「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:メル・ギブソン特集(3)「珍刑事コンビ&南アフリカの金貨」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ロサンゼルス市警の刑事が犯罪組織と対決する『リーサル・ウェポン』、外交特権を悪用する犯罪グループと対決する『リーサル・ウェポン2 炎の約束』を紹介します。

リーサル・ウェポン(Lethal Weapon)

1.ストーリー
ロサンゼルス市警の刑事がコンビを組んで犯罪組織と対決する。
(1987年公開)

2.キャスト
メル・ギブソン(刑事)
ダニー・グローヴァー(刑事)
トレイシー・ウォルフ(娘)
ゲイリー・ビジー(殺し屋)
ミッチェル・ライアン(将軍)

3.注目のシーン
①主役
ロサンゼルス市警の刑事リッグス(メル・ギブソン)とマータフ(ダニー・グローヴァー)。リッグスは麻薬課。つらい過去にやけっぱちな気分。マータフは殺人課。家族に囲まれ、50歳の誕生日を祝って幸せな気分。そんな二人が薬物がらみの事件を共同で担当することに。

②悪役
アメリカ軍将軍(ミッチェル・ライアン)と手下の殺し屋ヨシュア(ゲイリー・ビジー)。密かにアメリカに薬物を持ち込んで荒稼ぎしているだけではなく、マータフの旧友ハンサカー(トム・アトキンス)を絶望させた悪党。重武装でリッグス&マータフを襲い、マータフの娘リアン(トレイシー・ウォルフ)を誘拐する卑劣さも見せる。

③キャラ
マータフ家の愉快な人々。妻トリッシュ(ダーリン・ラヴ)は料理がド下手(らしい)。息子ニック(デイモン・ハインズ)、もう一人の娘キャリー(エボニー・スミス)も明るい子。女精神科医(メアリー・エレン・トレイナー)はリッグスのことを気に懸ける心配性な人。

④アクション
アメリカ映画らしいガンアクション、カースタント、爆発シーン。リッグスが「特殊部隊出身」ということで素手での格闘を見せるシーンも迫力。リッグスが撃たれて吹っ飛ぶシーン、悪党に捕まって痛めつけられたリッグスが脱出するシーン、干湖での狙撃&銃撃戦、マータフと将軍の対決、リッグスとヨシュアの対決が主な見せ場。

⑤笑い
ユーモラスなシーンもあるバディムービー。リッグスがオトリ捜査で100ドルを払おうとするシーン、リッグスとマータフの初対面のシーン、怪しい人物を目撃した少年(実に個性的な黒人少年)に事情聴取、などが楽しい。

4.感想
後にシリーズ化される人気作の第一弾。性格が違うリッグスとマータフ。荒っぽいリッグスにマータフがあきれるパターンが「笑い」。マータフのかわいい娘リアンもなかなか面白いキャラ(彼氏がいるのにリッグスに一目惚れ。パート2ではさらに魅力的に)。リッグスの家(海辺のトレーラーハウス)にも注目。悪党たちのあくどさにはウンザリですが、アクション&コミカルな演出が光る見所が多い傑作です。

作品情報:各種資料より
・別バージョンのエンディングがあるとか

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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リーサル・ウェポン2 炎の約束』(Lethal Weapon 2)

1.ストーリー
ロサンゼルス市警の刑事が外交特権を悪用する犯罪グループと対決する。
(1989年公開)

2.キャスト
メル・ギブソン(刑事)
ダニー・グローヴァー(刑事)
ジョー・ペシ(証人)
パッツィ・ケンジット(秘書)
ジョス・アクランド(領事)

3.注目のシーン
①主役
おなじみロサンゼルス市警の刑事リッグス(メル・ギブソン)とマータフ(ダニー・グローヴァー)。逃走車を追跡。カーチェイスの末、赤のBMWが横転。トランクから100万ドル相当のクルーガーランド金貨が。

②悪役
「外交特権」を悪用して何やらコソコソやっている南アフリカ領事ラッド(ジョス・アクランド)。隠れ家には大金と重武装した領事館職員。手下のピーターはリッグスと深い因縁。赤のBMWを運転していた男もラッドの手下。

③キャラ
マータフがラッドの手下に脅迫されたことでリッグス&マータフが別の任務に。FBIが保護している証人レオ・ゲッツ(ジョー・ペシ)をガードする。このレオは実によくしゃべる奴でリッグス&マータフはウンザリ。実は偶然にもレオはラッドの下で働いていた男。なかなか立派な根性の持ち主で、事件解決に貢献。また、前作に引き続いて「マータフ一家」が登場。妻トリッシュ(ダーリン・ラヴ)、娘リアン(トレイシー・ウォルフ)、息子ニック(デイモン・ハインズ)、末娘キャリー(エボニー・スミス)。タレントになったリアンはCM初出演。家族そろってCMを観るシーンに注目。リッグスのことを気に懸ける女精神科医役でメアリー・エレン・トレイナーも再登場。

④アクション
リッグス&マータフがラッド一味と対決。冒頭のカーチェイス&銃撃戦、プールに落下、釘打ち機で襲撃者を撃退、ヘリからの銃撃&リッグスの応戦、ラッドの隠れ家をぶっ潰すシーン、埠頭での戦闘が見せ場。

⑤笑い
冒頭のカーチェイスでのリッグスのセリフ「ロス市警まで、日本人に買われたか!」、リアンのCM、トイレから出られなくなったマータフ、といった面白演出があるため鑑賞しやすい内容になっています。

4.感想
パート2は「外交特権」「人種差別」がテーマ。まだアパルトヘイトがあった時代の作品。非常に冷酷な悪党たち。リッグス&マータフの戦いぶり、敵を挑発する作戦に注目。今回から登場する新キャラは「レオ・ゲッツ」。「お笑い担当」レオをジョー・ペシがユーモラスに好演。「ラッドの秘書リカ」は美人さん。妻を亡くして落ち込むリッグスが彼女と出会って浮かれ気分。しかし、悲しい別れ。冒頭に登場する「クルーガーランド金貨」は南アフリカが発行している金貨。しかしながら、あの金貨のこの映画での役割がよくわからなかった(単に「南アフリカ」を印象づける演出?)。コンテナに積まれた大量の1000ドル札にも注目。金貨、新キャラ、笑い、因縁の決着戦が見せ場の傑作です。

ジョー・ペシ:名優。大物との共演が多く、シリアスな役はもちろん、コミカルな演技も得意。『レイジング・ブル』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『グッドフェローズ』『ホーム・アローン』ほか。

(予告編:YouTubeより)

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