「鉄板映画:人気スター映画のブログ」体の不自由な科学捜査官が凶悪犯を追うサスペンス作『ボーン・コレクター』、無実の罪で服役するボクサーと黒人少年の物語『ザ・ハリケーン』を紹介します。
『ボーン・コレクター』(The Bone Collector)
1.ストーリー
体の不自由な科学捜査官と女警官が凶悪犯を追う。
(1999年公開)
2.キャスト
デンゼル・ワシントン(科学捜査官)
アンジェリーナ・ジョリー(警官)
3.注目のシーン
①主役
体が不自由な科学捜査官ライム(デンゼル・ワシントン)。ケガをしたときの悪夢にうなされる日々。そんな状況で事件発生。凶悪犯がタクシーで人をさらう。事件処理にあたる警官アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)。ライムはアメリアの仕事ぶりを評価する。
②悪役
凶悪犯。メッセージを現場に残し、犯行を重ねる。ライムの指導でアメリアが証拠の分析、地下の捜索。
4.感想
デンゼル・ワシントン版『裏窓』。ワシントンが麻痺により身動きできない捜査官を演じる。犯人の正体と犯行の動機がメイン。「犯人の異常さ」を表現したシーンは猟奇的(残酷シーンに要注意)。体が動かない状況で敵に襲われるシーンがスリリングな映画です。
(予告編:YouTubeより)
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『ザ・ハリケーン』(The Hurricane)
1.ストーリー
無実の罪で服役するボクサーを黒人少年と支援者が助けようとする。
(1999年公開)
2.キャスト
デンゼル・ワシントン(ボクサー)
ヴィセラス・レオン・シャノン(黒人少年)
ロッド・スタイガー(判事)
3.注目のシーン
①主役
プロボクサーのルービン・“ハリケーン”・カーター(デンゼル・ワシントン)。子供の頃、あるトラブルから少年院に。陸軍に入隊するが、刑務所へ。ボクシングを始め、世界タイトルにも挑戦(敗北)。そして1966年。バーで強盗事件発生。刑事はカーターを犯人と決めつける。
②汚い連中
裁判にかけられるカーター。有罪。カーターを陥れたい連中にとっては「してやったり」といったところ。カーターの釈放を求める人々がデモ活動。カーター自身も獄中で執筆活動。しかし、次第に世間の関心も薄れ、カーターは絶望。カーターの自伝を読んだ黒人少年レズラがカーターに手紙。それをキッカケに1985年、再審理が行われることに。
4.感想
ワシントンが実在のボクサーを演じるノンフィクションもの映画。ほとんど証拠が無いにもかかわらず「過去の因縁」により強引に有罪にされてしまったカーター。正義を通そうとするカーターだが、殺伐とした刑務所で次第に冷静さ・気力を失っていく。再審理の行方は? アメリカ社会の抱える問題がテーマの重厚な作品。ボクシングのシーンにも注目です。
(予告編:YouTubeより)
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