「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:スティーヴン・セガール特集(14)「ガラが悪い町&おふざけニュース番組」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」息子を殺された男が犯人を捜して復讐しようとする『沈黙の報復』、さまざまな珍ニュースをマジメに報道するコメディ『鉄板ニュース伝説』を紹介します。

沈黙の報復(Renegade Justice)

1.ストーリー
息子を殺された男が犯人を捜して復讐しようとする。
(2007年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(オヤジ)
エディ・グリフィン(ギャング)
ジェイド・ヨーカー(青年)
ダニー・トレホ(ギャング)
カーク・B・R・ウォーラー(刑事)

3.注目のシーン
①主役
ロサンゼルスでは黒人ギャングとメキシコギャングが抗争中。同僚による犯罪を目撃した警官マックス。夜中に何者かに呼び出され、殺害される。マックスの父サイモン・バリスター(スティーヴン・セガール)。ロスに部屋を借り、息子マックスを撃った敵を捜す。当然の様に早速チンピラが因縁を付けに来た。

②悪役
マックスを撃った人物。黒人青年ゲイリー(ジェイド・ヨーカー)による情報からサイモンはアーマンド(エディ・グリフィン)率いる黒人ギャング、チヴォ(ダニー・トレホ)率いるメキシコギャングを調べる。

③キャラ
マックス殺害事件の捜査を担当するショー刑事(カーク・B・R・ウォーラー)。貸し宿を経営する女アリス(カーメン・セラーノ)、ほか。

④アクション
犯人を捜すサイモンに群がってくるチンピラ(ガラが悪く、身体もデカい)。そんな連中とサイモンが戦うシーンが見せ場。ガンアクション、素手での格闘(十六文キック、キャメルクラッチ(プロレス技)を使うシーンも)、相手の銃を奪い取る素早い動き、カースタントに注目。

4.感想
セガールが街にはびこる悪を相変わらずの強さで倒しまくる作品。謎の男「サイモン・バリスター」。警官でもなければ軍人でもない(何者?)。「息子を撃った奴」のみがターゲット。その人物はギャングとつるんでいるため、サイモンは多くのワルから襲われる。悲しいストーリー。息子を失った男が真犯人を捜しに自ら治安が悪い地域に乗り込む。セガール映画では「警察は役に立たない」というのはよくある設定(現実も?)。だったら自分で戦うしかない、というのが結論。映画的にはセガール映画によくある「CIAがどうのこうの」とか「謎の陰謀」とかよりもこの「街の悪党をぶっ飛ばす作品」の方が親近感があって内容も理解しやすくていいような気がする。父の怒りが爆発するオススメの傑作。ただ、ラスト(悪党を始末しないで劇終)には違和感が。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『鉄板ニュース伝説』The Onion Movie)

1.ストーリー
マジメなニュースキャスターがふざけた演出にウンザリしてしまい・・・。
(2008年公開)

2.キャスト
レン・キャリオー(ニュースキャスター)
ティーブン・セガール(本人)

3.注目のシーン
①主役
マジメなニュースキャスター、ノーム・アーチャー(レン・キャリオー)。彼がホストを務める「オニオン・ニュース」は世界の珍ニュースをマジメに伝える報道番組。しかし、製作側の都合で放送中にヘンなキャラが出てきたりするなどの「つまらん演出」が行われるように。それにウンザリしながらアーチャーは様々なニュースを伝えるが・・・。

②ギャグ
結局のところ「おもしろニュース」を見せる映画。主な「報道」内容は次の通り。
・映画『マル禁パンチャー』(スティーブン・セガール主演)の予告
・覆面ガンマン(銀行を襲う男)
・アイドルのメリッサ(過激なパフォーマンスで世間から非難されている)
・黒人のマネをする男
・犯罪ゲーム
・新しいパソコンを買う男(買ったとたん新商品が発売されて)
・依存症の俳優
ボードゲームの中に入る男(オチが面白い)
・アイスホッケーの選手
平和運動
そして、過激派が生放送に乱入。セガール登場! 

4.感想
アメリカ版『ドリフ大爆笑』(?)。多くのキャラと面白シーンを連続して見せる(バカバカしい)内容。ストーリーはあまり関係ありません。面白い映像をそのまま楽しむのがオススメ。妙な人たち、あるあるネタ、ちょっとした格闘シーンが見せ場。スティーヴン・セガールが本人役で登場して(架空の)映画『マル禁パンチャー』を宣伝。個人的には、ボードゲームの中に入ってしまう男、通じない英語を話す日本人、新しいパソコンを買う男が面白かった。ウケ狙いのシーンが次々と出てきます。「笑い」が欲しい人向けの作品です。
YouTube

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