「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:スティーヴン・セガール特集(15)「暗殺組織に再就職&連続殺人犯追跡」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」元刑事の「ダメオヤジ」が暗殺組織にスカウトされる『弾突 DANTOTSU』、メンフィス市警の刑事が凶悪犯を追う『雷神-RAIJIN-』を紹介します。

『弾突 DANTOTSU』(Pistol Whipped)

1.ストーリー
元刑事が暗殺組織にスカウトされる。
(2008年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(元刑事)
マーク・エリオット・ウィルソン(刑事)
ポール・カルデロン(監視役)
エリース・ゴールズベリイ(女)
ランス・ヘンリクセン(謎の男)

3.注目のシーン
①主役
元刑事のマット(スティーヴン・セガール)。「汚職刑事」の汚名を着せられて退職した過去。それ以来、酒とギャンブルに溺れ、娘にも心配される日々。ある日、バクチで大負けし、謎の男から仕事の話を持ちかけられる。

②謎の組織
エージェントの「ブルー」という男(ポール・カルデロン)に誘われて、マットは「親父」と呼ばれる男(ランス・ヘンリクセン)と面会。極秘の政府機関に属する「親父」「ブルー」から「ギャンブルの借金のカタ」として暗殺の仕事をすることを求められる。

③アクション
法律では裁けない悪党を始末するのがマットの仕事。まずは悪党ブルーノがターゲット。慎重に監視したうえで暗殺。次のターゲットは機密を入手して国へ持ち去ろうとする中国人スパイ。第三のターゲットはマットもよく知っている男(最悪な卑劣漢)。銃や素手でターゲットを倒すシーンがこの映画の見せ場。町でのカースタント&銃撃戦も迫力。

4.感想
『弾突 DANTOTSU』という意味がよくわからないタイトル(内容は良かった。タイトルで損してるような気がする映画)。セガールが娘にも心配されてしまう「ダメオヤジ」を演じる。日本では「スティーヴン・セガール芸能生活20周年記念作」として劇場公開されたとか。だらしないオヤジ。しかしながら、いざ仕事、となるとスイッチが入っていつものセガールに。マットが凄腕でターゲットを始末するシーンが迫力(相手から銃を奪う手技、レストランでの暗殺、銃撃戦ほか)。「謎の男」が所属する「極秘の政府機関」。一体何なんでしょうね? そもそも「法律では裁けない悪党」が社会にいるということが問題。もしそんな組織があるとしたら、日本だったら誰がターゲットになるのでしょうか?

ランス・ヘンリクセン:『殺人魚フライングキラー』『ターミネーター』『ハード・ターゲット』。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『雷神-RAIJIN-』(Kill Switch)

1.ストーリー
メンフィス市警の刑事が凶悪犯を追う。
(2008年公開)

2.キャスト
スティーヴン・セガール(刑事)
クリス・トーマス・キング(刑事)
ホリー・エリッサ・ディグナード(FBI)

3.注目のシーン
①主役
メンフィス市警の刑事ジェイコブ(スティーヴン・セガール)。少年の頃、双子の兄弟を殺害された過去。爆弾事件で「ビリー・ジョー」という男を格闘の末、逮捕。その後、相棒刑事ストーム(クリス・トーマス・キング)と共に連続殺人犯「グリフター」を追う。

②悪役
この映画の悪役は二人。「爆弾野郎」のビリー・ジョー。元軍人。せっかくジェイコブが逮捕したのになぜか釈放。すぐに事件を起こしてジェイコブに「お礼参り」。もう一人は「グリフター」。謎の男で、犯行現場に占星術にちなんだメッセージを残すのが特徴。どちらも極めて悪質な奴ら。

③アクション
ジェイコブが占星術について調べたり、被害者の関係先を訪ねたりしながら悪党と対決。アパートの一室、バー、飲食店、自分の部屋で格闘(銃、ナイフ、素手)。悪党がなかなかタフなため、戦うたびに建物やモノがボロボロに。

4.感想
『雷神-RAIJIN-』というタイトル。主人公ジェイコブのアダナ「ライトニング」の日本語訳。セガールが二人の凶悪犯と対決するサスペンスアクション作。「過去のトラウマ」に苦しむ刑事を演じています。うっぷんを晴らすかのように敵をボロボロに叩きのめすシーンが見所。しかしながら、敵キャラが結構タフ。普段のセガール映画だと簡単に始末されるような連中がやられてもやられても立ち上がってジェイコブを襲う。室内で「ドカンドカン」と敵を叩きのめすたびに壁に穴が開いたり、ガラスが割れたり。占星術がどうのこうのという話が出てきて作品にオカルトな雰囲気を出す効果になってはいますが、結局はセガールが悪党をしばき倒す映画。陰惨なシーンが目立つ中、FBIのおねえちゃん(ホリー・エリッサ・ディグナード)が何の役にも立たない、というのが息抜き的な「笑い」となっています。しかしラストシーンはもっと妙な感じ(妻子と再会)。このラストシーンが作品の余韻をぶっ壊したような気がするサスペンスアクション作です。

(予告編:YouTubeより)

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