アーノルド・シュワルツェネッガーが無敵の軍人を演じるハードなアクション映画(1985年公開)。敵を倒しまくるシーンが迫力。コミカルな演出も楽しい。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」
(あらすじ)
元軍人が娘をさらわれて救出しようとする
1.主役
元軍人ジョン・メイトリクス(アーノルド・シュワルツェネッガー)。軍を辞め、娘ジェニー(アリッサ・ミラノ)と山で静かに暮らしている。ジョンのかつての部下が次々に殺され、ジョンとジェニーも襲われる。
2.悪役
事件の黒幕はバルベルデ(架空の国)の元大統領アリアス。残酷な独裁者だったため、ジョンが率いる部隊によって大統領の座を追われた過去。ジョンに恨みを晴らし、かつ大統領に返り咲くため、ジョンに現大統領を暗殺させようとする。この男の部下には、ジョンのかつての部下ベネット(ヴァーノン・ウェルズ)、元グリーンベレーのクック(ビル・デューク)、よくしゃべる陽気なナンパ男サリー(デヴィッド・パトリック・ケリー)、ジョンを監視するエンリケ、など多数。
3.ヒロイン
こういう映画には「いい女」がつきもの。ジェニー役のアリッサ・ミラノがカワイイ。ジョンがアリアスにさらわれたジェニーを捜す中、全く関係ないのに事件に巻き込まれてしまうシンディ(レイ・ドーン・チョン)。車を壊されたり、男同士の壮絶な果たし合いを至近距離で目撃してビビったり。
4.アクション
娘を誘拐されて怒りに燃えるジョンが大暴れするシーンが見せ場。自宅に侵入した襲撃者との戦い&カースタント、旅客機から脱出、デパートでの乱闘、モーテルでのクックとの肉弾戦、ロケット弾で護送車が横転、アリアスの島での戦闘、など。
5.笑い
ハードすぎるため、逆に笑ってしまう映画でもあります。ジョンが一人で大勢の敵と戦闘。敵がいくら銃撃してもジョンには全く弾が当たらない(不思議)。ありえない強さ。他にも、調子コイてる敵に「ナメるな」と一言(そして始末)、サリーに「最後に○してやる」、旅客機内でスチュワーデスに「(手荷物は)コイツだけだ」、デパートでの乱闘(電話ボックス破壊、ターザンばりのジャンプ、ほか)、ガケから落とされるサリー、オンボロ水上機、ベネットとかいう奴(ジョンの挑発に乗ってしまう単細胞ぶり)、ほか。
6.ツッコミどころ
ジョンの住所を調べるために、アリアスの手下がジョンの部下を次々に始末するシーン(そんなことしなくても住所を調べるのは可能なような気がする)。シンディがロケット弾で警察の護送車を撃つシーン(かなりの重罪)。島での戦闘で建物などあちこちを爆破するジョン(もし、その建物に娘がいたらどうすんだ?)。アリアスの計画(ジョンに現大統領を暗殺させる作戦。うまくいくと思ってる?)。
7.やられっぷり
悪役がなかなかの魅力。モーテルでデカいジョンとクックが素手で戦うシーンはかなりの迫力。(お色気シーンを入れながら)ジョンとクックの激しい戦いが展開されるシーンに注目。ベネットは強いけど、ちょっと「おバカ」が入ってます(ラストの決着戦、ほか)。ガケから落とされるサリー、旅客機内でジョンに始末される監視役のエンリケ、黒幕のアリアス。彼らのやられっぷりの見事なこと。そのため、ハードな内容ながら、何度見ても楽しめる作品になっています。
8.とばっちり
サリーを追ってデパートへやってきたジョン。警備員から「不審者」扱いされてしまい、乱闘騒ぎ。「仕事」としてジョンを取り押さえようとする警備員たちだが、投げ飛ばされたり、サリーに撃たれたり。何も悪くないのに大被害に遭う警備員たち。でも、女の前でエエかっこしようとしていた。その罰が当たったのかもしれない。
9.役立たず
ジョンのかつての上官であるカービー将軍。山で静かに暮らすジョンに部下が殺されていることを知らせに。そのことでアリアスにジョンの住所を知られてしまう(ドジ)。アリアスの島での戦闘。一人で戦うジョン。戦闘が終わってから島に到着するカービー。ジョンに「軍に戻ってきてくれ」と頼むが、「断る」と言われてしまう。「ジョンが戦う映画」だから仕方がないのですが、この映画では、軍、警察、警備員が全く役に立たない。それどころか邪魔をする(給料泥棒?)。
10.軍放出品販売所
アメリカにはこんな店が。軍が使った中古品(?)を売る店。実に豊富な品揃え(100円ショップ「ダイ○ー」ばり)。軍服などは店内に展示されていますが、重火器類は別室。ちゃんとその場所を知っているジョンはせっせと銃を調達(窃盗罪)。それなのに、警官が来ていることに気付かないとは(意外にドジなメイトリクス師匠)。
(YouTube)
--------------------------------------
Amazonショッピングサイトへのリンクです。