「鉄板映画：人気スター映画のブログ」ジェームズ・コバーン、ルーシー・リューが登場。犯罪の世界に生きる男が大組織を敵に回すクライムムービー『ペイバック』を紹介します。
『ペイバック』（Payback）
１．ストーリー
犯罪者が大組織を敵に回す。
（1999年公開）
２．キャスト
メル・ギブソン（犯罪者）
ビル・デューク（汚職刑事）
ルーシー・リュー（女王様）
クリス・クリストファーソン（犯罪者）
ジェームズ・コバーン（犯罪者）
３．注目のシーン
①主役
犯罪者が主役のクライムムービー。犯罪者のポーター（メル・ギブソン）。妻、ヴァルと組んで中国人のアングラマネーを奪うことに成功。しかし、見込み違いで奪ったカネが思ったより少ない。妻とヴァルにポーターは裏切られ、撃たれて重傷。
②悪役
この映画の主要キャラはみんな悪役。ポーター、妻、ヴァル。ポーターの犯罪を知ってポーターをゆする汚職刑事（ビル・デュークほか）、中国人犯罪者（ルーシー・リューほか）、ヴァルが所属する組織のボス格カーター（ウィリアム・ディヴェイン）、ブロンソン（クリス・クリストファーソン）、フェアファックス（ジェームズ・コバーン）。
③キャラ
組織の女ロージー（マリア・ベロ）。キャラ的には悪役ではないが、ポーターと深い関係があり、ポーターの復讐に協力する役どころ。二人の内務調査刑事は汚職刑事を追及するシーンで活躍。
④アクション
ポーターの犯罪と復讐が見せ場。中国人からカネを強奪するシーン、小悪党をしばき倒すシーン、中国人の逆襲、ヴァルとの決着戦、車を爆破、敵の本拠地に乗り込むシーン、大爆発、ほか。
４．感想
ワル同士が争う映画。少し古い時代を感じる舞台設定。メル・ギブソンが暗いキャラを演じる。ストーリー的にはツッコミどころが。中国人から14万ドルを奪ったポーター、妻、ヴァル。妻とヴァルが共謀し、ポーターは重傷。自分の「取り分」である7万ドルを取り戻すために妻とヴァルを追い、結果的に組織と対決。「7万ドル」のためにポーターが執念を燃やす映画。その「7万ドル」はそもそも人から奪ったもの。しかし「一度手に入れたものは自分のもの」と考えるタイプらしく、ポーターは汚職刑事に脅迫されようが、組織に拷問されようが絶対に諦めない。一人で組織に対抗するポーター。その結末は？ キャスティングが豪華な映画。メル・ギブソン、ビル・デューク、ルーシー・リュー、クリス・クリストファーソン、ジェームズ・コバーンら。特に注目なのが「女王様」役のルーシー・リュー（見ていて引くようなキャラ。でも違和感がないのには思わず笑ってしまった。『シャンハイ・ヌーン』での「姫」役と比較すると面白いかも）。「孤高の犯罪者」の戦い、ストーリー展開に注目の傑作です。
ルーシー・リュー：『シャンハイ・ヌーン』『チャーリーズ・エンジェル』『キル・ビル Vol.1』ほか。
（予告編：YouTubeより）
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