「鉄板映画：人気スター映画のブログ」謎の仕事屋がターゲットが持つケースを強奪しようとする『RONIN』、元警官がギャングのカネをめぐる争いに巻き込まれる『フローレス』を紹介します。
『RONIN』（Ronin)
１．ストーリー
「仕事屋」たちがターゲットが持つケースを強奪しようとするが・・・。
（1998年公開）
２．キャスト
ロバート・デ・ニーロ（仕事屋）
ジャン・レノ（仕事屋）
ショーン・ビーン（仕事屋）
ナターシャ・マケルホーン（依頼人）
３．注目のシーン
①主役
フランスが舞台。パリのバーに集まる男たち。サム（ロバート・デ・ニーロ）、ヴィンセント（ジャン・レノ）、スペンス（ショーン・ビーン）ほか。謎の女ディアドラ（ナターシャ・マケルホーン）からの依頼で、ある男が持つ「銀色のケース」を奪うことに。武器を調達し、ニースに潜入。「ケースを持つ男」を襲撃するが、裏切り者が・・・。
②裏切り
負傷したサム。裏切り者とケースを追う。そして黒幕と対決。
４．感想
デ・ニーロとレノが共演。「RONIN」とは日本語の「浪人」のこと（冷戦終結により存在価値を失った東西のスパイや特殊工作員らを浪人に例えている）。フランスを舞台に武器の扱いに詳しい仕事屋たちが「謎のブツ」を強奪しようとするサスペンスアクション。登場人物の正体や「ブツ」の中身など「謎」が多い映画。どうやらアイルランド紛争と関係がありそうな感じ。武器を調達するシーン、街中でのカーチェイス、銃撃戦。結局のところ、アクションが次々に発生するストーリー展開を楽しむ映画。アクション（カーチェイスのシーンは全て実写）、登場人物の正体と目的、観光名所（フランスの町）が見せ場のスリリングな作品。DVDには「もう一つのエンディング」が収録されています。
（予告編：YouTubeより）
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『フローレス』（Flawless)
１．ストーリー
元警官がギャングのカネをめぐる争いに巻き込まれる。
（1999年公開）
２．キャスト
ロバート・デ・ニーロ（元警官）
フィリップ・シーモア・ホフマン（女装家）
３．注目のシーン
①主役
元警官のウォルト（ロバート・デ・ニーロ）。近所でギャングのミスターZがカネを奪われる事件発生。それに対応しようとしたウォルトだが、脳卒中を起こして体がマヒ。リハビリするが、うまくいかない。女装家ラスティ（フィリップ・シーモア・ホフマン）の助けを借り、「歌のレッスン」で心身の回復を図ろうとする。
②決着
奪われたカネを探すミスターZ。ウォルトが住むアパートに乗り込む。そして撃ち合い。
４．感想
なかなか個性的な映画。女装家「ドラッグ・クイーン」が登場。現在ではいわゆる「差別発言」と見なされてしまうセリフ多し。デ・ニーロが不自由な体で敵と対決する映画。少し頑固な元警官ウォルト。突然、不自由な体に。ラスティら明るく振る舞う女装家たちに見守られながらリハビリに励む。全く違う人生を歩んできたウォルトとラスティ。しかし、二人には共通点が。それは「孤独」。不自由な体になったウォルト。世間から白い目で見られてきたラスティ。そんな二人が共感し合う。最後は「ミスターZ」なるギャングとの決着戦。どんな結末になるか？ 杖をつくウォルト（不自由な体になる前はダンスをしたりしていたが、そのシーンと実に対照的）、あえて明るく振る舞う女装家たち（暴力や偏見に耐えている）、心の交流、ウォルトとラスティが悪党に襲われるシーンに注目です。
（予告編：YouTubeより）
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