「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:ジャン=クロード・ヴァン・ダム特集(3)「死者をリサイクル&新旧対決」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」「ソルジャー」同士が対決する『ユニバーサル・ソルジャー』、「旧型ユニソル」が反乱を起こした「新型ユニソル軍団」と対決する『ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン』を紹介します。

『ユニバーサル・ソルジャー』(Universal Soldier)

1.ストーリー
ベトナム戦で死亡したアメリカ兵が「ユニバーサル・ソルジャー」として復活する。
(1992年公開)

2.キャスト
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(ソルジャー)
アリー・ウォーカー(TVレポーター)
エド・オロス(指揮官)
ドルフ・ラングレン(ソルジャー)

3.注目のシーン
①主役
1969年にベトナムで死んだアメリカ兵デュブロー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)。大金をかけた極秘国家プロジェクト「ユニバーサル・ソルジャー(ユニソル)」により特殊部隊隊員として復活。ユニソルの任務は普通の人間ではできないような危険な仕事を遂行すること。発電所を占拠したテロリストをアッサリ制圧。

②悪役
デュブローと同じように復活したスコット軍曹(ドルフ・ラングレン)。ベトナムの戦場で因縁があった両者。消されたはずの記憶が両者に甦り、舞台を現在に移して対決する。

③キャラ
「ユニソル計画」を極秘に進めたのはペリー大佐(エド・オロス)と科学者たち。ユニソルは指揮官であるペリーの命令には絶対服従のはずだったが、スコットは命令を完全に無視して暴走する。ユニソルに興味を持つTVレポーターのベロニカ(アリー・ウォーカー)は軍の基地を無断で取材しようとして失敗。デュブローに助けられ、一緒に逃走。

④アクション
ド派手なアクション映画。発電所でのユニソルの仕事ぶり、モーテル&ガソリンスタンドでの戦闘(ケチなモーテル屋が大損するシーンが楽しい)、食堂での大食い&乱闘、スーパーマーケットでのスコット、カーチェイス(手榴弾に注目)、デュブローの実家での決着戦が大きな見せ場。アクションシーンの中にもユーモラスな演出が入っているため、過激ながらも見やすくなっています。

4.感想
ハードアクションを見せる大作(残酷なシーンもあります。要注意)。死人を生き返らせる画期的な技術により復活したデュブローとスコット。記憶を消され、任務に従うだけの「人間ロボット」になったはずの二人が「生きていた頃の記憶」により再び戦うことに。どんな戦いになるか? 「死人を生き返らせる」「生き返った死人は過去の記憶を失っている」「ユニソルを作るのに一体につき2億5000万ドルかかっている」「ユニソル計画は軍の上層部にも内緒のプロジェクト」という設定にツッコミどころがありますが、迫力のあるシーン、コミカルなシーンを素直に楽しむのがオススメ。後にシリーズ化されますが、(個人的に)この一作目が最高傑作なのではないかと。アクションとユーモラスな演出が楽しめる傑作です。

ドルフ・ラングレン:『ロッキー4/炎の友情』『レッド・スコルピオン』『パニッシャー』。
エド・オロス:『レッドブル』ではグルジア出身の悪党を憎々しく演じた。『48時間PART2 帰って来たふたり』ほか。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『ユニバーサル・ソルジャー ザ・リターン』(Universal Soldier: The Return)

1.ストーリー
「旧型ユニソル」が反乱を起こした「新型ユニソル軍団」と対決する。
(1999年公開)

2.キャスト
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(旧型ユニソル)
ビル・ゴールドバーグ(新型ユニソル)

3.注目のシーン
①あれから
軍事兵器研究所。第一期「ユニソル」のデュブロー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)。世代交代。新世代「ユニソル」のロメオ(ビル・ゴールドバーグ)らがメイン。「ユニソル」をコントロールするのは人工知能コンピューター「SETH」。ところが軍事費が削減されることに。それに反発する「SETH」が「ユニソル」を操って反乱を起こす。

②対決
「SETH」がデュブローの持つ情報を狙う。そして「デュブロー vs. SETH、ロメオ」。ゴールドバーグが得意技「スピアー(タックル)」を披露するシーン、バーでの(ちょっとバカっぽい)乱闘、爆破シーンに注目されたい。

4.感想
プロレスラーのビル・ゴールドバーグが登場する人気シリーズの二作目。「消耗が激しいため冷却が必要」といった前作の設定はあまり関係なく、前作では無口だったデュブローが良く喋る「普通の男」に。「過去のトラウマに耐えながら戦う虚無感」が消え、プロレスっぽい戦いを見せる映画。興行的には失敗した、とか。コンピューターが反乱、というアイデアは『ターミネーター』の「スカイネット」みたいな感じ。派手な戦闘シーン、ゴールドバーグ(ヴァン・ダムとの対決、階段を滑り落ちるシーンほか)が見せ場の娯楽作です。

(予告編:YouTubeより)

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