「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:ジャン=クロード・ヴァン・ダム特集(5)「人間狩り&悪質な立ち退き業者」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」船員が「ゲーム」を楽しむ犯罪集団と対決する『ハード・ターゲット』、逃亡した囚人が母子家庭の親子を守ろうとする『ボディ・ターゲット』を紹介します。

ハード・ターゲット(Hard Target)

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映画チラシ

1.ストーリー
船員が「ゲーム」を楽しむ犯罪集団と対決する。
(1993年公開)

2.キャスト
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(船員)
ヤンシー・バトラー(女)
ランス・ヘンリクセン(悪人)

3.注目のシーン
①主役
ニューオリンズの港町。船員ブドロー(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)は金欠男。行方不明の父親を捜すナターシャ(ヤンシー・バトラー)をチンピラから助け、父親捜しを手伝うことに。

②悪役
実に気分が悪くなる悪党が暗躍。ホームレスを使って「ハンティング」を楽しむ武装集団。そのリーダーは外国人(ランス・ヘンリクセン)。カネをエサにホームレスに「あるゲーム」を持ちかけ、「武装集団の追跡から逃れることができるかどうか」を賭けるというもの。ナターシャの父はその犠牲に。「ビラ配りの仕事を斡旋する男」が「ターゲット」を発掘する役目。「ターゲット」として望ましい人材は「元軍人、身寄りがない」など。

③アクション
悪党に迫るブドロー&ナターシャ。しかし、逆に追われる。ブドローが武装集団と対決するシーンがこの映画の最大の見せ場。二丁拳銃&カースタント(高速道路での戦い)、廃工場での対決。ブドローのおじさん(ウィルフォード・ブリムリー)も弓矢で甥をサポート。

4.感想
ヴァン・ダムが異常集団と戦うアクション映画。町にあふれるホームレス。彼らをカネで釣って「ゲーム」を楽しむあくどい集団。貧困と悪意。これがアメリカの現実か? 虚無感が漂う気が滅入る内容。ヴァン・ダムの戦いっぷり(女を守るカッコ良さ)、悪党がエラい目に遭うシーン(特に「ビラ配り斡旋男」)に注目です。

ランス・ヘンリクセン:『狼たちの午後』『ターミネーター』『クイック&デッド』。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『ボディ・ターゲット』(Nowhere to Run)

1.ストーリー
逃亡した囚人が母子家庭の親子を守ろうとする。
(1993年公開)

2.キャスト
ジャン=クロード・ヴァン・ダム(逃亡犯)
ロザンナ・アークエット(母子家庭)
キーラン・カルキン(母子家庭)
ジョス・アクランド(開発業者)

3.注目のシーン
①主役
アメリカ。囚人護送車が横転。囚人サム(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)が逃走。母子家庭の親子と出会う。

②悪役
母子家庭の親子の土地を狙う開発業者(ジョス・アクランド)。平穏に暮らす未亡人クライディー(ロザンナ・アークエット)、その息子と娘の一家を立ち退かせようとしつこくイヤガラセ。親子を守るため、サムが悪党たちと対決。

4.感想
比較的スケールが小さい作品ですが、傑作。ヴァン・ダムが母子家庭を守ろうとするアクション映画。母子の土地を狙うあくどい開発業者。ヴァン・ダム演じる「サム」が悪党を叩きのめす。「あんな田舎を人から強引に奪ってまで開発してメリットがあるのか?」というツッコミどころもあるような気がする映画。マコーレー・カルキンの弟キーラン・カルキンが出てるシーンはちょっと『ホーム・アローン』っぽい感じ。サムの戦い(卑劣な手段を使う悪党を叩きのめす)、母子との交流が見せ場です。

ジョス・アクランド:『リーサル・ウェポン2 炎の約束』では外交特権を悪用する南アフリカ領事を憎々しく演じた。『K-19』ほか。

(予告編:YouTubeより)

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