「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『メジャーリーグ』「意地と気合いで勝てる?」

大リーグの弱小チーム「クリーブランド・インディアンス」が女オーナーにコケにされて頑張る妙な野球映画。チャーリー・シーンらが登場するツッコミどころでいっぱいのシリーズです。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

メジャーリーグ(Major League:1989年)
大リーグの弱小チーム「クリーブランド・インディアンス」(何か知らんけど「インディアンス」ってゆうたらアカンみたいね。インド人じゃないのに「インディアンス」とは何事か! などと言う人がおるんやろうね。コチラとしては別にネイティブアメリカンを差別する気はないです)。かつては優勝したこともある強いチームだったが、今ではすっかりポンコツ化。地元のファンもスッカリ諦めている有様。オーナーが急死。新オーナーはその未亡人で、かつてショーガールだったレイチェル(マーガレット・ホイットン)。クリーブランドが大嫌いな新オーナーのレイチェル。マイアミに球団を移せば「新しい球場」「高級マンション」「カントリークラブの会員権」がもらえるってんでワザとダメダメチームを編成し、チームを「不人気な最下位チーム」にしようとする。監督と選手がそんなオーナーに反発して大活躍しちゃう映画。しかしながら、やっぱりあり得ないストーリー展開。監督はタイヤ販売が本業のオッチャン、ルー・ブラウンジェームズ・ギャモン)。ピッチャーはノーコンで経験不足のリック・ボーンチャーリー・シーン)。変化球が打てないペドロ・セラノデニス・ヘイスバート)はブードゥー教の神様「ジョブー」を当てにする(呪術で打てるようになる?)。キャッチャーはヒザを痛めているジェイク・テイラートム・ベレンジャー)。飛び入り参加の「謎の男」ウィリー・メイズ・ヘイズ(誰やねん、コイツ:演 ウェズリー・スナイプス)。FA権を獲得して羽振りがいいロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)はケガを嫌がってテキトーにプレー(ゴルフの方が好きみたい)。どうです? こんなメンバーで勝てますか? しかもジェイクは元恋人リンレネ・ルッソ)と偶然に再会し、そっちにも全力投球。そんな残念な人たちが「レイチェルの企み」を知る。監督ルーはレイチェルの等身大パネルを用意して、選手に檄を飛ばす。宿敵「ニューヨーク・ヤンキース」とのプレーオフに挑むことになったインディアンス。2点リードされてしまうインディアンスだが・・・。

メジャーリーグ2(Major League II:1994年)
「あの選手たちが帰ってきた!」という感じのパート2。しかしながら、去年とは違う「クリーブランド・インディアンス」。変わらないのは監督ルー・ブラウンジェームズ・ギャモン)。大きく変わったのは「オーナー」。前作で選手らから嫌われたオーナーのレイチェル(マーガレット・ホイットン)が前作で三塁手を努めたロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)にチームを1億5000万ドルで売却。新オーナーとなったロジャーは大成功を夢見る(壮大な勘違い)。チームの助っ人としてジャック・パークマン(デヴィッド・キース)が加入。しかし、この男はめちゃナマイキ。チームメイトと全くソリが合わない。前シーズンで活躍した連中は調子コイて、また元の「ダメ野郎ども」に。キャッチャーのジェイク・テイラートム・ベレンジャー)はヒザが悪化。ピッチャーのリック・ボーンチャーリー・シーン)はスーツなんか着ちゃって「カッコつけマン」に。強打者ペドロ・セラノデニス・ヘイスバート)は仏教に目覚めたらしく、闘争心が無い状態。俊足ウィリー・メイズ・ヘイズウェズリー・スナイプスが降板してオマー・エップス)はB級アクション映画に出演して足をケガ(ドジ)。その結果、開幕戦からファンをガッカリさせてしまう不調ぶり(当然)。あせったロジャーはパークマンを売却し、日本からタカ・タナカ石橋貴明)を輸入。それでも不調の選手たち。ついにチームメイト同士で乱闘。一体チームはどうなるの?

メジャーリーグ3(Major League: Back to the Minors:1998年)
パート3はマイナーリーグが舞台。マイナーリーグのピッチャー、ガス・カントレル(スコット・バクラ)。年齢的な問題もあり、引退を考える。あのロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)がメジャーリーグ「ツインズ」のオーナーになっていた。旧知の仲ガスにツインズ傘下の3Aチーム「バズ(日本語訳で「ブンブンズ」)」の監督職をオファー。個性派がそろってはいるが、やっぱりマイナーらしいイマイチな「ブンブンズ」。外野手の「オヤジ」、元バレーダンサーのランス(ケンリー・ジョンソン)、ピッチャーのホグ(ジャドソン・ミルズ)とドク(ピーター・マッケンジー)、キャッチャーのルーブ(エリック・ブラスコッター)、双子の内野手ホアン・ロペス兄弟(トム・ディフィリッポ、テッド・ディフィリッポ)、スラッガービリー・アンダーソンウォルトン・ゴギンズ)などがいるが、どの選手も何らかの問題アリ。引退していたペドロ・セラノデニス・ヘイスバート)とタカ・タナカ石橋貴明)が復帰して「ブンブンズ」に加入。「ツインズ」は負け続き。イライラが止まらない監督ハフ(テッド・マッギンリー)。レストランでガスと取っ組み合い。互いに挑発し、ツインズとブンブンズの対戦が行われることに。その結果は?

まとめ
一応、パート1と2で話は完結。「3」はその番外編。コメディ映画なのでどこまでリアルに野球業界を描いているのかはわかりませんが、球団の経営、個性的な選手たち&彼らをまとめる監督、試合のシーンがユーモラスに表現されています。一作目がやっぱり一番面白かったかな? 続編はあまり評判がよろしくないみたい。日本人としては「タカ・タナカ」が登場するシーンには期待してしまうところ(ちょっとスベってたような気も)。チャーリー・シーントム・ベレンジャーが登場するのはパート1と2。デニス・ヘイスバート演じる「セラノ」、「ロジャー・ドーン」、「ハリー・ドイル(実況役:ボブ・ユッカー)」は三部作に全て出演。「タカ・タナカ」は2と3。ツッコミどころがいっぱいの映画。特に2と3に登場した妙な若手キャッチャー「ルーブ」とかいう奴。「ピッチャーに返球できないキャッチャー」なんているワケがない。いろんなキャラが登場するシリーズ。個人的には、イジワルなオーナーや個性的な選手たちに巧く対応する「監督ルー・ブラウン」が気に入っています。

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