「鉄板映画:人気スター映画のブログ」青年が勢力争いで殺された父の仇を討とうとする『ギャング・オブ・ニューヨーク』、ハワード・ヒューズの半生を描いた実録モノ映画『アビエイター』を紹介します。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』(Gangs of New York)
1.ストーリー
勢力争いで父を殺された過去がある青年が仇を討とうとする。
(2002年公開)
2.キャスト
レオナルド・ディカプリオ(青年)
リーアム・ニーソン(父)
キャメロン・ディアス(スリ)
ブレンダン・グリーソン(床屋)
ダニエル・デイ=ルイス(ボス)
3.注目のシーン
①1846年
ニューヨーク。町の支配権争いをするアイルランド人と「ネイティブズ」。「ネイティブズ」のリーダーであるビル・"ザ・ブッチャー"・カッティング(ダニエル・デイ=ルイス)がアイルランド人側のリーダーである神父(リーアム・ニーソン)を殺害して決着。神父の息子アムステルダムを捕らえようとするが・・・。
②16年後
南北戦争の時代。成人したアムステルダム(レオナルド・ディカプリオ)が少年院からニューヨークへ戻ってきた。大挙して町に押し寄せるアイルランド移民にまぎれて、「ネイティブズ」のブッチャーへの復讐のチャンスをうかがう。
③キャラ
窃盗グループと行動を共にするアムステルダム。グループのメンバーにはかつてアムステルダムを助けたジョニー(ヘンリー・トーマス)も。スリのジェニー(キャメロン・ディアス)は「ワケあり」な女。ブッチャーの手下にはかつてアムステルダムの父の仲間だった男で今では悪徳警官のジャック。ブッチャーとはソリが合わない床屋(ブレンダン・グリーソン)。町を仕切るブッチャーと組む政治家。他に、多種多様なチンピラグループ。
4.感想
昔の荒々しい時代が舞台。「青年の復讐」「政治に翻弄される人々」を描いたシリアスな作品(167分の長編)。大挙して押し寄せる移民、暴動、人種差別がテーマ。父の仇を討ちたいアムステルダムが身分を隠して旧敵のブッチャーに接触する。暗殺の機会をうかがうが、その結末は? 荒っぽいシーンが売り物の映画。所詮は政治家に利用されているにすぎない「町の顔役」(邪魔になれば警官隊に追われます)。選挙で町の主導権争いするシーンにも注目。暗い内容だけに美男美女(ディカプリオとキャメロン・ディアス)の共演シーンに特に注目したいところ。残酷シーン(荒っぽい争い、見せしめの絞首刑、暗殺、裏切り者への制裁、暴動が鎮圧されるシーン、黒人が激しく人種差別されるシーン)に要注意です。
(作品情報:各種資料より)
・ローマ郊外の映画スタジオ「チネチッタ」に当時のニューヨークの町並みを再現して撮影が行われた
・制作費150億円
・監督マーティン・スコセッシ「構想に30年を要した」
(予告編:YouTubeより)
--------------
『アビエイター』(The Aviator)
1.ストーリー
ハワード・ヒューズの半生を描いた作品。
(2004年公開)
2.キャスト
レオナルド・ディカプリオ(実業家)
アレック・ボールドウィン(実業家)
3.注目のシーン
①主役
実業家ハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)。少年時代。成人し、カネのかかった映画制作、女優との交際、航空機ビジネスへの参入、大型輸送機「ハーキュリーズ」の開発。
②トラブル
ライバル社の社長(アレック・ボールドウィン)からの挑発。航空機のテスト飛行(自ら飛行機を操縦)とケガ。経営危機。公聴会(上院議員との関係にも注目)。プライベートでは「潔癖症」に悩まされる。
4.感想
ディカプリオが実在の人物を演じる実録モノ映画。ヒューズという男。いわゆる「潔癖症」のため、手を洗い、ティッシュで拭きまくる。その一方、強気な姿勢で豪快にビジネスにカネを投じる。「繊細さ」と「豪快さ」の両極端な性格を併せ持つ個性的な人物。豪快に生きた人物の半生。その分、見所が多い映画になっています。
(予告編:YouTubeより)
--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。
ギャング・オブ・ニューヨーク【Blu-ray】