「鉄板映画：人気スター映画のブログ」新人の医者が難病患者の治療に取り組む『レナードの朝』、消防士の兄弟が謎の放火事件に巻き込まれる『バックドラフト』を紹介します。
『レナードの朝』（Awakenings)
１．ストーリー
新人の医者が難病にかかった患者たちを治療しようとするが・・・。
（1990年公開）
２．キャスト
ロビン・ウィリアムズ（医者）
ペネロープ・アン・ミラー（見舞いの女）
ロバート・デ・ニーロ（難病患者）
３．注目のシーン
①主役
1966年、ブロンクス。慢性神経症患者を扱う病院に新人の医者マルコム・セイヤー（ロビン・ウィリアムズ）が着任。そこには「反応がない」患者たち。レナード（ロバート・デ・ニーロ）もその一人。その症状はかつて流行した「眠り病」が原因の様子。反応は無いが意志はある、と判断したセイヤーは投薬など様々な手段で患者の回復を目指す。
②回復
何と外出できるまでに回復したレナード。家族を見舞いに来た女性ポーラ（ペネロープ・アン・ミラー）と親しい関係に。それをキッカケに「自由」に目覚めたレナード。退院を要求。そして・・・。
４．感想
原作は実話であるが、映画は原作に基づくフィクション。ウィリアムズとデ・ニーロが難病と戦うヒューマンドラマ。リアルな演技（難病患者を演じるデ・ニーロに注目）が見せ場。誰もが匙を投げた患者たちを熱心に見守り、研究を重ねる医師セイヤー。試行錯誤の末、努力の成果が現れ始める。その結末は？ 『キンダガートン・コップ』でキュートな人妻を演じたペネロープ・アン・ミラー。デ・ニーロとの共演シーンに注目。決して諦めないセイヤー。セイヤーをフォローする仲間たち。患者とその家族。努力、熱意、人としての誠実さがテーマの名作です。
（予告編：YouTubeより）
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『バックドラフト』（Backdraft)
１．ストーリー
消防士の兄弟が謎の放火事件に巻き込まれる。
（1991年公開）
２．キャスト
カート・ラッセル（兄）
ウィリアム・ボールドウィン（弟）
ジェニファー・ジェイソン・リー（議員秘書）
ドナルド・サザーランド（放火魔）
ロバート・デ・ニーロ（放火犯罪捜査官）
３．注目のシーン
①20年前
1971年、シカゴ。消防士の息子スティーブンとブライアンが悲劇を目撃。
②現在
消防士になったスティーブン（カート・ラッセル）。弟ブライアン（ウィリアム・ボールドウィン）も同じ道に。危険な火災現場での消火活動。しかし、過酷な仕事。ブライアンは消防士としての自信を無くしてしまう。
③悪役
連続放火事件の犯人。「炎」に詳しい奴。巧妙な仕掛けで特定の人物を火事（バックドラフト）で始末。その正体、目的がこの映画のポイント。リムゲイル放火犯罪捜査官（ロバート・デ・ニーロ）からニラまれている収監中の放火魔バーテル（ドナルド・サザーランド）も立派な悪党だが、この映画の犯人ではない。
④キャラ
消防士としての自信を無くしたブライアンはリムゲイルの助手に転向。スウェイザック市議会議員は「消防署の合理化」を目指す意向。スティーブンには別れた妻がいるが、彼女に未練タップリ。ブライアンの恋人ジェニファー（ジェニファー・ジェイソン・リー）はスウェイザックの秘書。
４．感想
ラッセル＆ボールドウィンが消防士役に挑戦。つらい過去を背負う消防士の兄弟が謎の放火事件に巻き込まれるサスペンスな内容。「炎」を知り尽くしている放火犯。何らかの狙いで特定のターゲットを始末。犯人の正体とその目的は？ 危険な仕事に従事する消防士たち。貧弱な装備で、命がいくつあっても足りない危険な作業。同じ道に進んだ兄弟。その仕事ぶりに注目。火災＆爆発シーン、兄弟の性格の違い、サザーランド演じる「バーテル」というキャラクター（その異常さ、リムゲイルとの面会シーンに特に注目）、救急車での兄弟の会話が見せ場です。
（作品情報：各種資料より）
ウィリアム・ボールドウィンは『テルマ&ルイーズ』に出演するはずだったが、『バックドラフト』の脚本を読んで気に入ったため、『テルマ&ルイーズ』を降板して『バックドラフト』に出演。『テルマ&ルイーズ』でウィリアムが演じる予定だった役はブラッド・ピットが担当
（予告編：YouTubeより）
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