過激なレベルでないと視聴者が満足できなくなっている世界。「未来モノ映画」はアイデアがポイント。たくさんの「未来社会&道具」を見ることができます(「脱走防止用の首輪」「小さくて薄い録画テープ」が個人的には印象的)。『007 死ぬのは奴らだ』『ミッドナイト・ラン』のヤフェット・コットーが「ランニングマン」出場者の役。ジェシー・ベンチュラは『プレデター』でもシュワルツェネッガーと共演。バトルシーン、テレビに洗脳される(愚かすぎる)民衆、背中でサイン、キャプテン・フリーダムの番組(「ビリーズ・ブートキャンプ」みたい)、ブリーフ姿のダイナモ(カッコ悪い)、司法省芸能課、キリアンが吹っ飛ぶラストシーン(カッコいい)など見せ場を盛り込んだ傑作です。  

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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レッドブル(Red Heat)

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映画チラシ

1.ストーリー
ソ連の警官がアメリカに逃亡した凶悪犯を追ってシカゴへ。
(1988年公開)

2.キャスト
アーノルド・シュワルツェネッガー(警官)
ジェームズ・ベルーシ(刑事)
エド・オロス(凶悪犯)
ブライオン・ジェームズ(タレコミ屋)
ピーター・ボイル(警察署長)

3.注目のシーン
①主役
イワン・ダンコ大尉(アーノルド・シュワルツェネッガー)。ソ連の警官。アダナは「鉄のあご」または「鉄塊人間」。家族は全員死亡。孤独を紛らすためインコを飼っている。アート・リジック(ジェームズ・ベルーシ)はシカゴ市警の刑事。よく喋る男。離婚した妹がいる。

②悪役
グルジア出身の麻薬犯ビクター(エド・オロス)を追うダンコ。ビクターに同僚を殺されたうえにアメリカに逃亡されてしまった。シカゴではリジックら刑事が麻薬組織「クリーンヘッド団」を摘発する日々。思惑が一致したビクターと「クリーンヘッド団」が組んで行動を共にする。

③キャラ
シカゴ市警の署長ドネリー(ピーター・ボイル)、ストッグス警部補(ローレンス・フィッシュバーン)、ギャラガー刑事(リチャード・ブライト)。タレコミ屋(ブライオン・ジェームズ)とダンコ&リジックのやりとり、ビクターの仲間(キム・ドク又はタイガー戸口)を浴場(サウナ)でダンコがぶっ飛ばすシーンにも注目。

④アクション
ダンコ&リジックの戦いを鑑賞する映画。「クリーンヘッド団」摘発、空港での逃走劇、病院での銃撃戦、バスを使ったぶっ壊しアクション、ダンコとビクターの決着戦。

⑤笑い
コメディシーンはリジックが担当。「クリーンヘッド団」のメンバーにハグラー(元・世界ミドル級チャンピオンのボクサー)の悪口を言うシーン(たぶんリジックは「ハグラー vs. レナード」戦でハグラーに賭けたんでしょうね)。近頃のネェちゃん(リジックが空港で声を掛けた女)にキツいことを言われるシーン(「ク○して寝な」)。病院での銃撃戦の後、ケ○に注射されるシーン。ダンコがヘンな奴に「ミランダを知ってるか?」&パンチ。

4.感想
アメリカとソ連の対比」を描いたアクション作。アクションはシュワ、笑いのトークはベルーシが担当するバディムービー。アクションがハードで重いのですが、ベルーシのトークが面白いため見やすい映画になっています。「ソ連のダーティーハリー」ダンコ大尉&イチイチ面白いことを言うリジック。ビクターが使う仕込み銃にも注目したいところです。

作品情報:各種資料より
・モスクワ市内、「赤の広場」でロケされた(アクション・シーンはブダペストオーストリアで撮影されたとのこと)
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ブライオン・ジェームズ:『48時間』『デッドフォール』
ジェームズ・ベルーシ:『K-9 友情に輝く星』『ジングル・オール・ザ・ウェイ』

(予告編:YouTubeより)

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