「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:キャスリーン・ターナー『シリアル・ママ』「完全にキレてる主婦」

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」普通の主婦が「プッツン」してしまうコメディ映画『シリアル・ママ』を紹介。ストレスいっぱいの主婦。息子を批判した教師、娘をふった男など「気に食わない奴」を次々に始末。

シリアル・ママ(Serial Mom)

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映画チラシ

1.ストーリー
普通の主婦がついにキレてしまい・・・。
(1994年公開)

2.キャスト
キャスリーン・ターナー(主婦)
サム・ウォーターストン(夫)
リッキー・レイク(娘)
マシュー・リラード(息子)

3.注目のシーン
①主役
ボルチモアに住む主婦ベバリー(キャスリーン・ターナー)。歯科医の夫、娘、息子の4人家族。一見、平穏な暮らし。しかし、スイッチが入るとベバリーは豹変。

②凶行
近所の主婦にわいせつなイヤガラセ(キッカケとなった出来事は大したことではなかったが、スイッチが入ったベバリーは誰にも止められない)。学校の数学教師、ゴミの分別をしない奴、娘の彼氏、トリ肉を食べる夫婦、レンタルビデオを巻き戻さない客、自分の犯行を目撃した奴を制裁。ストレスMAXのベバリー。その分、「夜の生活」はかなり激しい。

③逮捕
警察に追跡されるベバリー。ついに逮捕。裁判にかけられることになったが、ベバリーを「冤罪」だと信じるマヌケな証人たち、おバカな女優たちによってベバリーは「スター」扱い。そして判決が・・・。

4.感想
イラっとしたから、というただそれだけの理由で普通の主婦が「プッツン」しちゃう映画。「独自の基準」で許せない奴らを次々に始末。逮捕されるが、おバカな女優、陪審員、家族にフォローされて・・・。現実の凶悪事件に対する「世間の反応」を皮肉ったものなのか、それとも単なるコメディなのか。製作者の意図はよくわかりませんけれども、「これは実話である」とあるので笑えない部分もある映画。ただでさえ恐い表情のキャスリーン・ターナーがキレてますます「恐さ」がパワーアップ。主婦役だからなのか体がふっくらした感じのターナー。息子の友人を包丁を持って追いかけ回すシーンは本当にコワい(走り方にも注目)。「レンタルビデオを巻き戻さない客」は今のようなDVDの時代だったら犠牲になることもなかったでしょうね。「ベバリー」を鑑賞する映画。ベバリーの(どこか楽天的な)夫(サム・ウォーターストン)、マヌケなところをみんなに見られてしまうスコッティ(息子の友人)、「ゴミの分別」をしないオバハンにウンザリするゴミ収集車のおっちゃん(表情に注目)といったキャラもお見逃し無く。

(予告編:YouTubeより)

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