「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:スティーヴン・セガール特集(6)「致死性ウイルス&爆弾処理班」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」医師が小さい町に流出した危険ウイルスに関する陰謀を暴く『沈黙の陰謀』、刑事が爆弾魔から街を守ろうとする『沈黙のテロリスト』を紹介します。

沈黙の陰謀(The Patriot)

1.ストーリー
医師が小さい町に流出した殺人ウイルスに関する陰謀を暴き、過激派と対決。
(1999年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(医師)
カミーラ・ベル(娘)
L・Q・ジョーンズ(友人)
ゲイラード・サーテイン(過激派)
サイラス・ウィアー・ミッチェル(役人)

3.注目のシーン
①主役
モンタナ州エニスに住む医師ウェズリー・マクラーレンスティーヴン・セガール)。娘ホリー(カミーラ・ベル)と二人暮らし。友人のフランク(L・Q・ジョーンズ)は良き理解者。

②事件
立てこもり事件を起こす過激派。そのリーダーであるフロイド(ゲイラード・サーテイン)が致死性ウイルス(政府が極秘に開発したもの。ウェズリーは開発者の一人)を飲んで投降。その狙いはウイルスを町中にバラまいて混乱に陥れること。しかし、解毒剤が効かないことに気付いてあせる。

③アクション
解毒剤の開発をウェズリーに求める過激派。免疫を持つホリーを誘拐したりする。ウェズリーの戦いがアクション的な見せ場。しかしながら、過激派たちは所詮「田舎の素人」。銃やワイングラスを使ってウェズリーが小賢しい過激派を始末。車がひっくり返る派手なシーンも。

4.感想
セガールが元政府関係者であり免疫学者でもある「ウェズリー」役で登場。危険なウイルスを手に入れた過激派と対決する役どころ。無敵のセガールさん。人間が相手ではもはや勝負にならないので細菌兵器が登場。戦闘シーンは少な目の映画。なんとなくこのあたりから「沈黙の~」のタイトル作が増えてきて、タイトルを見ただけではどういう内容だったか思い出せなくなってくる。余程のファンでないと覚えられないのではないか、という気がする(気のせい?)。今回の敵は実にバカな連中。どうやって入手したのかはわかりませんが、田舎の過激派が最高機密のウイルスを使って町を支配しようなどと企む。ウイルスを町中にバラまいても自分たちには解毒剤があるから大丈夫、と思ったら・・・。ツッコミどころが結構ある内容。敵は大したことない。ウイルスを退治するのに苦労するウェズリー。意外な手段を発見(しかし、それをヘリからバラまくってのはどうなのさ?)。過激派との対決、先住民の智恵、ウイルスの驚異、ホリー役のカミーラ・ベルのかわいらしさが見せ場の映画。セガールの娘、藤谷文子がチョイ役で出演しています(興味ありますか?)。

L・Q・ジョーンズ:『ワイルドバンチ』『テキサスSWAT』

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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沈黙のテロリスト(TICKER)

1.ストーリー
刑事が爆弾魔から街を守ろうとする。
(2001年公開)

2.キャスト
ティーブン・セガール(爆弾処理班)
トム・サイズモア(刑事)
ピーター・グリーン(刑事)
ジェイミー・プレスリー(爆弾魔)    
デニス・ホッパー(爆弾魔)

3.注目のシーン
①主役
主役を演じるのはセガール、ではなくトム・サイズモア。サンフランシスコ警察麻薬課のレイ(トム・サイズモア)は相棒ファジー(ナズ)と共に麻薬の手入れをする日々。そんなある日、夜中に倉庫に忍び込む怪しい連中を発見。ファジーが撃たれ、レイは一味の女クレア(ジェイミー・プレスリー)を逮捕。その女は悪名高い爆弾魔スワン(デニス・ホッパー)と関わりがある。

②悪役
爆弾魔スワンとその仲間。国際的な悪党であるスワン。「ワイマン上院議員爆破事件」の犯人でもある。

③キャラ
爆弾処理班のグラス(スティーブン・セガール)。ワイマン議員を救出できなかった過去。レイの求めに応じ、スワンを追う。殺人課刑事プルシンスキ(ピーター・グリーン)はつらい過去があるレイに何かと敵対的なイヤな奴。レイとの関係に(少し)注目。

④アクション
ガンアクション、爆発シーンを見せる映画。市庁舎でのテロリストとの対決シーンで「セガール拳」がちょっとだけ炸裂。

4.感想
セガールが圧倒的な強さを見せるのが「セガール映画」。しかし、今回はサポート役でセガールらしいアクションは少な目。主役は『ヒート』のトム・サイズモア。「イカレた爆弾魔」役であのデニス・ホッパー。緊張感のある爆弾処理のシーンがメインであり見せ場。スワンによる爆破事件が次々に発生するシーン、小賢しいスワンの仲間をレイが始末するシーン、市庁舎での銃撃戦、気化爆弾の恐怖、グラスが素人(レイ)に指示して爆弾処理させるシーンに特に注目。刑事たちは爆弾魔から街を守ることができるのか? ホッパーの怪演が光るスリリングな映画です。

トム・サイズモア:『ロックアップ』『スリー・リバーズ』『ヒート』ほか。
ピーター・グリーンジム・キャリー『マスク』(1994年)では「マスク」を悪用する悪党を演じた。

(予告編:YouTubeより)

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