「鉄板映画：人気スター映画のブログ」警官が家族を奪ったバイカー集団と対決する『マッドマックス』、荒廃した世界で限られた燃料を求めて人間が争う『マッドマックス2』を紹介します。
『マッドマックス』（Mad Max）
１．ストーリー
警官がバイカー集団と対決する。
（1979年公開）
２．キャスト
メル・ギブソン（警官）
ジョアン・サミュエル（妻）
ロジャー・ワード（警官）
ヒュー・キース・バーン（悪党）
３．注目のシーン
①主役
今から数年後の世界が舞台。警官のマックス（メル・ギブソン）。交通違反者を特別仕様車で追跡する日々。同僚隊員グースがならず者集団に襲撃され、無惨な死。妻子と気晴らしに旅をすることにしたが・・・。
②悪役
町を我が物顔で走る連中。どこにでも出没し、人を襲撃。そのリーダーは「トーカッター」と呼ばれる男（ヒュー・キース・バーン）。手下は冷酷な奴、イカれた奴、バカな奴ら。
③キャラ
マックスの妻ジェシー（ジョアン・サミュエル）。美しいが気が強い。それが徒になってしまう。マックスの上司フィフ（ロジャー・ワード）。スキンヘッドで厳つい男だが、マックスを信用している。
④アクション
モーターアクションを見せる映画。小賢しい悪党集団をマックスが追うシーンが迫力。
４．感想
スピード＆クラッシュのモーターアクション映画。スタントマンが亡くなったとウワサされているほどの激しさ（「スタントマン死亡」というのは事実ではないという証言も）。低予算映画（徹底した経費削減）。しかし、そのことが逆にリアリティのある作風に。とても若い頃のメル・ギブソンがカッコいい（特に髪型）。悪党たちのイカれっぷりには正直なところウンザリですが、猛スピード＆激突はなかなかの迫力。ただし、残酷シーンには要注意です。
５．類似作品
似たような雰囲気の『マッドストーン』（1974年）というオーストラリア映画がある。1979年の『マッドマックス』からすると「先輩」のような内容。バイカー集団が襲われ、警官がバイカーたちと行動を共にして犯人を捜すというありえない設定。ツッコミどころが多い迷作。オススメはしません。
（予告編：YouTubeより）
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『マッドマックス2』（Mad Max2 The Road Warrior）
１．ストーリー
荒廃した未来、限られた燃料を求めて人間が争う。
（1981年公開）
２．キャスト
メル・ギブソン（荒野の男）
ブルース・スペンス（小型ヘリの男）
マイケル・プレストン（リーダー）
ヴァーノン・ウェルズ（悪党）
ケル・ニルソン（悪党）
３．注目のシーン
①主役
戦後の荒廃した世界。荒野を走るマックス（メル・ギブソン）。ガソリンを精製する集落を発見。給油したいマックスだが、精製所を狙う連中が・・・。
②悪役
ガソリン精製所を狙う集団。そのリーダーは「ヒューマンガス」と呼ばれる男（ケル・ニルソン）。鉄仮面をかぶって素顔を見せない。髪は放射能の影響なのか、わずかに生えているのみ。手下は凶暴。特に荒っぽい男（ヴァーノン・ウェルズ）は愛人を殺された怒りで精製所のメンバーを抹殺しようとする。
③キャラ
マックスをワナにハメようとしてドジる小型ヘリの男（ブルース・スペンス）。精製所のリーダー（マイケル・プレストン）、女戦士、ブーメラン少年ほか。
④アクション
マックスとヒューマンガス軍団の激闘が見せ場。前作同様、スタントマンが体を張ったアクション。マシンが衝突して大破するシーンが迫力。
４．感想
前作以上のスピードとクラッシュが見せ場（製作費は前作の約10倍）。あれから数年後。大戦争が起こり、世界は荒廃。荒野をさまようマックス。砂漠を舞台に暴れ回るヒューマンガス軍団がマックスに襲いかかる。車両が吹き飛ぶシーンがド迫力。『北斗の拳』、プロレスの「ロード・ウォリアーズ」の元ネタとしても有名なバイオレンスな映画。砂漠での戦い、仮面姿の「ヒューマンガス」といったキャラに特に注目です。
ケル・ニルソン：「ヒューマンガス」役。スウェーデンの重量挙げ選手だった過去。
ヴァーノン・ウェルズ：アーノルド・シュワルツェネッガー『コマンドー』（1985年）では「卑劣な裏切り者」を演じた。
（予告編：YouTubeより）
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