「鉄板映画:人気スター映画のブログ」移民・不法滞在者問題に取り組むアメリカを描いたシリアスな社会派映画『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』を紹介。様々な理由でアメリカにやってくる人たちに注目です。
『正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官』(Crossing Over)
1.ストーリー
アメリカが移民・不法滞在者問題に取り組む。
(2009年公開)
2.キャスト
ハリソン・フォード(移民局)
レイ・リオッタ(移民判定官)
3.注目のシーン
①主役
カリフォルニア移民局に勤めるブローガン(ハリソン・フォード)。不法滞在者の取り締まりを担当。
②歓迎されない人たち
過激思想を持つ女子生徒(クラスメートの怒りを買う発言)、祖国を捨て家族でアメリカにやってきたアジア系の青年、女優志願のオーストラリア女性、イラン出身の一家、ラビとしてアメリカで暮らそうとする男など。
③困難
不法滞在者の弱味につけこむ「グリーンカード」の判定官コール(レイ・リオッタ)。アメリカ滞在を認められた者とそうでない者との対比に注目されたい。
4.感想
法を無視した滞在を許さない「法治国家アメリカ」を描いた映画。ドキュメンタリーのような雰囲気のある作品。今現在でも世界各地で問題となっている「不法滞在」「移民」というタイムリーなテーマ。不法滞在者が逃げ回るシーン、追放される不法滞在者を見送る係員の(冷たい)表情、不法滞在者の悲惨な末路が特に印象的。アメリカ滞在が許された者と許されなかった者の違いを考えながら鑑賞するのがオススメ。『フィールド・オブ・ドリームス』『グッドフェローズ』でおなじみのレイ・リオッタの役どころにも大いに注目です。
(予告編:YouTubeより)
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