「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:エディ・マーフィ特集(6)「議員になった詐欺師&犯罪者を説得する刑事」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」下院議員になった詐欺師がマジメな問題に巻き込まれちゃう『ホワイトハウス狂騒曲』、交渉担当の刑事が宝石強盗を追う『ネゴシエーター』を紹介します。

ホワイトハウス狂騒曲』(The Distinguished Gentleman)

1.ストーリー
ウソくさい手段で下院議員になった詐欺師がマジメな問題に巻き込まれてしまい・・・。
(1992年公開)

2.キャスト
エディ・マーフィ(詐欺師)
レイン・スミス(大物議員)
ジョー・ドン・ベイカーロビイスト

3.注目のシーン
①主役
フロリダ州。テキトーなトークで暗躍する詐欺師トーマス・ジェファーソン・ジョンソン(エディ・マーフィ)。ジョンソン下院議員のパーティーに仲間と共に潜り込んで、ある大物(保険会社のおっちゃん)から詐欺。

②急展開
ジョンソン議員が急死。有名なジョンソン議員の名前を利用(悪用)して立候補することにした詐欺師ジョンソン。「カネのかからない選挙運動」を実践。有名な「ジョンソン」と間違えて投票したトンマな有権者のおかげでジョンソンは当選。当選演説。そしてワシントンへ。

③ややこしい
何かと複雑な政治の世界。ド素人のジョンソンなんかが来るところではない。政治に無知なジョンソン(と取り巻き)にラインハートという男が「首席秘書」として自分を売り込む。ラインハートのアドバイスなどによりジョンソンは大物ドッジ議員(レイン・スミス)の委員会に入れてもらったり、議員活動をしたり。そんな状況で「子供のガン」の問題が発生していることを知る。

4.感想
甘い汁を吸うために軽い気持ちで下院議員選挙に立候補したらホントに当選。でも政治のことなんか何にもわかんない。難しい話、ややこしい世の中の仕組みにアタフタ。そんな詐欺師な男「ジョンソン」をエディが演じる政治コメディ映画。おいしい思いができる、と思ったら結構大変な議員の仕事。政治のことにはサッパリの(マヌケな)ジョンソンと取り巻きは深刻な問題にどう取り組むのか? ジョンソンが大物議員やロビイストと交流するシーン、次第に真面目に問題に取り組むようになっていく姿が見せ場。アメリカの政治ってこんな感じなの?  という気もするシーンがいっぱいある異色のコメディ映画。どこまでリアルなのかはわかりませんが、登場人物の価値観や行動に注目の傑作です。

ジョー・ドン・ベイカー:大物を演じることが多い。『007 リビング・デイライツ』『007 ゴールデンアイ』『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』『ケープ・フィアー』『マーズ・アタック!』ほか。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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ネゴシエーター(Metro)

1.ストーリー
ネゴシエーター(交渉役)の刑事が宝石強盗を追う。
(1997年公開)

2.キャスト
エディ・マーフィ(刑事)
カルメン・イジョゴ(元彼女)
マイケル・ラパポート(刑事)

3.注目のシーン
①主役
サンフランシスコが舞台。「ネゴシエーター」の刑事スコット・ローパー(エディ・マーフィ)。立てこもった銀行強盗を説得する危険な仕事。そんなスコットが新しい相棒ケビン(マイケル・ラパポート)を指導することに。

②悪役
強盗。聞き込みに来た刑事バファートを始末。

③キャラ
スコットの別れた彼女ロニー(カルメン・イジョゴ)。強盗に誘拐されてしまう。

④アクション
スコットと強盗の対決を見せる映画。宝石店強盗を追跡するスコット(爆走する路面電車)。誘拐されたロニーを救うため、廃工場に向かう。

4.感想
ビバリーヒルズ・コップ』と『ダーティハリー』のシリアスなシーンを足したような刑事アクション作品(「笑い」がないため、「エディ・マーフィ映画」としては少し物足りないような気も)。犯人と交渉する「ネゴシエーター」の刑事が同僚を殺され、元恋人にも危害が及ぶ。スコットと犯人の対決の行方は? 「ネゴシエーター」の仕事ぶり(「興奮した犯人の取り扱い方法」など)、サンフランシスコの街並み、スコットと陰湿すぎる犯人の攻防に注目の映画。ドルフ・ラングレン版『パニッシャー』のキム・ミヨリが出演しています(興味ありますか?)。

(予告編:YouTubeより)

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