「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:マイケル・J・フォックス特集(3)「田舎町の喜び&火星人の奇襲」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」都会で成功を夢見る医者が田舎町の人たちと触れ合う『ドク・ハリウッド』、火星人が人類を攻撃しててんやわんやになる『マーズ・アタック!』を紹介します。

『ドク・ハリウッド』(Doc Hollywood)

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映画チラシ

1.ストーリー
都会に向かう医者が田舎町の人たちと触れ合い・・・。
(1991年公開)

2.キャスト
マイケル・J・フォックス(若い医者)
ジュリー・ワーナー(シングルマザー)
バーナード・ヒューズ(老医者)
ブリジット・フォンダ(町長の娘)
ジョージ・ハミルトン(美容外科医)

3.注目のシーン
①主役
医者のベン(マイケル・J・フォックス)は「カネ持ちになること」が夢。お金に苦労してきたらしく、それが「頑張る原動力」になっている。ロスで美容外科医になれば高収入でいい暮らしができる、ということで面接に向かおうとするが・・・。

②刑罰
ロスに向かう道を間違えたベン。ある田舎町で人ん家の柵を車で突っ込んでぶっ壊し。逮捕・有罪。ベンが医者ということで「32時間、病院で無料奉仕の刑」に処せられる。面接に間に合わないじゃないか、といった感じでベンはウンザリ。

③キャラ
町には老医者ホーグ(バーナード・ヒューズ)がいるが、町長を始めとする町の人たちは若いベンを熱烈歓迎。ベンはシングルマザーのルー(ジュリー・ワーナー)に引かれていき、人々から医者として感謝される存在になっていく。他に、ベンの車を修理する二人組、町長の娘(ブリジット・フォンダ)、ロスの美容外科医(ジョージ・ハミルトン)ら。

④笑い
ほのぼのした雰囲気の笑いを見せる映画。柵をぶっ壊すシーン&有罪判決、ベンと車の修理工のやりとり、ルーが鹿をハンターから守ろうとするシーンがユーモラス。

4.感想
人の価値観はそれぞれ。ある小さな町が舞台。カネ持ちになりたい若い医者。彼にとってはそんな小さな町は車で通り過ぎるだけ。そんな彼がそこで人々から感謝され、尊敬される喜びを得る。小さな町で「生きる喜び」を感じるベン、老医者、町長。その逆に町を出たいと希望する町長の娘。それぞれが自分の価値観に合った生き方をしようとする映画。ベンの「心境の変化」に注目。感謝される生き方も素晴らしいが、カネ持ちにもなりたい。都会を目指すのか、その町で暮らすことを選ぶのか。ベンの結論は? 町の人たちとの交流、人々の様々な価値観をのどかな雰囲気で描いた映画。ルーが静かな池で水浴びをするシーン、診察(深刻なケガもあれば、単なる悩み相談みたいな場合も)、老医者ホーグが「町での思い出」を語るシーンにも注目。もし自分が「ベン」だったら? と想像しながら観るのがオススメです。

(予告編:YouTubeより)

www.youtube.com

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『マーズ・アタック!』(Mars Attacks!)

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映画チラシ

1.ストーリー
火星人が地球人を総攻撃する。
(1996年公開)

2.キャスト
ジャック・ニコルソン(大統領)
ピアース・ブロスナン(教授)
ロッド・スタイガー(将軍)
ダニー・デヴィート(一般人)
マイケル・J・フォックス(TVレポーター)

3.注目のシーン
①主役
オールスター作品。有名スターが多数登場。火星人が地球に迫る。その対応にあたるアメリカ大統領(ジャック・ニコルソン)、高度な文明を持つ火星人に興味を持つ科学者のケスラー教授(ピアース・ブロスナン)、「(火星人に対しては)武力行使あるのみ」といった感じのデッカー将軍(ロッド・スタイガー)ら。TVレポーターのナタリー(サラ・ジェシカ・パーカー)とストーン(マイケル・J・フォックス)は火星人が到着するシーンを現場から実況中継。火星人に抵抗する一般人として元ヘビー級王者バイロン(ジム・ブラウン)、ちっこいオッチャン(ダニー・デヴィート)ら。

②悪役
とんでもないほど残酷で卑劣な火星人。突然キレたり、友好を語りかけたりしながら人類を攻撃。使う武器はおもちゃみたいだが、なかなか強力。宇宙船も防御装置が施されており、核攻撃を無力化。

③笑い
高度な科学を持つ火星人だが、弱点も。彼らが肉体的な弱さ・傲慢さを見せるシーンは滑稽であり、愚かさも感じる。この火星人は「愚かな人類」の比喩なのでは?

4.感想
1953年の名作『宇宙戦争』をコミカルにリメイクした映画。アメリカに無数のUFOが接近。アメリカ大統領を始めとする人たちが対応を協議。高度な文明を持つ火星人に興味を持つケスラー教授は彼らを丁寧にもてなすことを提案するが・・・。見た目が妙ちくりんな火星人に有名スターが次々にやられて犠牲になる映画。特にピアース・ブロスナンに注目。どんなときでもカッコいいブロスナンが悲惨な目に(有名スターはカッコいい役をやりたがるものだと思っていましたが、情けないほど悲惨な目に遭う役もやるんですね)。登場人物は他にも大勢。バイロンの別れた妻(パム・グリア)と二人の息子、大統領のファーストレディ(グレン・クローズ)、大統領広報官(マーティン・ショート)、愛国者ジョー・ドン・ベイカー)など。見せ場が充実。火星人が初めて地球に上陸するシーン、火星人の襲撃&武器、議会での大混乱、宇宙船への核攻撃、人類の抵抗&火星人の意外な弱点、ほか。スゴイ武器を持ってるけど肉体的には弱い、というのが宇宙人のパターン。銃を使わず、元ボクサーとパンチで戦う火星人も(火星にもバカな奴はいます。残酷な連中だからそもそも賢くはないのかも)。キャラクターと戦いの迫力を楽しむ映画(高画質で大画面で鑑賞するのがオススメ)。大勢のスターたちが悲惨な目に。生き残るのは?

作品情報:各種資料より
・ホテルが倒壊するシーンは廃業したホテルを実際に爆破して撮影された
(予告編:YouTubeより)

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