「鉄板映画：人気スター映画のブログ」スパイが国際的犯罪者と手を組む裏切り者と対決する『ミッション:インポッシブル3』、スポーツ・エージェントの「仕事と恋愛」を描いた『ザ・エージェント』を紹介します。
『ミッション:インポッシブル3』（Mission: Impossible III、M:i:III）
１．ストーリー
スパイが国際的犯罪者と手を組む内部の裏切り者と対決する。
（2006年公開）
２．キャスト
トム・クルーズ（IMF）
ヴィング・レイムス（IMF）
マギー・Q（IMF）
ローレンス・フィッシュバーン（IMF局長）
フィリップ・シーモア・ホフマン（国際的犯罪者）
３．注目のシーン
①主役
スパイ組織「IMF（Impossible Mission Force）」のイーサン・ハント（トム・クルーズ）。今では現場を離れ、若手の指導を担当。ところが弟子であるIMFエージェントのリンジーが行方不明に。ブラックマーケットの大物デイヴィアン（フィリップ・シーモア・ホフマン）が関与している疑い。現場復帰したハント。リンジー救出の任務のため、メンバー（ヴィング・レイムス、マギー・Q他）を集める。
②悪役
デイヴィアン。「ラビットフット」なる危険物質を入手しようと企む。異常な性格の持ち主で、捕らえた人質の頭に小型爆弾を埋め込むのがいつものパターン。また、やられたら執念深く徹底的に相手をいたぶろうとするのも定番。
③アクション
ハントとデイヴィアンの対決が見せ場。リンジー救出作戦（銃撃戦、爆破、武装ヘリからのロケット攻撃）、バチカン潜入、橋の上での激戦（デイヴィアンを護送するハントらが襲撃される）、上海での一連の激闘（ビルに潜入するスカイアクション、カーチェイス、一対一の決着戦）。
④裏切り
内部に裏切り者がいるのがこのシリーズの定番。ハント、チームメンバー（ルーサー、ゼーン・リー、デクラン）、コンピューター担当ベンジー（サイモン・ペッグ）、上司マスグレイブ（ビリー・クラダップ）、IMF局長ブラッセル（ローレンス・フィッシュバーン）。この中にデイヴィアンと組んでいる者がいる。
４．感想
アクションがさらにパワーアップしたシリーズ第三弾。一線を退いて、しかも婚約したハント。これで幸せになれる、と思ったら、そうはイカのどんぶり。今回は謎の「ラビットフット」をめぐる争いと内部の裏切り者との対決がテーマ（「ラビットフット」は核物質か生物兵器か何かだと思われます。容器にそういう感じのマークが）。迫力のアクションが見せ場（特殊効果で「現実には不可能なアクション」を見せるシーンも）。しかしながら、「IMF」は裏切り者が多い（シリーズがこのまま続いたら最後はイーサンが「ひとりぼっち」になっちゃうんじゃない？）。ストーリーや演出にツッコミどころがありますが、シリーズおなじみ「変装マスク」が作られる過程、垂直に壁を駆け上がるシーン、シリーズ定番の「地面スレスレ」（この演出は最早ギャグ化しているような気が）、トムの走り方（妙に姿勢が良い）、インスタントカメラ（指令が入ってます）にも注目です。
（作品情報：各種資料より）
・製作費1億5000万ドル
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ローレンス・フィッシュバーン：『レッドブル』『マトリックス』
フィリップ・シーモア・ホフマン：『フローレス』『マネーボール』
マギー・Q：『ラッシュアワー2』『80デイズ』『ダイ・ハード4.0』
（予告編：YouTubeより）
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『ザ・エージェント』（Jerry Maguire）
１．ストーリー
あるスポーツ・エージェントが独立し、ビジネスを成功させようとするが・・・。
（1996年公開）
２．キャスト
トム・クルーズ（エージェント）
レニー・ゼルウィガー（パートナー）
キューバ・グッディング・Jr（選手）
３．注目のシーン
①主役
スポーツ・エージェントのジェリー・マグワイア（トム・クルーズ）。「スポーツ選手の代理人」として様々な契約を取ってくるのが仕事。「デカく稼ぐ選手」「犯罪を犯した選手」「ケガをした選手」などをフォローするが、選手で荒稼ぎしてスポーツ業界を荒らしているという非難を浴びることも。自責の念にかられ、ついに解雇されてしまった。
②独立
独立して心機一転。ドロシー（レニー・ゼルウィガー）と行動を共にするジェリー。アメフト選手のロッド（キューバ・グッディング・Jr）を各方面に売り込む。それが成功するにはシーズンでのロッドの試合ぶりが重要になってくるが・・・。
４．感想
トム・クルーズがスポーツ選手の代理人を演じるドラマ的な映画。エージェントが選手にとって良い契約を取るにはライバルたちとの激しい競争が（クライアントからの裏切りに遭うことも）。古巣に妨害されながらも選手や恋人の信頼を勝ち取っていくジェリー。ジェリーを信じるアメフト選手の運命は？ 変わった職業を扱った映画。ただ、結局のところ高額の契約金を取るのが目的なのであれば元の会社に所属したままでもよかったんじゃない？ という気もする。仕事が不調になれば女が男から逃げていくのも寂しい感じ。キューバ・グッディング・Jr（デ・ニーロと『ザ・ダイバー』で共演）が個性的なアメフト選手役で出演。マジメな内容の映画ですが、ジェリーが動揺してズッコケるシーン、女のパンチでKOといったユーモラスな演出もあります。
レネー・ゼルウィガー：『ふたりの男とひとりの女』『ブリジット・ジョーンズの日記』
ケリー・プレストン：『ツインズ』『ホーリーマン』『ラブ・オブ・ザ・ゲーム』
（予告編：YouTubeより）
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