「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:スティーヴン・セガール特集(1)「CIA・政治家の悪事」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」元CIAの刑事がCIAの秘密を追う『刑事ニコ 法の死角』、ギャングと戦う刑事が長い昏睡状態後に黒幕を追う『ハード・トゥ・キル』を紹介します。

『刑事ニコ 法の死角』(Above the Law)

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映画チラシ

1.ストーリー
元CIAの刑事がテロ事件を追ってCIAの秘密にたどり着く。
(1988年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(刑事)
シャロン・ストーン(妻)
パム・グリア(刑事)
ヘンリー・シルヴァ(悪党)

3.注目のシーン
①主役
ニコ・トスカーニ(スティーヴン・セガール)。合気道を日本で学んだ過去。CIA要員としてベトナム戦に従事。そこでの残虐行為に嫌気がさし、退職。そして現在、1988年。シカゴ警察の刑事になり、麻薬犯罪を追う日々。プライベートでは妻サラ(シャロン・ストーン)、生まれたばかりの息子との暮らし。

②悪役
世界で暗躍するCIA。自白剤のプロであるゼーガン(ヘンリー・シルヴァ)。アメリカで議員暗殺を計画する。ゼーガンはベトナムでニコと因縁があった男でもある。

③キャラ
ニコの同僚刑事デロリス(パム・グリア)。教会爆破事件をニコと共に追う。ニコをCIAに誘った過去がある局員ネルソン、ニコが息子の洗礼で世話になった神父、など。

④アクション
CIAの秘密に迫るニコが襲われる。酒場や精肉工場の手入れ、路上でチンピラにマシンガンで襲撃されるシーン、カースタント&列車での銃撃戦、拷問&反撃がアクション的な見せ場。合気道を使うシーンに特に注目。

4.感想
セガール初主演作。「悪党がセガールを挑発→思いっ切りやられる」という、その後の作品の原型となった記念すべき映画。世界のあちこちで暗躍するCIA。CIAの秘密工作を知った上院議員を始末するため、シカゴに殺し屋が集結。襲撃者を次々に撃退するニコだが、ついに捕まって痛めつけられてしまう。その結果は? アクション&サスペンスの異色作。ありがちなアクションではなく、スリムな体型から繰り出されるセガール合気道によって個性的なアクション映画になっています。また、この映画のイメージが強いため、セガールがホントに「元CIA」だと昔は思ったものです。合気道、銃を使ったアクション(駐車場でのカースタントのシーンは「こう見えても疲れまんねん」といった感じのハードさ)。サスペンス風味のストーリー。悪役はヘンリー・シルヴァ。思いっ切り憎たらしいキャラ。その末路は悲惨なもの。セガールが日本語を使うシーン、インド人(?)の店がぶっ壊されるシーンにも注目の傑作です。

ヘンリー・シルヴァ:『ザ・ボス 暗黒街の標的』『キャノンボール2』『野獣捜査線』
パム・グリア:『コフィー』『エスケープ・フロム・L.A.』『ジャッキー・ブラウン

(予告編:YouTubeより)

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『ハード・トゥ・キル』(Hard To Kill)

1.ストーリー
ギャングに襲撃されて重傷を負い、家族を失った刑事が黒幕を追う。
(1990年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(刑事)
ケリー・ルブロック(看護婦)
フレデリック・コフィン(刑事)
ウィリアム・サドラー上院議員

3.注目のシーン
①主役
1983年、ロサンゼルス。刑事ストーム(スティーヴン・セガール)。ギャングのカラブレーゼと謎の男が密会する現場をビデオ撮影。その後、自宅を敵に襲撃され、昏睡状態に。1990年、「意識不明者センター」の看護婦アンディ(ケリー・ルブロック)の献身的な看護で目を覚ます。

②悪役
ギャングと関わっているトレント上院議員。わざとらしく「暴力追放」を訴える偽善者で、ストーム一家襲撃事件はこの男の仕業。

③キャラ
ストームの同僚オマリー(フレデリック・コフィン)。襲撃で生き残ったストームの息子サニーを保護。職場の関係を超えた、ストームの恩人。

④アクション
合気道、ガンアクション、カースタントが見せ場。1983年のシーンではコンビニ強盗と対決するシーンが迫力。復活後の1990年のシーンでは、病院での殺し屋の襲撃(トレントの仕業。ストームはまだ戦える状態ではないため、何とか逃走)、隠れ家を敵に襲撃されるシーン&カースタント、路上での殺し屋との格闘、トレントの屋敷での格闘(因縁の敵を始末)、など。

4.感想
「政界とギャングの黒い関係」を描いたアクション映画。「権力を持った偽善者」が今回の敵。襲撃されて昏睡状態になったストームが復活。鍛え直して襲撃者と黒幕を追う。コンビニ強盗や殺し屋を合気道でぶっ飛ばすシーンが迫力。ストームが体を鍛え直すシーンは鍼やお灸を使うオリエンタルな演出。セガールが格闘シーンをキチンと見せていた頃の傑作です。

(予告編:YouTubeより)

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