「鉄板映画：人気スター映画のブログ」精神分析医がギャングのボスから悩みを相談されてしまう『アナライズ・ミー』、精神分析医が元ギャングのボスの更生を助けようとする続編『アナライズ・ユー』を紹介します。
『アナライズ・ミー』（Analyze This)
１．ストーリー
精神分析医がギャングのボスから妙に気に入られて悩みを相談されてしまうが・・・。
（1999年公開）
２．キャスト
ビリー・クリスタル（精神分析医）
リサ・クドロー（婚約者）
ジョー・ヴィテレリ（ギャング）
ロバート・デ・ニーロ（ボス）
３．注目のシーン
①主役
ギャングの大物ボス、ポール・ヴィッティ（ロバート・デ・ニーロ）。命を狙われるなどストレスいっぱい。息苦しさを覚え、医者を訪ねるがその診断に不満。手下が偶然出会った精神分析医ベン（ビリー・クリスタル）を訪ねることに・・・。
②悪役
ヴィッティのライバル、プリモ（チャズ・パルミンテリ）。殺し屋を送り込んだりする。仲間を増やし、「ヴィッティ包囲網」を形成。
③キャラ
ベンは「ワケあり」な男。精神分析医ではあるが、自身にも分析医が必要な精神状態。そんな状況でギャングの大物から頼りにされてしまう。婚約者ローラ（リサ・クドロー）とのマイアミでの結婚式が控えているというのに。
④笑い
シチュエーションはシリアスですが、これはコメディ。マジメなベンがギャングから頼りにされて困ってしまったり、ギャング同士の抗争がどこかユーモラスに表現されていたり。ヴィッティの太った子分ジェリー（ジョー・ヴィテレリ）とかいうドジキャラにも注目されたい。
４．感想
デ・ニーロとクリスタルが共演のコメディ映画。追突事故がキッカケで知り合ったギャングから（何故か）気に入られてしまった精神分析医ベン。親切にヴィッティにアドバイスするが、いつの間にか「知りすぎた医者」となってしまってどんどんヤバイことに・・・。自然に笑わせるクリスタル。怒らせたらヤバい雰囲気を出すデ・ニーロ。そんな二人の掛け合いが最高に面白いシチュエーションコメディ。細かいギャグ（雰囲気で笑わせるギャグ、ドジ系のギャグ、など）、結婚式のシーン（とんでもないハプニング発生）、ヴィッティ「逆らうな！」のセリフ、ギャングの会合（ヤバすぎる空気）、銃撃戦が見せ場。個性的キャラクター（特に「ジェリー」）による人間関係、笑いの演出、緊迫感のあるシーンに注目の傑作です。
（予告編：YouTubeより）
－－－－－－－－－－－－－－
『アナライズ・ユー』（Analyze That)
１．ストーリー
精神分析医がギャングの元ボスの更生を助けようとするが・・・。
（2002年公開）
２．キャスト
ビリー・クリスタル（精神分析医）
リサ・クドロー（妻）
ジョー・ヴィテレリ（ギャング）
ロバート・デ・ニーロ（元ボス）
３．注目のシーン
①主役
服役中のギャングの元ボス、ポール・ヴィッティ（ロバート・デ・ニーロ）。刑務所内であるにもかかわらず命を狙われる。看守が買収されていることに気付き、何とか出所しようとする。
②悪役
ヴィッティのライバル、リガッチ。前作ではプリモに襲われたヴィッティだが、今回もまた狙われる。ヴィッティに代わって新しくボスになったパティー（キャシー・モリアーティ）も「邪魔になるようであればヴィッティを消せ」と手下に命じる（ヒドい）。
③キャラ
前作のキャラが再登場。出所したいヴィッティがミュージカル調で歌い出したり、妙なことを言ったりして頭がイカれたフリをする（珍シーン連発）。「仮病を使って出所する作戦」成功（？）。「イカれたヴィッティ」を保護するハメになった精神分析医ベン（ビリー・クリスタル）。妻ローラ（リサ・クドロー）ら家族を巻き込んで一苦労。
④作戦
命を狙われるヴィッティ。邪魔くさいリガッチに報復する考え。その手段とは？
４．感想
デ・ニーロとクリスタル共演のパート２。前作のローラ、ヴィッティの太った手下ジェリーも再登場。敵に狙われるヴィッティ。イカれたフリして刑務所から出所。更生のために慣れない仕事をやってトチったりしながら挽回のチャンスを待つ。敵との対決、ヴィッティとベンの会話、エンディングのNGシーン（耐えきれず笑ってしまうデ・ニーロ。「ごめん」のセリフが何かカワイイ）が見せ場。オススメはあのデ・ニーロが全力で笑いを取りに行くシーン（ミュージカル風に歌う。車のセールス、レストラン、宝石店での慣れない仕事。スシを食うシーン）。カーチェイス、金塊輸送車襲撃といったアクションもある楽しいパート２です。
（予告編：YouTubeより）
--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
アナライズ・ミー [DVD]
