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鉄板映画:スティーヴン・セガール特集(12)「使い捨ての傭兵&危険ウイルス情報」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」傭兵が刑務所から囚人を脱走させようとする『沈黙の傭兵』、元CIAエージェントが極秘情報をめぐる争いに巻き込まれる『沈黙の奪還』を紹介します。

沈黙の傭兵(Mercenary for Justice)

1.ストーリー
傭兵が刑務所から囚人を脱走させてほしいと依頼され・・・。
(2006年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(傭兵)
ジャクリーン・ロード(報道関係)
ロジャー・グーンヴァー・スミス(傭兵斡旋業)
ルーク・ゴス(CIA)
マイケル・ケネス・ウィリアムズ(傭兵)

3.注目のシーン
①主役
ジョン・シーガー(スティーヴン・セガール)。湾岸戦争の英雄で、今では傭兵稼業。CIAからの依頼でシーガー率いる傭兵部隊はアフリカ・ガルモラル島でフランス軍と戦闘中。しかし、敵に包囲されて仲間を失い、「使い捨て」にされる立場にあることに気付く。

②悪役
CIAのドレシャム(ルーク・ゴス)。シーガーをワナにハメて始末しようとする。その理由はおそらくCIAの悪事の証拠を消すためだと思われる。ドレシャムからの依頼で傭兵を斡旋するチャペル(ロジャー・グーンヴァー・スミス)。シーガーを思いのまま利用するため、傭兵の遺族を誘拐する。

③アクション
ガルモラル島での激しい戦闘、CIAの殺し屋がトイレでシーガーを襲撃するシーン、刑務所襲撃(ワナにハメられる傭兵たち)、銀行・灯台での銃撃戦、チャペルの隠れ家での戦闘が主な見せ場。

4.感想
傭兵を利用して使い捨てにするCIAと傭兵斡旋業の男。そんな連中にセガール演じる「シーガー」が仲間と共に反撃する映画。またしてもCIAが悪役。セガール映画では悪役になることが多いCIA(セガールはデビュー作でもCIAを「悪の組織」と描写。CIAに何か恨みでも?)。ガルモラル島でエラい目に遭ったシーガー。その次はギリシャの武器商人からの依頼で刑務所の囚人を脱走させる依頼を受けることになったが、その結末は? 戦闘シーンや銃撃戦の迫力で勝負する映画。悪徳CIA&傭兵斡旋業男へのシーガーの仕返しが見せ場。最高のセキュリティを誇る銀行でのハッキング、車に悪党が落下するシーン、敵をタコ殴りにするシーン(ちょっとショボいパンチだったような気も)、「爆発的な魅力の男」にも注目。ただし、今回のセガールは悪役。銀行で大勢の行員と警備員を餌食に。そういう点ではちょっとスッキリしない作品です。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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沈黙の奪還(SHADOW MAN)

1.ストーリー
元CIA捜査官が極秘情報をめぐる争いに巻き込まれる。
(2006年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(元CIA)
エヴァホープタクシードライバー
スカイ・ベネット(娘)
イメルダ・スタウントン(大使)

3.注目のシーン
①主役
元CIA捜査官のジャック(スティーヴン・セガール)。妻を亡くし、若者に武術指導をする暮らし。義父ジョージ、娘アマンダ(スカイ・ベネット)と旅行に出かけ、ルーマニアブカレストに到着。ところがジョージが乗った車が大爆発。アマンダはタクシーで連れ去られてしまう。

②悪役
「MKウルトラプログラム」なる実験をする研究所からジョージが盗んだ「危険ウイルス情報」。それを入手して高値で売却したい汚職CIA捜査官。同じくそのデータを欲しがるロシア人。ロシア人と組む現地警察。連中はそのデータをジャックまたはアマンダが持っていると考えており、ジャックを襲撃する。

③アクション
ジャックが娘を捜す過程で敵に襲撃されたり、敵をおびき寄せて始末したり。爆発シーン、カーチェイス、銃撃戦、ヘリからの攻撃、敵の銃を奪い取るアクション、悪党のアジト・図書館での格闘などが主な見せ場。ジャックが手製の武器で戦う個性的なシーン、オバちゃんがマシンガンを乱射する珍シーンも。

4.感想
セガール映画で悪役になることが多いCIAがまたしても悪役(なぜなのだろう? セガール自身が反米なのか、CIAは現実に映画のような悪いことをしているのか?)。ルーマニアを舞台にセガールさんが「娘の救出」と「その背後にある陰謀への追及」に取り組む。セガールは「元CIAジャック」の役。危険ウィルスのデータを持っていると疑われ、ジャックがCIA、ロシア人、悪徳警官に襲われる(娘も巻き込まれる)。ルーマニアの街並み、激しい戦い、データの行方、小賢しい裏切り、意外な展開に注目のスリリングな内容。過去のある工作員「アーニャ」役でエヴァホープ、ジャックに同情するアメリカ大使役でイメルダ・スタウントン。見せ場が多い良作です。

(予告編:YouTubeより)

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