「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ムチを扱う考古学者が謎の「聖なる櫃」を追う『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』、仲間と共にカルト教団と戦う『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』を紹介します。
『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(Raiders of the Lost Ark)
1.ストーリー
考古学者が「アーク」を悪用しようとするナチスドイツ&因縁の敵と戦う。
(1981年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(考古学者)
カレン・アレン(ネパールに住む女)
デンホルム・エリオット(大学の副学部長)
ジョン・リス=デイヴィス(友人)
ポール・フリーマン(旧敵)
3.注目のシーン
①主役
考古学者であり大学教授でもあるインディ(ハリソン・フォード)。どこかの国の洞窟から「黄金の像」を盗み出す(泥棒?)。洞窟の中には侵入者を防ぐための仕掛けがいっぱい(スリルとコメディな場面)。
②悪役
インディの旧敵ベロック(ポール・フリーマン)&ナチスドイツ。インディが命懸けで入手したものを横取りするベロック(ズルい奴)。「聖櫃(アーク)」を手に入れたいナチスと組んでいる。
③キャラ
個性的なキャラが活躍。インディ、マリオン(インディと過去にトラブル。何があった?:カレン・アレン)、ベロック、ナチの男(手のひらをヤケド)、大学の副学部長マーカス(デンホルム・エリオット)、インディの友人サラー(ジョン・リス=デイヴィス)、飛行場でインディと戦う男、など。
④アクション
アクションシーンにコミカルな味付けをした楽しいアドベンチャー映画。「黄金の像」&侵入者対策用の仕掛け、ネパールでのインディとナチスの銃撃戦(&火事)、エジプトの町でインディとマリオンが敵に追われるシーン、飛行場でのインディとナチスの戦い、など。
4.感想
説明不要の人気作。映画では人気の「冒険モノ」。インディの旧敵ベロックがナチと結託。「超自然パワー」を利用して軍事国家として優位に立とうとするナチス。それを阻止したいアメリカは「聖櫃(アーク)」の発掘をインディに依頼。インディは「聖櫃」を入手できるのか? その「聖櫃」にはどんな秘密が・・・? 「戦う考古学者」が体を張って「聖櫃」を手に入れようとするアクション大作。しかしながら、どうもこの「インディ」というキャラのポジションが理解できない。余所の国にある遺跡から勝手に貴重品を持ち去る。カッコ良く言えば「トレジャーハンター」といったところですが、実態は単なる「泥棒」やがな、という気もする。アレコレ考えずにアイデアにあふれた展開を楽しむ映画(デカい岩が転がってきたり、ナチに追い掛けられたり)。迫力のあるアクションに「笑いの演出」を加えた楽しい映画。音楽にも注目。ただし、このシリーズおなじみ「生物が大量に出てくるシーン(ヘビでいっぱいの地下遺跡ほか)」には要注意です。
(作品情報:各種資料より)
・製作費2000万ドル
・当初、インディ役はトム・セレックが予定されていた
・チュニジアでのロケ中、現地の食事による食中毒が続出
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カレン・アレン:『アニマル・ハウス』『3人のゴースト』『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』。
(予告編:YouTubeより)
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『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』(Indiana Jones and the Temple of Doom)
1.ストーリー
考古学者がインドで邪悪な教団と戦う。
(1984年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(考古学者)
キー・ホイ・クァン(少年)
ケイト・キャプショー(クラブ歌手)
ロイ・チャオ(中国人)
3.注目のシーン
①主役
『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の続編。ですが、時系列的に前作よりも前の時期を描いた映画。考古学者インディ(ハリソン・フォード)が犯罪者ラオ(ロイ・チャオ)と「ヌルハチ」を取引。ラオに裏切られて乱闘、カーチェイス。インディは連れの少年ショート・ラウンド(キー・ホイ・クァン)、クラブ歌手ウィリー(ケイト・キャプショー)と一緒に飛行機で逃走。飛行機から脱出し、インドのある貧しい村にたどり着く・・・。
②悪役
その村では少年たちが消える事件が。邪悪な教団が少年たちを労働力として利用するため、さらっていたのだ。村人たちの依頼で少年たちを助けようとするインディ。マハラジャが住む宮殿を訪ねる。
③アクション
「冒険」というよりも「インディの戦い」がメインの続編。「ヌルハチ」取引のトラブルで乱闘・カーチェイス、飛行機から脱出、トロッコ&吊り橋での邪教との対決、が迫力。
4.感想
「ジェットコースタームービー」(危機が去ったと思ったらまた次の危機が)。少年たちを労働力として利用する邪悪な教団。インディらが少年たちを救出しようとする。その対決の結果は? アクションとインドのシーンが見せ場の映画。欧米人がアジアを舞台に作った映画には珍妙なシーンがありがちですが、この映画もそんな感じ。奇妙な食文化や邪教信仰が登場するシーンが問題視され、インド政府にロケ撮影を拒否されたという。これは映画。「作り物」と割り切って鑑賞するのがオススメ。見所は、アクションシーン、ウィリーと象、マハラジャが住む宮殿&とんでもない料理、寝室に隠された秘密の通路、インディとウィリーが邪教集団に捕まってしまうシーン、ほか。アクション&コミカルな演出が楽しい映画ですが、シリーズの定番「生物が大量に出てくるシーン」「(ウィリーが気を失ったほどヒドい)食事のシーン」には要注意(劇場の大スクリーンで観た人はゾッとしたでしょうね。気持ち悪いものを見せつけるのは止めてほしいです。DVDで鑑賞される方は見たくないシーンは早送りした方がいいかも)。楽しいシーンに集中して鑑賞するのがオススメの娯楽作です。
ロイ・チャオ:ブルース・リー『燃えよドラゴン』、ジャッキー・チェン『プロテクター』ほか。
ケイト・キャプショー:『ブラック・レイン』では大阪に住むアメリカ人ホステスを演じた。
(予告編:YouTubeより)
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