「鉄板映画：人気スター映画のブログ」ヒトラー暗殺を狙うナチスの大佐を描いた実話『ワルキューレ』、普通の女性が秘密工作員同士の争いに巻き込まれる『ナイト&デイ』を紹介します。
『ワルキューレ』（Valkyrie）
１．ストーリー
ナチスの大佐がヒトラー暗殺を狙うが・・・。
（2008年公開）
２．キャスト
トム・クルーズ（大佐）
３．注目のシーン
①主役
ヒトラー時代のドイツが舞台。ナチスの大佐シュタウフェンベルク（トム・クルーズ）。チュニジア戦線で負傷して不自由な体に。ドイツでは「ナチスの非道な行為」に批判的なグループが台頭。シュタウフェンベルクはあくまで祖国に尽くす覚悟だが・・・。
②クーデター
予備軍参謀長に昇格したシュタウフェンベルク。反ヒトラー派のクーデターに参加。ヒトラーの本営地「狼の巣」で爆発。「ワルキューレ（非常事態に対応する作戦）」発動。しかし、反ヒトラー派は逆に追い詰められてしまう。
４．感想
実際に事件が起こった現場、史跡でロケされた本格派の作品（建物や車輌も当時の本物が使われた）。トム・クルーズが歴史上の人物を演じる実話モノ。史実ですので結末は映画を観る前からわかっていること。そのため、全編に漂う緊迫感、心理描写がこの映画の評価のポイントになっています。『スーパーマン』『ウォール街』『イエスマン “YES”は人生のパスワード』のテレンス・スタンプが出演。戦場のシーン、ナチス時代を再現したシーン（軍服など）、クーデター後のヒトラーと大佐の家族、が見せ場。キャラ設定（トムの眼帯姿）にも注目です。
（予告編：YouTubeより）
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『ナイト&デイ』（Knight and Day）
１．ストーリー
秘密工作員が最新式の電池を運ぶため空港で出会った女性を利用しようとするが・・・。
（2010年公開）
２．キャスト
トム・クルーズ（工作員）
キャメロン・ディアス（一般女性）
ジョルディ・モリャ（悪役）
ヴィオラ・デイヴィス（CIA）
３．注目のシーン
①主役
二大スター作品。トム・クルーズは謎の秘密工作員「ロイ」。最新式の電池「ゼファー」を持っているため、悪党たちに追われている。ロイが正義のキャラなのか悪なのか、が最後の方まで観客には謎になっています。キャメロン・ディアスの「ジューン」はロイに利用され、危険なことに巻き込まれてしまう役どころ。「いい女」ぶりに注目。
②悪役
ロイを追い回すのは同僚のジョン・フィッツジェラルド（ピーター・サースガード）。そして、この男と組む武器商人アントニオ・キンターナ（ジョルディ・モリャ）。強力な武器でロイ＆ジューンを襲う。
③キャラ
他に、「ゼファー」を開発したサイモン（ポール・ダノ）。CIA長官イザベル（ヴィオラ・デイヴィス）。ロイの実の父母。アントニオの手下たち（ロイに消されていく「やられ役」）。ジューンの元恋人（食堂のシーンに注目）。
④アクション
ロイ＆ジューンが襲われるシーンが見せ場の映画。飛行機内での撃ち合い、CIAに追われるカーチェイス、ブルックリンの工場での銃撃戦、南の島での空爆、オーストリアの列車内での戦い、ホテルでの襲撃、スペインでのカーチェイス＆「牛追い祭」、裏切り者との対決（悪党の最期にも注目）。
⑤笑い
アクションと同時に笑いの演出が入っている映画。襲われながらも笑顔で敵に応戦するロイ（ロイが銃を撃つと百発百中なのがちょっとギャグっぽくて楽しい）。ジューンはパニックになって銃を乱射。ジューンが眠らされている間にいろんな事が起こる、という演出もスパイ映画的な感じ。
４．感想
大変な値打ちがある電池をめぐる争いを描いた映画。ロイが秘密工作員であるため「誰が敵で味方なのか」というのもこの映画の見せ場。旅客機内での派手な撃ち合いにジューンが気付かないシーン、ロイが車のボンネットにしがみつく珍シーン（スティーブン・セガールだったら「こう見えても疲れまんねん」って言いそうなシーン）などアクションシーンをコミカルに描いているため見やすい映画になっています。アクション、美男美女の会話、ヨーロッパの町並み、ツッコミどころ。ストーリー展開が楽しい、見せ場が多い娯楽作です。
（予告編：YouTubeより）
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