「鉄板映画：人気スター映画のブログ」若手のビリヤード・プレイヤーがプロの世界の厳しさを知る『ハスラー』、かつて「ハスラー」だった男が若いハスラーを指導する『ハスラー2』を紹介します。
『ハスラー』（The Hustler）
１．ストーリー
若手ビリヤード・プレイヤーがプロの世界で食っていこうとするが・・・。
（1961年公開）
２．キャスト
ポール・ニューマン（ビリヤード・プレイヤー）
パイパー・ローリー（女）
ジョージ・C・スコット（出資者）
ジャッキー・グリーソン（ビリヤード・プレイヤー）
３．注目のシーン
①主役
賭けビリヤードの世界に生きるエディ（ポール・ニューマン）。相棒と各地を周る日々。その道の世界で名高い「ミネソタ・ファッツ（ジャッキー・グリーソン）」と勝負。しかし、長期戦により精神に乱れが・・・。
②キャラ
どこか「ワケあり」な女サラ（パイパー・ローリー）。エディと組んで稼ぎたいゴードン（ジョージ・C・スコット）。ビリヤードのシーンだけではなく、彼らとエディとのやりとりも見せ場の映画。
４．感想
ポール・ニューマン主演のモノクロ映画。「賭けビリヤードの世界」に生きる男たちを描いた内容。「ハスラー」のエディ。腕はいいが、世の中にはもっと上手の奴が。大物と勝負。どんな結果になるか？ この映画で言うところの「ハスラー」とは「実力を隠して人からカネを巻き上げる奴」という意味。登場人物たちはまともな生き方ではない者ばかり。そのためロクな結果にならないという感じの人生（エディがチンピラに囲まれるシーン、バスルームでの悲劇ほか）。ビリヤード、人間関係、キャラ（冷徹な表情のゴードン、どこかしら人間味がある「ファッツ」ほか）に注目の映画です。
（作品情報：各種資料より）
・「ミネソタ・ファッツ」はルドルフ・ワンデロンという実在のビリヤード名人がモデル
・ビリヤードのシーンは役者本人が実際にプレイしている（撮影のためポール・ニューマンはビリヤードの特訓を受けた）
（予告編：YouTubeより）
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『ハスラー2』（The Color of Money）
１．ストーリー
かつて「ハスラー」だった男が若いハスラーを指導するが・・・。
（1986年公開）
２．キャスト
ポール・ニューマン（元ハスラー）
トム・クルーズ（ハスラー）
メアリー・エリザベス・マストラントニオ（女）
３．注目のシーン
①主役
かつて「ハスラー」だったエディ（ポール・ニューマン）。若いビリヤードプレイヤー、ヴィンセント（トム・クルーズ）と出会い、ヴィンセントをマネージすることに。武者修行の旅。「情けを見せるな」といった指導。しかし、次第にヴィンセントはエディの指示に従わなくなっていく。
②対決
年齢により衰えが来ているエディ（目の不調。メガネを新調）。カムバックし、アトランチックシティでの大会に出場。「エディ vs. ヴィンセント」。その結果に「勝負師のプライド」をいたく傷つけられ、ヴィンセントと改めて勝負。
４．感想
『ハスラー』の続編。ポール・ニューマン＆トム・クルーズの新旧スター共演。ヒロインはヴィンセントの女カルメン（メアリー・エリザベス・マストラントニオ。長い名前）。最初からかみ合わないエディとヴィンセント。所詮は詐欺師の「ハスラー」。人をダマしてカネを取る人間同士だから仲良くできるワケがない。ベテランと若手のギャップを描いた映画。ポール・ニューマンはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞（そんなにいい映画だったかな？）。クセのある連中ばかりの世界で「騙し騙され」の生き方をする二人の物語。彼らの運命は？ ビリヤードのシーン、キャラ設定（経験豊富なエディ、腕はいいが性格に難があるヴィンセント）が見せ場の映画です。
（予告編：YouTubeより）
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