「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アメリカのコロンビア政策を描いた『今そこにある危機』、アメリカ大統領専用機がハイジャックされる『エアフォース・ワン』を紹介します。
『今そこにある危機』(Clear and Present Danger)
1.ストーリー
ある事件によりアメリカとコロンビアの黒い関係が浮かび上がる。
(1994年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(CIA)
ウィレム・デフォー(特殊部隊)
ジェームズ・アール・ジョーンズ(CIA)
3.注目のシーン
①事件
アメリカ大統領の友人ハーディンが殺害される。ハーディンはコロンビアの犯罪組織と関係があるらしい。アメリカの特殊部隊がコロンビアに乗り込む。
②キャラ
CIAのジャック・ライアン(ハリソン・フォード)、ジャックの上司ジェームズ・グリーア(ジェームズ・アール・ジョーンズ)、特殊部隊を率いるクラーク(ウィレム・デフォー)。
4.感想
なかなかややこしい映画。国と国との関係は複雑。国同士では敵対関係でも個人間ではそうではない場合も。政府首脳。秘密作戦を行うCIA。その指揮で動く特殊部隊。犯罪組織。これらが複雑にからむ映画。映画的には戦闘シーン(コロンビアでの軍事活動、コロンビアの犯罪組織がロケットランチャーを使うシーン)が見せ場ですが、単なる戦争ものではなく、知らない間に利用され、仲間を失うというサスペンスが加味。「犯罪組織」と「大統領の友人」はどのような関係なのか? 個人的にはフォードとデフォー、フォードとジェームズ・アール・ジョーンズのやりとりが印象に残る映画(デフォー演じる「クラーク」の魅力)。アール・ジョーンズは前作『パトリオット・ゲーム』にも出演しています。
(予告編:YouTubeより)
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『エアフォース・ワン』(Air Force One)
1.ストーリー
アメリカ大統領専用機「エアフォース・ワン」がハイジャックされ、大統領自ら戦う。
(1997年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(大統領)
グレン・クローズ(副大統領)
3.注目のシーン
①前フリ
カザフスタンでの出来事。米国とロシアの合同特殊部隊が「カザフスタンの指導者」ラデク将軍を拘束。そして「ラデク逮捕」を祝うパーティーが開かれる。
②事件
モスクワで「エアフォース・ワン」に乗り込むアメリカ大統領マーシャル(ハリソン・フォード)、大統領の妻と娘、ロシアのジャーナリストたち。過激派が機を乗っ取り、「ラデクの釈放」を要求。50人の人質が危険にさらされる。
③アクション
何と大統領であるマーシャルが自ら武器を取って反撃。その戦いぶりに注目されたい。
4.感想
大統領が戦うアクション映画。セガールが主役で出てきそうな戦闘シーンが展開。一人で戦うマーシャル。その戦いぶり、取る手段が見せ場。しかしながら、実際にこういうことがあった場合、自ら戦う大統領なんているのだろうか? 事態の対応にあたる副大統領役でグレン・クローズが登場。非常事態に何もできない大統領の側近たち(役立たず)、CGを使った空中アクション、「エアフォース・ワン」の内部(当時、「エアフォース・ワン」の内部は非公開。製作者が特別に取材させてもらい、そのときの記憶を元に内部を再現)にも注目です。
(予告編:YouTubeより)
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