「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『13日の金曜日』シリーズ①「危険なオバサン、ホッケーマスク、少年の反撃」

おなじみ「ジェイソン」が大暴れするシリーズ。やつけてもやつけても(なぜか)立ち上がる不死身のジェイソン。一作目から四作目『13日の金曜日 完結編』までを紹介します。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

13日の金曜日(FRIDAY THE 13TH:1980年)

(ストーリー)
クリスタルレイクのキャンプ場を再開しようとする若者たちが謎の人物に次々に襲われる。

(感想)
記念すべき(?)第一弾。次第にエンターテイメント化するこのシリーズ。一作目は犯人の正体が最後までわからないサスペンス風の内容。ホッケーマスクの大男は出てきません。その代わり「親切な感じのオバハン」が登場します。発端は1958年にクリスタルレイクのキャンプ場で起こった悲惨な事件。二人の若者が犠牲になりました。そして現在(1980年)の13日の金曜日。あのキャンプ場に向かう若者たち(ヤバイ)。過去の事件を覚えている町の人たちは「行くな」と警告するが・・・。キャンプ場で若者たちが次々に襲われるシーン(犠牲者役の中には当時若手だったケヴィン・あらびき・ベーコンも)、犯人の正体&その動機に注目の映画。犯人のやり口が異常なのも見せ場(わざわざ生存者をビビらせる残酷な「演出」をする)。犯人の正体がわからず、完全に恐怖に支配されてしまうアリス(エイドリアン・キング)。そこへ突然オバサンが現れる(何者?)。イカレた雰囲気のオバサン。ヤバイ雰囲気を感じ取るアリス。その結末は? 「ジェイソン」が暴れるのはパート2から。しかし後にジェイソンが登場するのを示唆するようなシーンもあります。

13日の金曜日 PART2』(FRIDAY THE 13TH PART II:1981年)

(ストーリー)
クリスタルレイクにやってきた若者たちが襲われる。

(感想)
あれから2ヶ月後。ヘンなオバハンを倒したアリスだが、その後、悪夢に悩まされ、何者かに襲われる(不思議な事件)。そして5年後。再びクリスタルレイクに「訓練センター」の若者が(なぜ、わざわざそんなところに行くかね)。次々と犠牲に(後ろから襲われる、など「志村、うしろうしろ」って言いたくなるようなシーンも)。犯人はジェイソン(でも本人は言葉を一切しゃべらないので「ジェイソン」なのかどうかわかりません)。果樹園っぽいヘンな袋をかぶって若者を襲う。ジニー若い女性)がチェーンソーとイスでジェイソンに抵抗するが・・・。続編の主役は「ジェイソン」。この作品からシリーズ化が始まり、「ジェイソンが暴れるのを楽しむシリーズ」となります(一作目はサスペンス風味のよくできたストーリーだった)。蹴られて倒れるジェイソン。この頃は比較的弱かった。ツッコミどころは、あんな悲惨な事件があったのにクリスタルレイクに集まる若者たち(馬鹿者たち?)。立ち入り禁止区域に入ったり、ふざけたり。そして襲われる。無防備な若者がやられるのは仕方がないかもしれませんが、警官までやられるのはいただけない。「妙なパワー」を持つジェイソン。ジェイソンに追われるジニーが車で逃げようとするがエンジンがかからない(ジェイソンの超能力?)。走って逃げるジニー。なぜか先回りしているジェイソン(瞬間移動?)。ジェイソンを油断させてチェーンソーで倒そうとするジニー(チェーンソーを使うのはジェイソンではなくジニー。『悪魔のいけにえ』の「レザーフェイス」と同じ凶器をジェイソンも使うと誤解している方も)。対決の結果は?

13日の金曜日 PART3』(FRIDAY THE 13TH PART III:1982年)

(ストーリー)
クリスタルレイクでジェイソンが若者を襲う(いつものパターン)。

(感想)
パート3は3D映画。映像が飛び出す仕掛け。キャストの表示も3D。迫力があるような無いような(「珍演出」という感じも)。主役のジェイソン。やられてもしぶとく復活(ダメージを受けても復活すればパワーアップ。『ドラゴンボール』のサイヤ人みたいだ)。そしてホッケーマスク入手。「世界一ホッケーマスクが似合う男」に。舞台もクリスタルレイク。八百屋夫婦がジェイソンに襲われる。クリスタルレイクにある実家に仲間と遊びに来たクリス(ダナ・キンメル:『テキサスSWAT』ではチャック・ノリスの娘を演じた美人さん)。他の登場人物はクリスの恋人、マリファナカップル、バカな悪ふざけをするシェリーとかいう奴、ヘンなチンピラ三人組ら。襲われる若者たち。車で逃げようとしてもエンジンが突然止まるパターン。ジェイソンと対決するクリス。クリスとジェイソンには過去に因縁が。どんな結末になるか? ダナ・キンメルがとってもステキな映画(「いかにも」って感じのアメリカ美人)。そしてホッケーマスク。後の作品ではボロボロになってしまうマスク。このパート3で入手したマスクを愛用し続けるジェイソン。結構、物を大事にする奴。

13日の金曜日 完結編』(FRIDAY THE 13TH - THE FINAL CHAPTER:1984年)

(ストーリー)
やられても復活するジェイソンがクリスタルレイクの森に帰ってくる。

(感想)
「完結編」とは名ばかりのシリーズ第四弾。子役時代のコリー・フェルドマンが登場。前作でオノを頭に食らったジェイソン。「死体」として病院に運ばれる。そして病院で暴れる(不死身のジェイソン。たぶん「ゾンビ」なんだと思う。少年時代に池で溺れた後、どうやって甦ったのか? それが語られるシーンは無かった)。そして再びクリスタルレイクで惨劇。やられるのは、デブチンなヒッチハイカー、みだらな若者たち。死なないジェイソン。勇気を持って立ち向かうトミー少年コリー・フェルドマン)。不死身のジェイソンとトミーの対決が見せ場。おねえちゃんたちがクリスタルレイクで泳ぐ「お色気シーン」もまた楽しい(かもしれない)。このシリーズ「あるある」な演出を盛り込んで製作された四作目です。

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