「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカ軍人がカンボジアで任務を果たそうとするベトナム戦争映画『地獄の黙示録』、人間とロボットの対決を描いた近未来作品『ブレードランナー』を紹介します。
『地獄の黙示録』(Apocalypse Now)
1.ストーリー
ベトナム戦争時代、アメリカ軍人がカンボジアである任務を果たそうとするが・・・。
(1979年公開)
2.キャスト
マーティン・シーン(大尉)
ロバート・デュヴァル(中佐)
デニス・ホッパー(カメラマン)
マーロン・ブランド(大佐)
3.注目のシーン
①主役
ベトナムのサイゴンにやってきたアメリカ情報局のウィラード大尉(マーティン・シーン)。カンボジアの現地人から「神」扱いされているカーツ大佐(マーロン・ブランド)を暗殺する任務。ベトコンと戦闘しながら任務遂行を狙う。
②キャラ
地獄のようなベトナムに個性的な人たちが。キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)、農園を経営するフランス人、カーツ大佐をよく知っているアメリカ人カメラマン(デニス・ホッパー)、カーツ大佐を信奉するグループ、サーフィン好きの軍人、バニーガールなど。
③カリスマ
「真の自由」を語るカーツ。どうやら「国に命令されてロボットのように戦い、使い捨てされること」を拒否したい様子。そんな姿勢のカーツにウィラードは任務の遂行をためらう。
4.感想
「ハリソン・フォードがどんな役を演じるのかな?」と思ったら、なかなかのチョイ役だった作品。マーティン・シーン演じる「ウィラード」がカーツを暗殺しようとする映画。大物がそろって出演。何かと混乱が多かったベトナム戦争。兵士が戦場で使い捨てされることに疑問を持つカーツ大佐。現地で自由な暮らし。元々、空虚な心の持ち主ウィラードがそこへ乗り込み、地獄のような経験でさらに混乱してしまう。「敵を倒す」という単純な内容ではないため、ややストーリー的に理解しづらいところもある映画。戦闘の悲惨さと狂気、カーツ大佐の妙なカリスマ性(&スキンヘッド姿)が見せ場。帽子とサングラス姿で誰なのかわかりづらいロバート・デュヴァルにも注目です。
(作品情報:各種資料より)
・ウィラード役は当初ハーヴェイ・カイテルが演じる予定だった(契約トラブルが原因で降板)
・撮影はフィリピン(台風によりセットが全て崩壊したことも。他にも多くのトラブル発生)
・製作費3100万ドル
(予告編:YouTubeより)
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『ブレードランナー』(Blade Runner)
1.ストーリー
近未来、人間とロボットが対決する。
(1982年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(特捜班)
ダリル・ハンナ(ロボット)
ブライオン・ジェームズ(ロボット)
ルトガー・ハウアー(ロボット)
3.注目のシーン
①舞台
2019年11月。タイレル社が製造した人間型ロボット「レプリカント(レプリ)」による反乱発生。4体の「レプリ」が地球に侵入。「ブレードランナー特捜班」のデッカード(ハリソン・フォード)が反乱レプリを追跡する。
②キャラ
人間を超えたレプリを製造しようとするタイレル博士。レプリの寿命は限定的で短い。そのため反乱レプリたちは自身の製造年月日を調べようとする。反乱レプリのリオン(ブライオン・ジェームズ)、プリス(ダリル・ハンナ)、バッティ(ルトガー・ハウアー)。彼らとデッカードのやりとりがこの映画の見せ場。
③演出
未来を描写したシーンで人気の映画。未来の乗り物、街の風景(強力わかもと、うどんの屋台)。「ロボットが人間を襲撃する世界」というのもまた「(人類の)未来に対する悲観」を感じる演出。
4.感想
不思議な映画。カルト的な人気を誇る作品。近未来を舞台に人間とロボットの対決を描いた内容。ただし、『ターミネーター』のようなパワフルなロボットではないので、「対決シーン」より「未来の世界の描写」の方が魅力的。ハリソン・フォードがダリル・ハンナの美脚にはさまれる珍シーンも。未来の世界、ロボット、戦いがテーマ。「近未来モノ映画」がお好きな方にオススメします。
(作品情報:各種資料より)
・香港の「ショウ・ブラザーズ」が制作費の大半を出資
・都市の外観は香港、新宿歌舞伎町がモデルになっている
・「ブレードランナー」とは「非合法医療器具(blade)の運び屋(runner)」という意味
・ハリソン・フォードはこの映画が気に入っていない(興行的に失敗したこと、何度も追加撮影のために呼ばれたこと、など)
・複数のバージョンがある(カットされたシーンもあり、非常にマニアックな映画となった)
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ルトガー・ハウアー:『ナイトホークス』『シン・シティ』『バットマン ビギンズ』
ブライオン・ジェームズ:『48時間』『レッドブル』『デッドフォール』『スリー・リバーズ』
ダリル・ハンナ:『スプラッシュ』『ウォール街』『キル・ビル』
(予告編:YouTubeより)
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