「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ギャングが勢力を拡大していくプロセスを描いた『ニュー・ジャック・シティ』、連邦保安官がスカイダイビングを使う犯罪集団を追う『ドロップ・ゾーン』を紹介します。
『ニュー・ジャック・シティ』(New Jack City)
1.ストーリー
あるギャングが新しい麻薬で勢力を拡大していくが・・・。
(1991年公開)
2.キャスト
ウェズリー・スナイプス(ギャング)
クリス・ロック(売人)
アイス-T(警察)
3.注目のシーン
①主役
1986年、不景気と格差がはびこるアメリカ。「カネこそ全て」という考えを持つ黒人麻薬ギャングのニーノ(ウェズリー・スナイプス)。「ブツ」は新しい麻薬「クラック」。アパートを占領してアジト化。マフィアと対立するが、気にしない。
②キャラ
悪役が主役。ニーノと周辺の連中、マフィア。更生しようとする売人のプーキー(クリス・ロック)。警察の麻薬捜査班スコッティ(アイス-T)、ニック、ストーン。
③破滅
所詮は悪党のニーノ。「仲間」とは言っているが、グループ内での「信頼関係」は無し。内輪モメ発生。警察の潜入捜査。スコッティがニーノを追い詰める。そして、ニーノの裁判。裁判後に事件が・・・。
4.感想
スナイプス演じるギャングが破滅的な犯罪集団を作るクライムムービー。監督は『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』『ジョーズ’87 復讐篇』のマリオ・ヴァン・ピーブルズ。アパートを強引に占拠し、派手な服装とアクセサリーで目立ちまくり、警察やマフィアと対立するニーノという男とその仲間。外部との戦いだけではなく、内部の裏切り者も始末。やりたい放題の彼らの運命は? 公開当時アメリカで話題になった過激な映画。アパートを強引に奪うシーン、黒人ギャングとマフィアの壮絶な争い、結末が見せ場。この映画を観てニーノのマネをしないよう注意されたい(破滅します)。
(予告編:YouTubeより)
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『ドロップ・ゾーン』(Drop Zone)
1.ストーリー
連邦保安官がスカイダイビングを悪用する犯罪集団を追う。
(1994年公開)
2.キャスト
ウェズリー・スナイプス(連邦保安官)
ヤンシー・バトラー(スカイダイバー)
ゲイリー・ビジー(強盗)
3.注目のシーン
①主役
連邦保安官のピート(ウェズリー・スナイプス)と弟テリー。コンピューターハッカーのリーディを飛行機で護送する任務。ところがハイジャック発生。ハイジャッカーがリーディを連れ去った。
②悪役
スカイダイビングを使う犯罪者たち。リーダーはモンクリーフ(ゲイリー・ビジー)。リーディを連れ去ったのはDEA(アメリカ麻薬取締局)を襲って薬物を奪うため。
③アクション
スカイダイバーを調査するピート。スカイダイビングの女性インストラクター、ジェス(ヤンシー・バトラー)からダイビングを習ったりしながら最後はモンクリーフ一味と対決。
4.感想
スカイダイビングとコンピューターハッキングが見せ場のアクション作。悪役がスカイダイビングを使うところが個性的。しかしながら、計画が強引すぎる犯人グループ。いつまでも同じ手口は通用しないのでは? というツッコミどころもあるような気がする。対決、モンクリーフの最期といったシーンも迫力です。
ゲイリー・ビジー:『リーサル・ウェポン』『プレデター2』『沈黙の戦艦』
ヤンシー・バトラー:『ハード・ターゲット』
(予告編:YouTubeより)
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