「鉄板映画：人気スター映画のブログ」「死人」が法を逃れる悪人を始末する『パニッシャー』、「聖書を持つ男」が町の悪ボスと対決する『バトル・ライダー』を紹介します。
『パニッシャー』（The Punisher)
１．ストーリー
「パニッシャー」が法を逃れる悪人を始末する。
（1989年公開）
２．キャスト
ドルフ・ラングレン（元警官）
ジェローン・クラッベ（ギャング）
キム・ミヨリ（ヤクザ）
ルイス・ゴセット・ジュニア（警部補）
３．注目のシーン
①主役
元警官キャッスル（ドルフ・ラングレン）。家族を殺された過去。復讐のため、犯罪者を私刑する「パニッシャー」に転身。ギャングのフランコ一家のメンバーであるモレッティを始末。
②悪役
ギャングのフランコ（ジェローン・クラッベ）。なかなか狡猾な男で、「組織改革」によってさらに悪事を効率的に行おうとしている。そんな状況で手下が黒覆面集団に襲われる大被害。ヒデコ・タナカ（キム・ミヨリ）率いる日本のヤクザがアメリカに進出。フランコの組織を傘下に入れようとする。
③キャラ
警部補バーコウィッツ（ルイス・ゴセット・ジュニア）。キャッスルの元相棒でもある。今では「パニッシャー」捜査担当。サマンサは優秀な女刑事。バーコウィッツと共に「パニッシャー」を追う。役者のテスピアンはキャッスルの情報屋。この男の情報に基づいてキャッスルはタナカのアジトを奇襲する。
④アクション
やっぱり「パニッシャー」による私刑が見せ場。モレッティを始末、桟橋での戦闘、ヤクザの賭場を銃撃、タナカのアジトを奇襲＆カーチェイス、最後の決着戦。タナカの娘（女殺し屋）、ヤクザ（八巻健二）による格闘アクション、「パニッシャー」が捕まってしまうシーンにも注目されたい。
４．感想
ラングレンが犯罪集団と対決するアクション作。日本人がアメリカに進出していた時代の作品ということで悪役が日本の組織。ヒデコ・タナカによるとヤクザは「悪の貴族」だそうだ。パニッシャー、ギャング、ヤクザの三つ巴の激戦が売り物の映画。「パニッシャー」の戦いぶり、日本人キャラ（特にタナカ。白塗りで笑う姿が実に不気味）、オリエンタルな演出（剣道、日本舞踊。手裏剣のように刃物を使うシーン）に注目の個性的なハードアクション映画です。
ルイス・ゴセット・ジュニア：『愛と青春の旅だち』『ジョーズ3』
ジェローン・クラッベ：『007 リビング・デイライツ』『逃亡者』『オーシャンズ12』
（予告編：YouTubeより）
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『バトル・ライダー』（Missionary Man)
１．ストーリー
「聖書を持つ男」が町のボスと対決する。
（2007年公開）
２．キャスト
ドルフ・ラングレン（ライダー）
カテリ・ウォーカー（町の女）
チェルシー・リケッツ（娘）
３．注目のシーン
①主役
暴力がはびこる町が舞台。そこに現れた「聖書を持つライダー」（ドルフ・ラングレン）。一体何者なのか？
②悪役
町を暴力で牛耳るリノ、その手下。部族評議会をコントロールして町にカジノを建設しようとしている。その計画の邪魔を取り除くため町の人気者であるJJという男を殺害。さらに「ライダー」を消そうと「北の連中」を町に呼ぶ。
③キャラ
JJの父、妹ナンシー（カテリ・ウォーカー）、ナンシーの娘カイオワ（チェルシー・リケッツ）。頼りにならない保安官、クスリで堕落した青年ビリー、ほか。
④アクション
「ライダー」がリノの手下、「北の連中」をぶっ飛ばすシーンが売り物の映画。素手でも滅法強い「ライダー」。パンチ、キック、ゴミ箱のフタでリノの手下を軽く制圧。強力な銃、ロープで「北の連中」を始末。
４．感想
監督・脚本ドルフ・ラングレンのアクション映画。ラングレンが「謎の男」を演じる西部劇風の作品（クリント・イーストウッドやスティーブン・セガール映画の雰囲気によく似ている。アクション、キャラなど）。町に突然現れた「聖書を持つ謎の男」が悪い奴をぶっとばすという単純ですが実にわかりやすいストーリー（アクション映画はわかりやすいのがいい）。説明がちょっと足らないような気がする内容。「ライダー」と「北の連中」の過去の因縁、「ライダー」の背中のキズ、「ライダー」と「JJ」の関係（無関係かも）など。ラングレン演じる「ライダー」の「圧倒的な強さ」を鑑賞する映画。部族の人たちと会話するシーン、犯罪者をワザと怒らせるシーンにも注目です。
（予告編：YouTubeより）
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