「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:エディ・マーフィ特集(8)「爆売れTVショッピング&黒人音楽グループ」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」売上不振のTVショッピング番組に不思議な男が出演して「奇跡」が起こる『ホーリーマン』、黒人の音楽業界を描いたミュージカル映画ドリームガールズ』を紹介します。

ホーリーマン』(Holy Man)

1.ストーリー
不振のTVショッピングに不思議な男が出演して、売上がぐんぐん上がっていくが・・・。
(1998年公開)

2.キャスト
エディ・マーフィ(放浪者)
ジェフ・ゴールドブラム(販売員)
ケリー・プレストン(メディア分析専門家)
ロバート・ロッジア(社長)

3.注目のシーン
①キャラ
TVショッピング会社に勤めるリッキー(ジェフ・ゴールドブラム)。社長(ロバート・ロッジア)から売上不振の責任を問われ、メディア分析専門家ケイト(ケリー・プレストン)と共に挽回を試みる。そんなとき、二人は「G」と名乗る男(エディ・マーフィ)と路上で知り合う。

②奇跡
不思議な男「G」。リッキーが自宅で開いた接待パーティで人気者に。その後、TVの生放送に勝手に出演した「G」。カリスマ的な魅力で人気者に。ショッピングの売り上げが上がり、社長は「G」との正式な契約を求める。リッキーは「G」の活躍に期待するが・・・。

4.感想
エディが哲学者的なキャラ「G」を演じるドラマ。売上不振に悩むリッキー。ある日、「G」と名乗る男と出会う。番組に勝手に出演する「G」。視聴者に大ウケ。売り上げアップ。大いに喜ぶリッキーと社長だが、「G」は次第に元気を失っていき・・・。物を消費することばかり考えるライフスタイルに一言申す、という内容の映画。「G」がTVショッピングを盛り上げるシーンが楽しい(電気ショックで変顔になる女、チェーンソーを使うシーンほか)。ウソつきがマスコミのえじきになるシーン、冒頭でチョイ役出演するジェームス・ブラウンにも注目です。

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ジェフ・ゴールドブラム:個性派。『ザ・フライ』『バイブス秘宝の謎』『インデペンデンス・デイ』。

ケリー・プレストン:「いい女」を演じることが多い。『ツインズ』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』。
ロバート・ロッジア:大物、地位のある人物を演じることが多い。『愛と青春の旅だち』『スカーフェイス』『ビッグ』。
(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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ドリームガールズDreamgirls)

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映画チラシ

1.ストーリー
売れないコーラスグループが人気ソウルシンガーのバックコーラスを務めたことで人生が変わっていく。
(2006年公開)

2.キャスト
ビヨンセ・ノウルズ(歌手)
ジェニファー・ハドソン(歌手)
ジェイミー・フォックス(プロデューサー)
エディ・マーフィ(歌手)
ダニー・グローヴァー(マネージャー)

3.注目のシーン
①主役
音楽業界の栄光と闇を描いた映画。主役は一番目立っているディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)。彼女がメンバーの女性コーラスグループ「ドリーメッツ」はちっとも売れない。人気ソウルシンガーのジミー(エディ・マーフィ)のバックコーラスを務めたことにより、彼女らの人生が大きく変わっていく。

②キャラ
「ドリーメッツ」をマネージャーとしてプロデュースするカーティス(ジェイミー・フォックス)。リードボーカルを見た目が華やかなディーナに変えて、グループ名も「ザ・ドリームズ」に。歌唱力に自信があるエフィ(ジェニファー・ハドソン)はリードボーカルを外されて大いに不満の様子。エフィの兄CCは天才的な作曲家で、彼の曲とディーナの魅力で「ザ・ドリームズ」は大人気に。

③ステージ
ステージのシーンが特に魅力。エディ・マーフィ演じる「ジミー」がジェームス・ブラウンのような歌い方でステージを盛り上げたり、逆に大スベリしたり。「ザ・ドリームズ」のステージ、女性メンバー同士の口論が歌で表現されているミュージカルなケンカ、曲をパクる白人のダサい歌、などにも注目。

④闇
人気スターになれば大金持ちになって豪華な暮らし。その陰で曲をパクったり、パクられたり、ストレスから問題を起こしたり、仲間同士の確執が生じたりといった業界の負の側面も。

4.感想
音楽ファン必見の映画。近年はアイドルグループが乱立していることから、アイドルをやっている方にもオススメ。売れない女性コーラスグループ「ドリーメッツ」がリードボーカルとグループ名を変えて大ブレイク。同じメンバーでもちょいと何かを変えるだけで全然違う結果に。大成功でなにより、と思ったら、内部対立が。リードボーカルを外されたエフィがグループを乱し、スターのジミーは生活の乱れとストレスでやらかして寂しい結末に。また、プロデューサーのカーティスは商売のことばかりを優先し、それが問題を引き起こす。楽しいシーン(ステージの華やかさ)と考えさせられるシーン(音楽業界の闇)が両立する映画。音楽ファンはステージのスターを観て満足します。しかし、肝心のスターたちの心はマンネリや人間関係で崩壊寸前。ディーナのスター性、ジミーのステージを楽しみながら、音楽業界のシリアスな事情を考えながら鑑賞するのがオススメ。ジミーの育ての親マーティー役のダニー・グローヴァー(『リーサル・ウェポン』『プレデター2』ほか)が音楽業界を支える役どころを好演。ステージ、トラブル、カムバックに注目の内容(個人的にはエディのジェームス・ブラウン風のステージのシーンが楽しかった。何度でも観たくなる場面)。好きなシーンを見つけて楽しむ映画です。

作品情報:各種資料より
ジェイミー・フォックスはエディー・マーフィとビヨンセが出演契約にサインしたと知ってカーティス役を演じることに決めた(他のキャストも決まるまで紆余曲折があった)
・実話にヒントを得て製作された映画であるが、実際の出来事との相違点も多い
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ダニー・グローヴァー:『刑事ジョン・ブック 目撃者』『リーサル・ウェポン』『プレデター2
(予告編:YouTubeより)

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