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鉄板映画:『13日の金曜日』シリーズ②「ニセモノ、雷で復活、超能力、NY」

おなじみ「ジェイソン」が大暴れするシリーズ。怪しいジェイソンが登場する五作目『新・13日の金曜日』から八作目『13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』までを紹介します。「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

『新・13日の金曜日(FRIDAY THE 13TH PART V: A NEW BEGINNING:1985年)

(ストーリー)
あの「ジェイソン」が甦った? 療養施設の人たちが次々に襲われる。

(感想)
青年になったトミー。(前作で)ジェイソンをぶっ倒したが、精神的に参ってしまう(ジェイソンの呪い?)。療養施設に入所することになったが、そこでも事件が。それをキッカケに次々に人が襲われる。やられるのは、二人組の男、ハイテンションなカップル、施設の入所者たち、黒人少年レジーの兄ちゃん(&恋人)、マヌケな親子(施設の入所者たちを毛嫌いする親子。なぜか顔がいつも汚れている)ら。再び戦うことになったトミー。敵はホッケーマスク男。ブルドーザーでぶっ倒されても起きあがるタフさ。逃げる相手に先回りする驚異的な瞬間移動(空を飛べるのか?)。戦いの結末は? 今回の主役はトミー(前作のコリー・フェルドマンではない別人)ですが、個人的には黒人少年「レジー」が気に入った(何か茶目っ気がある子。おじいちゃんから「聞かん坊(言うこと聞かない子)」なんて呼ばれる。不良な兄ちゃんにヘンに憧れるシーンもコミカル)。黒人少年、施設の美人おねえさん、対決シーン、ホッケーマスク男の正体、が見せ場です。

13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』(JASON LIVES: FRIDAY THE 13TH PART VI:1986年)

(ストーリー)
あのジェイソンが落雷で復活。再びクリスタルレイクを襲い、トミーと対決。

(感想)
有名ホラー映画の第六弾。ありえへん内容。前五作とは雰囲気がガラッと変わってエンターテイメント化。あのトミーが余計なことをやらかす。どうしても「ジェイソンへの不安」が消えないトミー。ジェイソンの遺体を燃やして完全に始末する計画。ジェイソンの墓を掘り返す。そこへ落雷が。目を覚ますジェイソン。完全復活。トミーの大ドジ、ミステイク。この男のせいで再び大勢の犠牲者が。最後はクリスタルレイクで「トミー vs. ジェイソン」。結果は? 何か楽しい雰囲気になっちゃってる六作目。「ジェイソンの復活」が荒唐無稽なのでマジメな作風にはしづらかったのだと思われます。トミー役は前作とは違う人(かなりのキャラ変。明るい人になってる)。犠牲になるのは、キャンプ指導員、カップル、サバイバルゲームを楽しむオッチャン、「ジェイソンなんて過去の事さ」などと言って「ジェイソンの恐怖」を甘く見る奴ら(そういう奴は「やられることになっている」のがこのシリーズ)。ジェイソンの暴れっぷり、犠牲になる(気の毒だけどマヌケな)人たち、戦いの結末、が見所です。

13日の金曜日 PART7 新しい恐怖』(FRIDAY THE 13TH PART VII: THE NEW BLOOD:1988年)

(ストーリー)
あのジェイソンが女の子の超能力で復活。再びクリスタルレイクを襲い、最後は超能力女と対決。

(感想)
有名ホラー映画の第七弾。ついに七作目(果てしなく続きそう)。フツーの人間では倒せないジェイソン。今回、最強の相手と勝負。前作でクリスタルレイクに沈められたジェイソン。つらい過去を背負う女ティナの「叫び」により、眠っていたジェイソンが甦る(アクシデントで死んだ父の復活を祈ったティナ。でも甦ったのはジェイソン。「お前じゃねーよ」とツッコミたくなるシーン)。カップルを襲うジェイソン。湖畔の別荘に遊びに来た若者グループも次々に被害に。最後は「超能力女」ティナとジェイソンの対決。どんな戦いになるか? 六作目では落雷、七作目では超能力でジェイソンが復活。シリーズを続けたい製作スタッフは考えたに違いない。「どんな形でジェイソンを復活させるか?」と。理由なんてどうでもいいですね。今回の見所は「超能力を持つ者同士の一騎打ち」。ティナがジェイソンを電線で感電させようとしたり(前作『13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!』で落雷により復活したジェイソンには電気ショック攻撃は通じない。少しビリビリしてたけど)、ガソリンをぶっかけてジェイソンを燃やそうとしたり(全くダメージを受けないジェイソン。ティナは逆に追い詰められてしまう)。ジェイソンはこのシリーズ「あるある」なパターンでティナをビビらせようとする。そんな二人の対決の結末に注目です。

13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ』(FRIDAY THE 13TH PART VIII: JASON TAKES MANHATTAN:1989年)

(ストーリー)
電気ショックで再び甦ったジェイソン。大型客船で暴れ回った後、ニューヨークに上陸。

(感想)
クリスタルレイクの怪物が大都会に登場するシリーズ第八弾。クリスタルレイクに沈むジェイソン。電気ショックで再び甦り、カップルを襲う。クリスタルレイクの高校生が船でニューヨーク見物に行くことに。ジェイソンも船に乗り込む(無賃乗船)。次々に乗員・乗客を襲うジェイソン(逃げてもジェイソンは先回りしている、というシリーズ「あるある」なパターンも健在)。何とかニューヨークにたどり着いた生存者たち。しつこくジェイソンは彼らを追う。その結末は? ニューヨークとジェイソンの組み合わせが興味深い映画。いつもは田舎の森で暴れるジェイソンが世界一(?)の犯罪都市ニューヨークへ。田舎者のジェイソンが大都会でどんな暴れっぷりを見せるか。犠牲になるのは、子育てに悩む船長、やんちゃな女子高生、ボクシングで鍛えている男子生徒、イヤミな教師、など。「ホラー映画」というより「アクション映画」の雰囲気がある第八弾。「チンピラ集団 vs. ジェイソン」「ボクサー vs. ジェイソン」「警官 vs. ジェイソン」「パトカー vs. ジェイソン」「食堂のデカい男 vs. ジェイソン」といったニューヨークでのジェイソンの戦いに注目の傑作です(個人的にはシリーズでコレが一番気に入っています)。

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