「鉄板映画:人気スター映画のブログ」傷ついたアメリカの青年が「自信と愛」を取り戻そうとする『愛と青春の旅だち』、内務調査班が汚職警官を追うサスペンス作『背徳の囁き』を紹介します。
『愛と青春の旅だち』(An Officer and a Gentleman)
1.ストーリー
傷ついた青年が軍に入隊して「自信と愛」を取り戻そうとする。
(1982年公開)
2.キャスト
リチャード・ギア(士官訓練生)
デブラ・ウィンガー(女)
デヴィッド・キース(士官訓練生)
ルイス・ゴセット・ジュニア(軍曹)
ロバート・ロッジア(父)
3.注目のシーン
①主役
寂しい男ザック・メイヨ(リチャード・ギア)。幼い頃母を亡くし、父(ロバート・ロッジア)は女と酒に溺れる日々。フィリピンで少年時代を過ごし、人生を変えるため海軍の士官訓練学校へ。
②キャラ
訓練学校の厳しい教官、フォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・ジュニア)。ザックと同期のシド(デヴィッド・キース)。パイロットと結婚することに憧れる女ポーラ(デブラ・ウィンガー)、リネット(リサ・ブロント)。
③演出
「厳しい訓練」「恋愛」が見せ場の映画。過酷な訓練(「高度」に耐える訓練ほか)を経験するザック。勝手な行動をしてフォーリーから罰を受けることも。ザックはポーラと、シドはリネットと関係。それぞれの愛の行方に注目されたい。
4.感想
説明不要の名作。テーマ曲(Up Where We Belong)はあまりにも有名。未熟な傷ついた青年。人生を変えるため、様々な困難を克服しようとする。「ザック・メイヨ」という男とその周辺の人たち。その人間関係が見せ場の映画。主人公の変化(冒頭とラストでの違い。見た目の雰囲気、心理、階級ほか)、女性が軍人にアプローチする理由、リチャード・ギアの坊主頭&空手に注目です。
ロバート・ロッジア:『スカーフェイス』『私立ガードマン 全員無責任』『オーバー・ザ・トップ』『ビッグ』。
ルイス・ゴセット・ジュニア:『マシンガン・パニック』『ジョーズ3』。
(予告編:YouTubeより)
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『背徳の囁き』(Internal Affairs)
1.ストーリー
内務調査班が汚職警官を追う。
(1990年公開)
2.キャスト
アンディ・ガルシア(内務調査班)
ウィリアム・ボールドウィン(警官)
リチャード・ギア(汚職警官)
3.注目のシーン
①主役
ロサンゼルス市警察の内務調査官アビラ(アンディ・ガルシア)とウォレス。不正行為を働く警官たちには「副収入」が。特に問題なのが警官ペック(リチャード・ギア)とヴァン(ウィリアム・ボールドウィン)。アビラは彼らの金銭、クスリ、暴力問題を調査する。
②逆ギレ
ペックは底抜けの悪党。アビラの妻にまで接近し、ついにエレベーターでアビラを攻撃。しかし、逆に追い詰められて・・・。
4.感想
「素敵な男性」を演じることが多い(と思う)リチャード・ギアが「異常なほどの女好きで身を守るためなら何でもやる警官ペック」を演じるサスペンス作。冷静さを装うが、脱線し始めると何でもアリになっていくペック。その悪役ぶり、アンディ・ガルシア演じる「内務調査官アビラ」との対決に注目のスリリングな映画。一番の見せ場はやっぱりエレベーターのシーン。アビラとペックに注目の内容ですが、職務に忠実なウォレス(たくましい)、ペックにビンタされまくるヴァン(だらしない)といった他のキャラにも注目です。
(予告編:YouTubeより)
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