「鉄板映画：人気スター映画のブログ」刑務所に不思議な能力を持つ黒人の大男が収監される『グリーンマイル』、政情不安の国からやってきた男が空港から出られなくなってしまう『ターミナル』を紹介します。
『グリーンマイル』（The Green Mile)
１．ストーリー
刑務所の看守たちと「不思議な能力を持つ黒人の大男」の物語。
（1999年公開）
２．キャスト
トム・ハンクス（看守）
デヴィッド・モース（看守）
マイケル・クラーク・ダンカン（囚人）
３．注目のシーン
①主役
老人ホームでポールが昔を思い出すという形で過去が語られる映画。1930年代の大恐慌の時代。刑務所の看守ポール（トム・ハンクス）。大柄な黒人の囚人ジョン（マイケル・クラーク・ダンカン）を収監。二人の少女を殺めた罪。ポールはジョンについて独自に調査する。
②悪役
邪悪な看守パーシー。偉い人のコネで看守になった奴。囚人を死刑にするのが希望。凶暴な囚人ウォートン。何かを企む。
③キャラ
ジョンの不思議な特殊能力に驚く看守たち（デヴィッド・モースほか）。ジョンの弁護士。刑務所長とその妻。刑務所に住むネズミ。
４．感想
３時間を超える長い作品。「グリーンマイル」とは「（死刑囚が歩く）電気椅子への道」のこと。不景気な時代、人種差別、人間の残酷さなどがテーマ。不思議な能力を持つ黒人の大男ジョンが刑務所へ。自分自身の奇妙な能力に苦しみながらジョンは能力を発揮。そして看守たちが過ちを犯す。その「罪と罰」とは？ 「ジョン」というキャラ＆その能力で観客を引きつける映画。ジョンが不思議な能力を見せるシーン、電気椅子での処刑（公開で行われる）、人に懐くネズミ、悪意を持つ人間が受ける報い、少女殺害事件の真相が見せ場。楽しい映画ではありませんが、「人知を超えた不思議な出来事」に注目の名作です。
（予告編：YouTubeより）
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『ターミナル』（The Terminal)
１．ストーリー
政情不安の国からやってきた男が空港から出られなくなってしまい・・・。
（2004年公開）
２．キャスト
トム・ハンクス（男）
キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ（スッチー）
３．注目のシーン
①主役
ある目的のためクラコウジア（架空の国）からアメリカにやってきたナボルスキー（トム・ハンクス）。JFK空港に到着。しかし、祖国クラコウジアでクーデター。ビザを取り消され、パスポートを没収されてしまう。当面の処置として空港から食堂のクーポン、テレホンカードを支給されるが、英語ができないため一苦労。
②キャラ
空港にはいろんな人が。JFK空港の国境警備局主任フランク・ディクソン。「ナボルスキー問題」の対応に苦慮。「過去」がある清掃員のグプタ。空港スタッフのエンリケとドロレス。スッチーのアメリア（キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ）。
③笑い
空港から出られないナボルスキー。食堂のクーポンで一騒動。「カート返却」で25セントが手に入ることに気付き、ハンバーガーをゲット。塗装の仕事をやったり、「ヤギの薬」を持つ男をフォローしたり。
４．感想
おなじみ「もしも」のコーナー。「もしも・・・外国の空港に閉じ込められてしまったら・・・」、という作品。政情不安の国からやってきたナボルスキー。アメリカ到着。祖国でクーデター。パスポート没収。空港に軟禁。英語ができない（困った）。スッチーとトーク。いつ空港から出られるのか、とヤキモキ。その結末は？ 映画チラシのトム・ハンクスの表情からするとシリアスな悲しい映画のように思われますが、実際はコメディ。空港から出られなくなったナボルスキーがアレコレやらかすシーンが見せ場（カートから子供を無理矢理降ろす、ガラス窓にぶつかる、空港で職探し）。しかし実際こういう場合、空港から出られなくなってしまうのか、何らかの速やかな対応がなされるのか。本当にこういう扱い（空港に足止め）をされるのであれば笑えませんし、オーバーに描いてあるのであればコメディ作品として観ればよい、ということですかね？ それにしてもナボルスキーさんは英語覚えるの早いね。
（作品情報：各種資料より）
・空港は本物ではなくセット
（予告編：YouTubeより）
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