「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アイルランドの青年がアメリカに武器の調達にやって来る『デビル』、配偶者を事故で亡くした男女が魅かれあう『ランダム・ハーツ』を紹介します。
『デビル』(The Devil's Own)
1.ストーリー
アメリカに武器の調達にやって来たアイルランドの青年がある一家にホームステイすることになったが・・・。
(1997年公開)
2.キャスト
ブラッド・ピット(IRA)
ナターシャ・マケルホーン(IRA支持者)
ハリソン・フォード(警官)
3.注目のシーン
①過去
1972年。北アイルランドで漁師殺害事件発生。
②現在
1992年、ベルファスト。軍隊に追われ、銃撃戦を展開するIRAのフランキー(ブラッド・ピット)。その後、偽名でアメリカに入国。警官オミーラ(ハリソン・フォード)の自宅に泊めてもらえることに。そして、古い船を修理したり、武器取引をしたり。
③キャラ
フランキーを「好青年」と評価し、親しみを感じるオミーラ。しかし、フランキーがアメリカに来た「真の目的」に気付いていない。他、IRAシンパの女ミーガン(ナターシャ・マケルホーン)ら。
4.感想
北アイルランド紛争が背景の非情な内容。殺されるまで戦い続けなければならない哀しい運命にある青年をブラッド・ピットが演じる。ハリソン・フォードはその青年(フランキー)の「真の目的(武器の調達)」を知らずに青年をホームステイとして受け入れる役どころ。フランキーに好感を持ったオミーラ。フランキーの正体を知って、失望。生き方を変えるように諭すが・・・。紛争がもたらす悲劇、その後遺症を描いた重厚な作品。IRAと軍隊の銃撃戦、フランキーと武器商人の対立、フランキーとオミーラが悩みを共有するシーンが見せ場。非情さを感じる内容のため、観るには覚悟がいる映画です。
(予告編:YouTubeより)
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『ランダム・ハーツ』(Random Hearts)
1.ストーリー
配偶者を事故で亡くした男女が魅かれあう。
(1999年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(巡査部長)
クリスティン・スコット・トーマス(下院議員)
3.注目のシーン
①事故
アメリカで飛行機事故。大勢が犠牲に。遺体を確認する遺族ら。
②主役
警察の内務捜査班に所属する巡査部長ブロック(ハリソン・フォード)、下院議員チャンドラー(クリスティン・スコット・トーマス)もまた遺族。それぞれ配偶者の遺体を確認。
③接近
「もぐり酒場」と汚職刑事を追うブロック。苦しい選挙戦のチャンドラー。共に多忙な日々の中、死んだ配偶者の行動を調べる。そして、「ある事実」を知ってしまい・・・。
4.感想
多忙な日々の警官と議員が「配偶者の秘密」に気付いて戸惑い苦しむ映画。配偶者を事故で亡くした男女。「共通点を持つ者」同士が理解し合い、急速に接近。二人を結びつけた「配偶者の秘密」とは? 「浮気願望」「裏切り」がテーマの映画。映画的なシーンとしては、ブロックと汚職刑事の対立が見せ場(汚職刑事がブロックを襲う)。海に沈んだ機体の内部を表現したシーンには要注意(悲惨)。クリスティン・スコット・トーマス演じる(ヒラリー・クリントンみたいな)下院議員チャンドラーに注目です。
(予告編:YouTubeより)
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