「鉄板映画：人気スター映画のブログ」刑事が生き別れた双子の弟の過去を追う『マキシマム・リスク』、CIAの男＆武器屋が雇われテロリストと対決する『ダブルチーム』を紹介します。
『マキシマム・リスク』（Maximum Risk)
１．ストーリー
刑事が生き別れた双子の弟の過去を追う。
（1996年公開）
２．キャスト
ジャン＝クロード・ヴァン・ダム（刑事）
ナターシャ・ヘンストリッジ（女）
ジャン＝ユーグ・アングラード（刑事）
ザック・グルニエ（ロシアマフィア）
３．注目のシーン
①事件
南フランス。男たちに追われる男が車と衝突して死亡。死んだ男は刑事アラン（ジャン＝クロード・ヴァン・ダム）にソックリ。アランは相棒セバスチャン（ジャン＝ユーグ・アングラード）と共にその事件を調査する。
②悪役
ロシアマフィア。死んだ男は刑事アランの生き別れた双子の弟。金銭苦のため、アランの母は弟だけを養子に出し、弟は「ミカエル・スヴァロフ」として生きてきた。兄がいることを知ったミカエルはマフィア組織を抜けることを決意。しかし、それを「裏切り」と考えるロシアマフィアのイヴァン、汚職FBIがミカエルを追う。
③アクション
ミカエルを調査するためニューヨークにやってきたアランをミカエルだと勘違いするロシアマフィア、ミカエルの恋人アレックス（ナターシャ・ヘンストリッジ）。イヴァンがアランを襲撃。アレックスも脅されたり、命を狙われたり。アラン＆アレックスが敵に襲われるシーンがこの映画の見せ場。ヴァン・ダム得意のキック＆パンチ、カースタント、サウナ・エレベーターでの格闘、線路で危機一髪、町中での銃撃戦、爆発シーン、ブタ肉工場での決着戦（チェーンソーが恐怖＆迫力）に注目されたい。
４．感想
刑事が生き別れた双子の兄弟の仇を取るシリアスなアクション作（「ドアをぶち破るシーン」といった少し笑えるような演出もちょっとだけあります）。非業の死を遂げた弟。彼にはどんな「謎」が？ フランスの町を舞台にしたカーチェイスや銃撃戦が見せ場。ミカエルが追われる理由、銀行の貸金庫室、しぶといロシア人の殺し屋、よーしゃべるタクシードライバー、フランスやニューヨークの町並みにも注目です。
（予告編：YouTubeより）
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『ダブルチーム』（Double Team)
１．ストーリー
CIAエージェントが雇われテロリストと対決する。
（1997年公開）
２．キャスト
ジャン＝クロード・ヴァン・ダム（CIA）
ナターシャ・リンディンガー（妻）
デニス・ロッドマン（武器商人）
ミッキー・ローク（テロリスト）
３．注目のシーン
①主役
元CIAのジャック・クイン（ジャン＝クロード・ヴァン・ダム）。三年前、奪われたプルトニウムを奪回する任務に就いたが、雇われテロリストのスタブロス（ミッキー・ローク）を捕らえることはできず。今では退職して妊娠中の妻キャサリン（ナターシャ・リンディンガー）と穏やかな暮らし。
②悪役
スタブロス。まさに「何でもアリ」の男。世界各国がこの男を都合良く利用してきたが、今では単なる「ならず者」。
③キャラ
スタブロスを捕らえるためジャックに復帰を求めるCIA副長官。ジャックに協力するアントワープの武器商人ヤズ（デニス・ロッドマン）。隔離施設「コロニー」で暮らす元エージェントたち。「サイバーモンク」のみなさん。
④アクション
スタブロスを追うジャックに注目。冒頭のプルトニウム奪回任務（カースタントが迫力）、遊園地での派手な銃撃戦、「コロニー」から脱出、ジャックの自宅での戦い（殺し屋が待ち伏せ）、広場での大混乱、ホテルでの格闘（ガンケース型マシンガンを使う男＆カンフーハゲ男）、遺跡での決着戦（トラ、地雷が特に印象的）。アクション映画おなじみ爆発シーンもあります。
４．感想
香港映画のツイ・ハークが監督したハードアクション作。アクション監督はあのサモ・ハン・キンポーだとか。ヴァン・ダム、ミッキー・ロークは映画ファンにはおなじみ。注目はNBAバスケット選手ロッドマン。ヴァン・ダムに協力してテロリストを追う役どころ。その演技、アクションのレベルに注目したいところ。しかしながら、実に個性的な演出が多い映画。武器商人にしては目立ち過ぎるヤズ、何故かややこしい仕掛けをするスタブロス、「コーラの自動販売機」がヤケに目立つ（「コカ・コーラ」がスポンサーだった）といったツッコミどころ。やっぱり香港映画出身の人たちは違う。普通のアクションじゃつまらん、といった感じの演出＆ド派手なアクションシーン。シリアスなシーンもある娯楽系のアクション映画です。
（予告編：YouTubeより）
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