「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:エディ・マーフィ特集(4)「皆殺しガン2000&悪魔の使い」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」刑事が遊園地を隠れ蓑にしてニセ札を造るグループと対決する『ビバリーヒルズ・コップ3』、探偵が不思議な能力を持つ「チャイルド」を守ろうとする『ゴールデン・チャイルド』を紹介します。

ビバリーヒルズ・コップ3』Beverly Hills Cop III)

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映画チラシ

1.ストーリー
デトロイトの刑事がビバリーヒルズで遊園地を隠れ蓑にしてニセ札を造るグループと対決する。
(1994年公開)

2.キャスト
エディ・マーフィデトロイト市警)
ギルバート・R・ヒルデトロイト市警)
ブロンソン・ピンチョット(セールスマン)
ジャッジ・ラインホルド(ビバリーヒルズ警察)
ジョン・サクソン(悪役)
ティモシー・カーハート(悪役)

3.注目のシーン
①主役
デトロイト警察の刑事アクセル(エディ・マーフィ)。自動車窃盗団を手入れ。銃撃戦でトッド警部(ギルバート・R・ヒル:本物の警官)が犠牲に。アクセルは撃った男の顔をハッキリ目撃。窃盗団を追う手がかりはビバリーヒルズにある遊園地「ワンダーワールド」。

②悪役
トッド警部を撃った男は「ワンダーワールド」の警備主任デウォルド(ティモシー・カーハート)。子供たちが楽しむ「ワンダーワールド」の裏でこの男と仲間たち(ジョン・サクソンほか)は何やらコソコソやっている。

③キャラ
シリーズおなじみのボゴミル警部補(ロニー・コックス)、タガート巡査部長(ジョン・アシュトン)は降板。ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)が出世してすっかり偉い人に(ビバリーヒルズ警察の「管轄間 相互作戦部 作戦部長代理」だそうで。早い話が「複数の管轄をまたいだ犯罪を捜査する役職」だ)。このシリーズのファンにとって懐かしいのは「セルジュ(ブロンソン・ピンチョット)」という個性的な男。一作目では画廊のスタッフだったセルジュ。今では転職して防犯グッズのセールスマン。面白いグッズもあれば、「皆殺しガン2000(電子レンジ付き)」なんてスゴイ銃も扱っている(セルジュによると「スタローンとママはこの銃を大量に購入した」とか)。彼らとアクセルが再会するシーンが楽しい。

④アクション
遊園地を舞台に繰り広げられるアクセルとデウォルド一味の対決が迫力。必殺「皆殺しガン2000」を使うアクセル。その威力は?

4.感想
人気シリーズのパート3。しかしながら、この映画に対する世間の評価はあまり高くありません(面白いのに)。アクセルにとっては「オヤジ」のような存在のトッド警部が銃撃戦で犠牲に。ビバリーヒルズに乗り込んだアクセルは懐かしいローズウッドやセルジュと再会したりしながら敵を追う。どんな戦いになるか? 舞台が遊園地の映画。本来なら「楽しい場所」。そこで悪党たちが何やらコソコソ。悪役を演じるのはティモシー・カーハート(『テルマ&ルイーズ』『ピンク・キャデラック』ほか)。わざとらしい作り笑いで悪事を働く「デウォルド」を憎たらしく好演。そしてあのジョン・サクソン(『燃えよドラゴン』の「ローパー」)。三部作全てに登場するジャッジ・ラインホルドはおなじみ「ローズウッド」。一作目ではアタフタするばかりだったあのローズウッドが今では出世して偉い人に。ビバリーヒルズの刑事フリント(ヘクター・エリゾンド:『プリティ・ウーマン』ではホテルの支配人役だった)はタガート巡査部長が退職したという設定により「タガートの代わり」のような役どころで登場(しかしながら事件に巻き込まれてケガまでしてしまうツイてない役)。ラストのアクションシーン、遊園地でのアクセル(敵と争ったり、ナマイキな子供とモメたり)、懐かしい人たちとの再会、悲しい別れが見せ場。好きなキャラ、面白いシーンを見つけて楽しむ娯楽作です。

ジョン・サクソンクリント・イーストウッド『シノーラ』ではメキシコ人の役だった。『燃えよドラゴン』『エルム街の悪夢』ほか。
ティモシー・カーハート:見た目はいいが「ワケあり」な男を演じる。『ピンク・キャデラック』『ワーキング・ガール』『テルマ&ルイーズ』ほか。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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ゴールデン・チャイルド(The Golden Child)

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映画チラシ

1.ストーリー
「子供捜し」専門の探偵が不思議な能力を持つ「チャイルド」を守ろうとする。
(1986年公開)

2.キャスト
エディ・マーフィ(探偵)
シャーロット・ルイス(チベットの女)
ヴィクター・ウォン(大僧正)
チャールズ・ダンス(悪魔の使い)

3.注目のシーン
①主役
探偵のジャレル(エディ・マーフィ)。「子供専門」の探偵で、行方不明の子供を捜す困難な仕事。TV出演し、情報提供を呼びかけたりする。

②悪役
チベットの僧院から「チャイルド(不思議な能力を持つ特別な子)」を誘拐した一団。悪魔の使いサード(チャールズ・ダンス)が率いるグループで、不思議な能力を持つ(ジャレルの夢の中に現れたり)。

③キャラ
チベットの女キーナン(シャーロット・ルイス)。誘拐された「チャイルド」の捜査をジャレルに依頼する。他に、「知識の書庫」を守るカーラ、チャイナタウンの男、チベットカトマンズでみやげ物を売るおっちゃん(ヴィクター・ウォン)。

④アクション
行方不明の少女を捜すジャレルがチンピラグループのアジトで戦うシーン、「アジャンティの短剣」を手に入れる試練、短剣を奪おうとするサード一味との戦いが見せ場。

⑤笑い
エディ・マーフィ」といえば「トーク」。サード、カーラ、キーナンとの会話が笑い。みやげ物売りのおっちゃん、空港の警備員とのやりとりも楽しい(ジャレルが100ドル札を巻き上げられるシーンほか)。

4.感想
エディが探偵を演じるSFコメディ。「悪魔の使い」が悪魔にとって邪魔な少年「チャイルド」をさらい、その能力を封印しようとする。チベットから「選ばれし者」として指名されてしまったジャレル。チベットなんて寒いところになんか誰が行くかい、といった態度。でも結局は依頼を引き受ける。「チャイルド」を救出することができるかどうか? エディがトークや表情で笑いを取りながら「悪魔の使い」と対決するシーンが見所の映画。特殊効果、悪魔パワー、ツルツル頭の少年(マルコメな感じ)、プロレスラーのキム・ドクやボクサーのランドール・"テックス"・コッブに注目です。

(予告編:YouTubeより)

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