「鉄板映画:人気スター映画のブログ」刑事が企業ビルを乗っ取ったテロリストと対決する『ダイ・ハード』、犯罪王と手を組んだテロリストと対決する『ダイ・ハード2』を紹介します。
『ダイ・ハード』(Die Hard)
1.ストーリー
刑事が企業ビルを乗っ取ったテロリストと対決する。
(1988年公開)
2.キャスト
ブルース・ウィリス(刑事)
ボニー・ベデリア(妻)
レジナルド・ヴェルジョンソン(警官)
アラン・リックマン(テロリスト)
3.注目のシーン
①主役
クリスマス・イヴが舞台。そんな楽しい日に事件。ニューヨーク市警の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)。「ナカトミ商事」で働く妻ホリー(ボニー・ベデリア)に会いにロサンゼルスへやってきた。リムジンの出迎えでナカトミ商事のクリスマスパーティへ。ところがテロリストが「ナカトミビル」を占拠する。
②悪役
ナカトミビルを占拠するテロリストたち。リーダーのハンス(アラン・リックマン)。手下は冷酷なカール(アレクサンダー・ゴドノフ)ら。ナカトミ商事社長を脅して、殺害。金目当ての犯行。
③キャラ
人質になってしまうホリー。しかしながら、夫ジョンとはスレ違いがあるようで、テロリストがジョンにイラついているのを見て納得する。通報でパトカーで見回りに来た黒人警官パウエル(レジナルド・ヴェルジョンソン)。思いがけない出来事に困惑。事件をしつこく追い掛けるマスコミの男(ウィリアム・アザートン)。事件に介入するFBIだが、役に立たない(ジョンが一人で頑張るハメに)。
④アクション
一人でジョンがテロリストと戦う姿を見せる映画。敵はバッチリ武装。圧倒的不利のジョン。敵の武器を奪ったり、消防ホースを使ったりしながら追ってくるテロリストを始末。特に凶悪なのがカール。弟をやられた怒りでいっぱい。テロリストが警察の装甲車を攻撃するシーンにも注目。
4.感想
ブルース・ウィリスが裸足でヨーロッパ・テロリストと対決するアクション作。死闘が見せ場のハードな内容。パウエルのパトカーが悲惨なことになるシーン、ジョンとパウエルのやりとり、妻との関係、ジョンの独り言などコメディ的な演出があるためハードアクション映画でありながら「鑑賞していて肩の凝らない傑作」となりました。「ジョン・マクレーン」は「ツイてない奴」。何かとエラい目に遭う役どころ。そんな奴と戦うハメになったテロリストもまた「ツイてない奴ら」。ハンスとカールは悪役ながらどこか魅力的。心理的な駆け引きにも注目です。
(作品情報:各種資料より)
・アーノルド・シュワルツェネッガー、シルベスター・スタローンはマクレーン役のオファーを断った
・ウィリスは『こちらブルームーン探偵社』と『ダイ・ハード』の撮影を掛け持ちした
・ウィリス自ら多くのスタントを行った
・ナカトミビル屋上の爆発シーンはミニチュア撮影によるもの
(予告編:YouTubeより)
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『ダイ・ハード2』(Die Hard 2: Die Harder)
1.ストーリー
ロス市警の刑事が麻薬王と手を組むテロリストと対決する。
(1990年公開)
2.キャスト
ブルース・ウィリス(刑事)
ボニー・ベデリア(妻)
ジョン・エイモス(少佐)
フランコ・ネロ(将軍)
3.注目のシーン
①主役
ロス市警の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はやっぱり「ツイてない奴」。妻ホリー(ボニー・ベデリア)を迎えにワシントン空港へ来たが、駐車違反で罰金(邪魔くさい警官とのやりとりにも注目)。ホリーの乗った機が着陸できないハプニング。そんな中、ジョンが空港で怪しい連中を発見し、撃ち合いに。
②悪役
二転三転する展開を楽しむ内容。アメリカに護送されることになったバルベルデ共和国の麻薬王エスペランザ将軍(フランコ・ネロ)。「怪しい連中」はそのことと関係がある。
③キャラ
上空で足止めになった機中のホリー。あのテレビレポーター(ウィリアム・アザートン)と再会し、微妙な空気に。
④アクション
テロリストが空港を乗っ取り。特殊部隊が投入され、銃撃戦。しかし、テロリストと特殊部隊には何らかの関係が。最後は逃走する飛行機をジョンが追跡。
4.感想
前回、ニューヨーク市警だったマクレーンがロス市警の刑事に(ホリーの希望で人事異動させてもらったらしい)。アクションを見せるための映画(深く考えて観るような作品ではないような気がする)。そのアクションシーンもCGが目立つのが気になった(マクレーンが「生身の体」でぶつかっていくところが、このシリーズの面白いところだと思うのですが)。今回はアクションに加え、「死んだはずの軍人」が犯罪を犯す謎というサスペンス的な演出が入っています(彼らの正体は?)。『星の王子 ニューヨークへ行く』『ロックアップ』のジョン・エイモスが出演(役どころに注目)。ロス市警の刑事ジョンが空港で「部外者」扱いされながら頑張る映画。ジョンが吹き飛ぶシーン(CG)といった面白シーンもあります。
(作品情報:各種資料より)
・映画の舞台となったワシントン・ダレス国際空港。しかし実際の撮影は別の空港で行われた
(予告編:YouTubeより)
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